見逃しがちな秋の花粉症 症状悪化の原因と対策とは?
このコラムでは、2024年の猛暑で雑草が増加し、それに伴い悪化する秋の花粉症について紹介しています。春の花粉症とは異なり、秋は喉に症状が出やすく、咳が続く場合は...
ARTICLE健康 コラム|記事
ベストパフォーマンスでは、ご提供する健康にまつわるコラムをご提供しております。
今回のテーマは「運動時における水分確保の必要性」です。ぜひご覧ください。
毎年春から秋にかけて、多くのアスリートが練習中、競技中に脱水症状、熱中症で倒れたというニュースが飛び込んできます。今回は選手たちの最適な水分量を保つためにどうすればよいのか説明したいと思います。
選手達が激しいトレーニングを行いながら最適な水分量(75%)を保つためには、まず十分な水分を摂ることが不可欠です。
高温化で激しいトレーニングを行った場合、汗による体内水分の損失は1時間当たり1~1.5ℓに達します。また、汗をかきやすい選手の発汗量は、1時間当たり2ℓを超えることもあります。
運動中の給水によって補給できる水分量はせいぜい1ℓなので、発汗による過度な水分損失と不十分な水分摂取が重なると脱水症状に陥るリスクは高くなります。
脱水症状に陥ると、身体の深部温度は39.5℃~40.0℃の範囲に達します。カラダは体温を平常温度に戻そうとする為、更にグリコーゲン分解が起こりエネルギーの消耗が激しくなります。また、筋肉が脱水状態になると筋グリコーゲンの利用率は16%低下するといわれ、運動機能の低下にも繋がります。つまり、身体がオーバーヒートしてしまい、パフォーマンスの低下を引き起こすばかりか、健康状態をもそこねてしまいかねません。
このように、長時間のトレーニングや激しい運動中に適量の水分を摂取することは重要であり、さらに脱水状態に陥らないためには、運動前に十分な水分をとり、体内が水で十分に満たされた状態(ハイパーハイドレーション)を作る必要があります。
一般的に市販されている清涼飲料水や電解水飲料を摂取すると、いったん体内に入った水分は主に大腸から吸収され、その後血管に吸収され、全体の血流量を増加させていきます。
しかし、急速に吸収されたこの水分は、すぐに汗や尿として体外に出されてしまいがちなのです。これは心管系内で感覚受容器が血流量の変化を感知し、次に腎臓が運動前に増加した水分に対応して、尿の排泄量を多くして血流量を通常レベルへ戻そうとする働きから起こる現象です。
つまり、重要なのは血管内の血漿にすることではなく、「血管外」すなわち細胞組織間の水分及び細胞内の水分として蓄積することが必要となります。そうすることにより汗や尿として排泄されてしまう水分量は最低限となり、体内に水分を長時間保持することが可能となります。
これを可能にする一つの水分補給方法が「グリセリンローディング」です。
この記事を見た人におすすめの商品
このコラムでは、2024年の猛暑で雑草が増加し、それに伴い悪化する秋の花粉症について紹介しています。春の花粉症とは異なり、秋は喉に症状が出やすく、咳が続く場合は...
このコラムでは40代50代の男性に向け、日焼け世代が抱えるシミやシワの問題を解説しています。シミが「老人性イボ」へと進行するリスクもあり、秋は治療に最適な季節で...
このコラムでは「秋バテ」の症状や原因、対策を紹介しています。夏の生活習慣が内臓を冷やし、だるさや消化不良などの不調を引き起こすため、温かい飲み物や入浴、運動で体...
このコラムでは、秋に多く発生する「寝違え」の原因と、その予防方法について紹介しています。具体的には、水分不足、体の冷え、枕の不適合、長時間のデバイス使用が寝違え...
このコラムでは、立秋を迎えても続く暑さによる疲れや体調不良を軽減する方法を紹介しています。ツボ押しや質の良い睡眠の重要性、気圧変化による頭痛対策などを通じて、秋...
このコラムでは、ストレッチの効果と日常的に取り入れるメリットについて紹介しています。柔軟性向上や筋肉の緊張緩和、姿勢改善だけでなく、特に夜に行うことでリラックス...
このコラムでは、毛細血管の「ゴースト化」を防ぐための生活習慣改善を提案しています。具体的には、重炭酸泉の活用、食生活の見直し、適度な運動が効果的で、これらを取り...
通勤や仕事の合間に3分間目を瞑るだけで、エネルギーを蓄え、疲労回復に効果的です。このコラムでは夏の暑さと疲労に対抗するための簡単な方法として、目を瞑ることをご紹...
円安の中でも手頃な旅行先としてバリ島を紹介。直行便や宿泊施設、食事、観光スポットの魅力を詳述し、リゾート感あふれる環境でのんびり過ごせる内容を紹介しています。...