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今回のテーマは「小学生のうちから塾通い?それって本当に必要なの?」です。ぜひご覧ください。

ARTICLE THEMA小学生のうちから塾通い?それって本当に必要なの?

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学年が上がるごとに、学習塾に通う子供が増えていきます。自分の小学校時代は塾に無縁で伸び伸び過ごしたという親御さんの中には、本当に塾通いは必要なのかな?と悩んでいる方もいるかもしれません。
小学生からの塾通いは、本当に必要なのでしょうか? その実態を探ってみます。

小学生が塾に通う必要は? 東大生の65%が、小学生時代に塾通い

東京大学新聞社が、現役東大生及び東大院生を対象におこなったアンケート(2014年に実施)によれば、東大生の65%が小学生時代に塾通いをしています。「東大を目指す子ならそれ位勉強するだろう」、または「別に我が子に東大まで望んでいない」と思う方もいるでしょう。でも注目すべきは、小学生時代に塾通いした東大生が答えた、次のアンケート結果です。

Q:(塾通いが)どの程度東大合格に役立ったか?の質問に対して

「進学塾」に通った人の約88%
「学習塾」に通った人の約73%
が「とても役に立った」「ある程度役に立った」と答えました。小学生時代の塾通いが、大学の合格に役立ったと言える、その理由は何なのでしょう?

小学生から塾に通わせるメリットは何?

小学生時代に進学塾・学習塾に通うことで、何が大きく変わるのでしょう。そのメリットは、概ね次の3つのポイントに集約されます。

勉強をする習慣が身につく

塾通いをする最も大きなメリットがこれ。塾へ通うことで、学校以外でも「決まった時間に勉強をする」習慣が身につきます。家での自学自習では、どうしても遊んだりTVを見たり、他のことをしがちです。塾ではきちんと一定の時間、集中して机の前へ座ります。この「学習習慣」が、中学生以降の勉強にも役立ちます。

基礎学力を高めることができる

小学校で教わることは、学習の基礎部分。ここをあいまいな理解のまま過ごすと、中高になって必ずつまずきます。特に算数・国語に関しては、小学校で学ぶ内容の重要性が認められています。学校で教わる内容に対し塾で予習や復習をプラスすることで、基礎をしっかりと理解できます。

いっしょに勉強をする仲間が増える

子供にとって「仲間」は、とても大きな存在です。自学自習ではマイペースでサボってしまう子供も、塾の仲間が横にいることでモチベーションを高く持てるようになります。仲間と良い意味で競い合うことで、レベルが上がっていきます。

小学生から塾に通わせるデメリットはないの?

それでは、小学生から塾に通うことのデメリットはないのでしょうか? 概ね次のような点がデメリットになっています。

習いごと&塾で忙しすぎる子供

「本人がやりたがるから……」と習いごとを増やした結果、下校から寝るまでの時間が分刻みスケジュールになってしまう子供がいます。いろいろなことに興味を持つ子供の場合は、どこかで方向を絞って、ゆとりの時間を作ることも大事です。

お金(月謝など)がかかります

塾の月謝は、何教科習うか、どんな指導方法(完全個別指導、個別指導、集団指導など)で習うかによってかなり幅がありますが、いずれにしても費用が発生します。中でも中学受験を視野に入れた進学塾の場合は、授業の他にも講習などがあり、高額になることもあるでしょう。

小学校から塾に通わせることにはメリット、デメリットがありますが、「学習習慣をつけること」と「基礎を確実に身につけること」は、この時期ならではの大きなメリット。塾に通うことが、子供の将来に有効なのは間違いないようです。

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