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今回のテーマは「熱中症なったらどうするべき?まず実践したい応急処置の仕方」です。ぜひご覧ください。

ARTICLE THEMA熱中症なったらどうするべき?まず実践したい応急処置の仕方

一緒にスポーツを楽しんでいる際に、自分や仲間が熱中症になってしまったとき、どうすれば良いのでしょうか。熱中症は適切な処置をしないでいると、あっという間に重症化してしまい、最悪の場合には死に至ることもあります。

熱中症になってしまった時のために、どのように対処したら良いのか、あらかじめ正しい知識を身につけておきましょう。今回は、熱中症と思われる症状が現れた際の応急処置の方法について詳しく解説していきます。

熱中症の見分け方

熱中症の症状は人によってもさまざまで、はじめは軽症であっても時間とともに症状が変化して重症化してしまうこともあるため、早期に応急処置を行うことが大切です。では、熱中症かどうかを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか。熱中症の主な症状を詳しく見ていきましょう。

めまい、顔のほてり

気温が高い環境に長くいたり、直射日光に長時間当たっていると、血管が拡張して脳への血流が瞬間的に不十分になってしまったり、血圧が下がったりしてめまいや立ちくらみが起こる場合があります。人によっては瞬間的に意識を失ってしまうことも。また、顔が赤く熱っぽくなるのも熱中症の症状のひとつです。

筋肉のけいれん

大量に汗をかいたことにより、体内の水分と塩分のバランスが崩れてしまうと、足や腹部の筋肉にけいれんが起こることがあります。これも熱中症の初期症状のひとつです。

倦怠感や吐き気

体のだるさや吐き気といった症状は、いわゆる「熱疲労」と呼ばれるもので、熱中症のなかでも中度の症状です。

発汗異常

ふいてもふいても止まらずに汗をかき続ける場合や、反対に全く汗をかいていない場合も、熱中症にかかっている可能性があります。

高体温

体が明らかに熱っぽいと感じた時には、熱中症がかなり進行している可能性があります。放置して重症化すると、記憶障害や肝臓の機能不全などの後遺症が残ってしまったり、死にいたるケースもあるため、できるだけ早く医師の診察を受けなくてはいけません。

熱中症になってしまった時の応急処置

目の前に熱中症になってしまった方がいた場合、できるだけ早く応急処置をスタートすることが重症化を防ぐことに繋がります。では、実際に熱中症と思われる方に対して、どのような応急処置を行えば良いのでしょうか。応急処置で大切な3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

涼しい場所で休ませる

まずは熱中症になってしまった方をできるだけ涼しい場所に避難させて休ませましょう。クーラーの効いている部屋が望ましいのですが、屋外などでそのような場所がない場合には、日陰で風通しの良いところを探します。

衣服を脱がし、体を冷やす

熱中症の応急処置で大切なのは、とにかく上がってしまった体温を下げるということ。体内の熱が放出しやすいように着ている洋服は脱がせるか、ベルトやネクタイなどをゆるめて風通しを良くしましょう。

体に水をかけてうちわや扇風機などで風をあてることで、体を効果的に冷やすことができます。保冷剤や氷などが用意できる場合には、両脇や首、太ももの付け根などに当てて血液を冷やすことも有効です。

熱中症は時間とともに症状が悪化してしまうため、いかに早く体を冷やすかが大切です。救急車を呼んだ場合も到着をただ待つのではなく、体を冷やすことを続けましょう。

水分と塩分を摂取する

意識がはっきりしていて、こちらからの呼びかけにしっかりと応答できる場合には、冷たい水分を飲ませましょう。脱水症状を和らげるだけでなく、胃の表面から体の熱を下げる効果があります。ただし、大量に汗をかいている場合には水分と一緒に塩分も体外へ排出されてしまっているため、水分だけでなく塩分も補う必要があります。経口補水液やスポーツドリンクがおすすめですが、ない場合には水1リットルに対して1〜2グラムの食塩を混ぜたものを飲ませるのも有効です。

意識がはっきりしない場合や嘔吐の症状がある場合には、経口での水分補給は誤嚥の恐れがあるため避けた方が良いでしょう。その場合は、できるだけ早く病院へ連れて行き、点滴などを受ける必要があります。

こんなときはすぐに病院へ

熱中症というのは時間の経過とともに症状が変化していきます。大したことないと思ってそのまま放置していると、あっという間に重症化してしまうこともあるため、できるだけ早く適切な応急処置を施すことが大切です。特に、意識がない、水分補給ができない、応急処置を行なっても回復が見られないという場合には、迷うことなく病院へ行くようにしましょう。

熱中症になってしまった方がいた場合には、ぜひ上記の内容を参考にしてできるだけ早く応急処置をスタートしましょう。処置を早く行なうことで、後遺症を軽減できる可能性もあります。

また、気温や湿度の高い夏場にスポーツなどをする場合には、仲間同士でこまめな水分補給と休息をお互いに呼びかけて注意することも大切です。

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