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今回のテーマは「脂肪の種類で体型が異なる!?皮下脂肪と内臓脂肪の違い」です。ぜひご覧ください。

ARTICLE THEMA脂肪の種類で体型が異なる!?皮下脂肪と内臓脂肪の違い

夏になるとどうしても薄着になることが増えるため、いつも以上に自分の体型が気になるものです。とくにお腹周りのたるみは、実年齢よりも老けて見えるだけでなく、洋服が似合わなくなったり、体の動きがにぶくなってしまったりすることも。最近太って来たかも…と感じたら、早めにケアしてあげることが大切です。

ここで気をつけたいのが、ひと口に脂肪といっても皮下脂肪と内臓脂肪とではその特徴や落とし方が違うということ。そこで今回は、皮下脂肪と内臓脂肪の違いについて詳しく解説していきます。

脂肪の付き方で体型は異なる!リンゴ型肥満と洋ナシ型肥満

肥満体型は、脂肪が体のどこにつくのかによって大きく「リンゴ型肥満」と「洋ナシ型肥満」にタイプが分けられます。では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

リンゴ型肥満

お腹周りや上半身を中心に太りやすいタイプのことで、男性に多いのが特徴です。食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が原因であることが多く、高血圧、糖尿病といった生活習慣病による脳卒中や心筋梗塞などのリスクも高くなります。

洋ナシ型肥満

お尻や太ももなど下半身を中心に太りやすいタイプのことで、女性に多いのが特徴です。生活習慣病を引き起こすリスクはリンゴ型肥満よりも低いものの、一旦ついた脂肪が落ちにくいとされています。

リンゴ型肥満の原因となる「内臓脂肪」とは

お腹、腰回り、背中など主に上半身が太りやすい「リンゴ型肥満」。男性や更年期を迎えた女性に多いタイプだと言われています。そして、このリンゴ型肥満は、腸間膜などの内臓の周りにつく「内臓脂肪」の蓄積が原因だとされています。

内臓脂肪は、本来は内臓を正しい位置に維持したり、衝撃から守るクッションの役割をしたりと体に必要なものなのですが、蓄積されすぎてしまうと糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化などの恐ろしい生活習慣病を引き起こす原因となってしまうことも。ちなみに、昔運動をしていたけれど現在はやめてしまった方やダイエットに失敗してリバウンドしてしまった方、食生活が不規則な方、タバコを吸う方、ストレスのある方などが内臓脂肪のつきやすいタイプだと言われています。

洋ナシ型肥満の原因となる「皮下脂肪」とは

下腹部やお尻、太ももなど主に下半身が太りやすい「洋ナシ型肥満」は、男性よりも女性の方が圧倒的になりやすいと言われています。そしてこの洋ナシ型肥満の原因と言われているのが皮膚の下につく脂肪「皮下脂肪」です。
比較的体の表面に近い部分につくため指でつまむことができ、外からは見えにくい内臓脂肪とは違って、皮下脂肪は体のラインに影響しやすいと言う特徴もあります。

本来は内臓を外部の衝撃から守ったり、エネルギーが足りなくなった場合の補助となったり、体温を保ったりと言う大切な役割があり、特に女性の場合は妊娠出産には必要不可欠なものです。ただし、皮下脂肪が蓄積されすぎてしまうと、体重が増加するのはもちろん、健康面でもさまざまなリスクが生じる可能性があります。ちなみに、日常的に食べすぎたり飲みすぎたりする傾向のある方や、慢性的な運動不足の方、代謝が悪く冷え性の方などが皮下脂肪のつきやすいタイプです。

内臓脂肪と皮下脂肪の落とし方

内臓脂肪と皮下脂肪、どちらも蓄積しすぎると肥満の原因となったり、さまざまな健康面でのトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。では、内臓脂肪と皮下脂肪はどのようにして落としたら良いのでしょうか。蓄積される部位が異なるわけですから、当然落とし方にも違いがあります。内臓脂肪と皮下脂肪の落とし方をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

内臓脂肪の落とし方

内臓脂肪は代謝が活発なため、皮下脂肪と比べて落ちやすい特徴があります。ポイントとしては、適切な食事制限と有酸素運動による燃焼を組み合わせることが大切です。

具体的には、野菜類や大豆類、海藻類、キノコ類などの「食物繊維」を豊富に含む食材を積極的に摂取すること。食物繊維は脂肪の吸収を抑える働きがあるため、食事の最初に食べるのもポイントです。また、糖質を制限するのも効果的で、特にご飯や麺類などの炭水化物の摂取を極力控えます。こうした食事制限にプラスして、内臓脂肪の燃焼に役立つ有酸素運動を行いましょう。おすすめは運動が苦手な方でも気軽にできるウォーキング。早歩きくらいのペースで1日30分以上行うのがポイントです。

皮下脂肪の落とし方

内臓脂肪と比べて落ちにくいとされる皮下脂肪。効率的に落とすためには、「カロリー制限+有酸素運動+筋トレ」の3つをセットに取り組むことがおすすめです。1日の摂取カロリーをおさえられるように食生活を見直しましょう。
皮下脂肪も有酸素運動を行うことで燃焼することができますので、スイミングやウォーキングなどを1日30以上行うことが大切です。また、有酸素運動による脂肪燃焼効率をあげるためには、先に筋トレを行うこともポイントです。筋トレをすることで脂肪燃焼を促進するホルモンが分泌されるため、その後の有酸素運動でより効果的に脂肪を燃やすことができるとされています。

内臓脂肪と皮下脂肪の特徴や違いをきちんと理解して、効率的なダイエットをしていきましょう。

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