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今回のテーマは「カルシウムだけ摂取しても身長は伸びない!それはなぜ?」です。ぜひご覧ください。
「子供の頃から牛乳を飲まないと大きくなれないぞ」などとよく言われたものです。これは牛乳にカルシウムが多く含まれているイメージが定着しているからでしょう。でも実際はカルシウムだけを多く摂取したからといって身長が伸びたりすることはありません。今回はなぜカルシウムだけではだめなのか説明していきたいと思います。
甲状腺は、喉仏のすぐ下にある一対の内分泌器官です。この甲状腺から分泌されるホルモンが、骨の成長、脳の発達、酸素の消費、体温調節、コレステロールの代謝など重要な役目をしています。骨の発達には、コラーゲンやカルシウム、リンも大切ですが、甲状腺ホルモンが必要不可欠です。甲状腺ホルモンは、アミノ酸誘導体ホルモンとも言われ、アミノ基とカルボキシル基を含むアミノ酸をもととしているため、甲状腺ホルモンにはアミノ酸が最重要物質になります。
カルシトニンは、甲状腺C細胞から分泌され、パラトルモンは左右の甲状腺の裏にある上皮小体と呼ばれる組織から分泌されます。カルシトニンは骨に作用してカルシウムが血中に流れ出ないようにカルシウムの溶解を抑制し、血中のカルシウム濃度を下げます。パラトルモンは、腸に作用してカルシウムの吸収を増強するとともに骨のカルシウム溶解を促し血中カルシウム濃度を上げる働きもします。カルシトニンもパラトルモンもたんぱく性のポリペプチドホルモンです。
骨の発達には、アミノ酸を必要とする甲状腺ホルモンが不可欠になりますから良質なアミノ酸(タンパク質)を摂取することが重要です。しかしアミノ酸(タンパク質)は唯一体内で蓄えることのできない物質です。タンパク質は毎日壊され、そして作られます。1日で壊されるたんぱく質の量は、男性で1.2g/㎏、女性で0.8g/㎏です。60㎏の男性で72g、女性で48gが毎日失われます。その失われたタンパク質を毎日摂取することが大切ですが、量よりも質(構成しているアミノ酸比率)が重要です。
毎日、肉や魚そしてチーズや牛乳をよく食べているのでタンパク質は大丈夫と考えている方が非常に多いお思います。しかし牛、豚、鳥のタンパク質含有量は約20%、チーズが25%、卵が12%、大豆が35%、お米が6.8%と思われているよりも摂取できていないのが現状です。推奨されている1日の摂取量は、男性100g~150g、女性70g~100gが必要です。成長期のお子様、運動選手はさらに多めに摂取する必要があります。因みにタンパク質100gを摂取するには、ステーキで500g、白米では約10杯食べないと補給できません。また、タンパク質はアミノ酸比率が大切で、それをアミノ酸スコアと言います。牛肉で80、牛乳74、豆腐51、ホウレンソウ23、スピルリナ83です。
骨の成分は、コラーゲン、カルシウム、リンの結合組織です。コラーゲンは毎日200mgが破壊されています。カルシウムは骨に95%存在し、1日800㎎程度必要です。またカルシウムは、マグネシウムとのバランスが重要です。スピルリナは、骨の成分であるコラーゲンを作る際に必要なアミノ酸(グリシン、プロリン等)も豊富に含んでいます。また人間の体を構成しているアミノ酸は20種類ありますが、1つ欠けてもコラーゲンは造れません。
地球は、70%が海で30%が陸です。人間の体も70%が水分で30%が組成成分です。人間の組成成分比率は、タンパク質が65%で、この比率はスピルリナとよく似ています。人間は母親の胎内で海水と同じ成分(ミネラル、ビタミン類)の羊水の中で成長していきます。スピルリナは水前寺海苔の仲間で藍藻類で、30億年前から海で生息している螺旋形の藻です。不思議なことですが人間の組成成分に非常に類似しています。また骨の成長に欠かすことのできないミネラル、ビタミンを豊富に含んでいます。特に体が大きくなる、体が造られていく成長期にはバランスの良いミネラル、ビタミンが必要不可欠です。
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