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今回のテーマは「子供の勉強に対するやる気を引き出す環境づくり」です。ぜひご覧ください。

ARTICLE THEMA子供の勉強に対するやる気を引き出す環境づくり

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ゲームや遊びならいつでも喜んで取り組むのに、勉強となると途端にやる気を失ってしまう我が子にヤキモキ……なんてことは、親なら誰もが一度は経験があるはず。
学校に入ったら勉強は毎日のことですから、その度にガミガミ怒ることはできる限りしたくないと思うものです。そこで今回は、子供の勉強に対するやる気を引き出すための方法について説明していきます。

子供のやる気が出るときはどんなとき?

子供のやる気を引き出すためには、まず子供がどんなときにやる気が出るのかを知ることが大切です。では、子供はどんなときにやる気が出るのか、具体的に見ていきましょう。

やりたいことがみつかったとき

自分が興味を持って、「やってみたい!」と思えることに出会えたとき、子供は自ら努力するようになるでしょう。

目標を達成できる可能性があるとき

ゴールの見えないものや、最初からムリと分かっているようなことに対して頑張るというのは、大人でもなかなか大変なこと。クリアできそうな目標のほうが、やる気を出すことができるのです。そのため、「少し頑張れば実現できそう」というようなものから取り組み、達成感を積み重ねることがとても大切です。

人から褒めてもらえるとき

頑張ったことに対してしっかりと褒めてもらえるということは、子供のやる気を持続させる上でとても大切です。このとき、褒めるときには結果だけではなく、頑張った過程をよく褒めるようにしましょう。

目標達成のための手段が明確なとき

目標が決まっていても、それを達成するための方法が全くわからないのでは、頑張りようがありません。どうすればその目標を達成できるのか、具体的な方法を一緒に考えることで、子供のやる気が持続しやすくなります。

子供にやってはいけないこと

子供は大人が思った以上に親の言葉の影響を大きく受けてしまいます。そのため、親が何気なく言ったひと言が、子供のやる気を削いでしまうこともあるのです。子供のやる気を奪わないためにも、無責任な台詞は避けるよう心掛けましょう。

ほかの子供と比べる

「あの子はできるのに……」というように、ほかの子供と比較して自分の子供を評価することはやめましょう。子供自身の頑張りや、できるようになったことなどを褒めてあげることが大切です。

「〜しなさい」という命令口調

「早くしなさい」、「片付けなさい」、「勉強しなさい」などの命令口調を、普段の生活で使ってしまっている方は多いのではないでしょうか。「片付けてね」、「そろそろ勉強はじめようね」など、子供の自立の芽が育つのを妨げない言葉をかけることが大切です。

「だから言ったでしょ!」

失敗してしまったときや、思うような結果にならなかったときでも、その結果を責めるような言葉がけは厳禁です。「どうしてこうなったと思う?」というように、原因を考えさせることが大切でしょう。

子供のやる気を引き出すには?

ガミガミしからずに子供のやる気スイッチをONにするにはどうしたら良いのでしょうか。親が子供の立場になって考えてみると自然と答えが出てくるはずです。

例えば、?られるよりも褒められる方が嬉しいのは、大人も子供も同じです。書き取りの宿題がなかなか進まないときに、「まだ終わらないの? 一体どれだけ時間がかかるの?」と?るのではなく、「とても丁寧に書いてるね」と声をかけてもらった方が嬉しい気持ちになるでしょう。
子供のやる気を引き出すためには、親が上手な褒め方を身につけることが大切です。また、学校の宿題を子供任せにせず、親が一緒に学習計画を立ててみるのも効果的。小さな目標を設定して、楽しみながら勉強を進めていけるように工夫してみましょう。
そのほか、勉強に集中しやすい環境を作ることもお忘れなく。勉強中はテレビを消し、部屋を適度な明るさに保っておきましょう。受験シーズンには観葉植物を置くなど気分をリラックスさせる工夫をしてあげるのもおすすめです。
子供のやる気が出るかどうかは親力の見せどころです。あせらずゆったりと見守りながら、子供のやる気スイッチがONになるように工夫をしていきましょう。

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