秋の体調不良を癒す!アロマで始める心地よいセルフケア
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ARTICLE健康 コラム|記事
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今回のテーマは「脂肪は体のエネルギー!?脂肪が蓄積する原因と燃焼するメカニズム」です。ぜひご覧ください。
「脂肪」と聞くと、多くの方は「ダイエットの大敵」といったイメージを持つと思いますが、実際のところはどうなのでしょう。
脂肪というのは、炭水化物、タンパク質と並ぶ食物の三大栄養素のひとつ「脂質」のこと。私たちの体にとって重要な役割を持つ必要不可欠な存在で、不足すると疲れやすくなったり集中力が低下したり、さまざまな健康トラブルの原因となることもあるのです。そこで今回は、私たちの体にとって大切な脂肪の役割について触れながら、脂肪が蓄積する原因と燃焼のメカニズムについて勉強していきましょう。
脂肪というのは、前述したように炭水化物やタンパク質と並ぶ三大栄養素のひとつ「脂質」のことです。一般的に脂肪は体にとって不要なもの、ダイエットの大敵と言うネガティブなイメージを持たれがちですが、実は私たちの体にとって大変重要な役割を持っています。その主な役割について詳しくみていきましょう。
脂肪細胞や肝臓などに蓄えられた脂肪は、エネルギーの貯蔵庫だと言えます。私たちにとって最も主要なエネルギー源である糖質が、何らかの理由によって不足してしまった場合、蓄えられていた脂肪が必要なときに燃焼され、足りない分のエネルギーを補っているのです。
脂肪というのは熱伝導率が低いため、一度保った熱を逃しにくい性質があります。そのため、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられた脂肪は、体温を保持する役割があるのです。
脂肪には外部の衝撃から、内臓を守るクッションのような働きもしています。また内臓を正常な位置で支える大切な役割もあるのです。
脂肪には食事から直接摂取するものと、食べ過ぎて余ってしまった炭水化物などから体内で作られるものがあります。そしてこれらの脂肪は貯蔵庫の役割を果たす「脂肪細胞」に中性脂肪として蓄えられるのです。
この中性脂肪は、グリセリンに3分子の脂肪酸が結合した「トリグリセリド」とも言われ、そのままの状態ではエネルギー源として燃焼することはできません。脂肪が燃焼するためには、脂肪分解酵素であるリパーゼによって、まず中性脂肪がグリセロールと遊離脂肪酸に分解されなくてはいけないのです。
分解された中性脂肪のうちグリセリンはエネルギーとして利用されますが、遊離脂肪酸はエネルギーとして使われて余った分が再び肝臓へ送られて中性脂肪として蓄えられてしまいます。この貯蔵量が過多になると、贅肉が増えて肥満体型になってしまうのです。
私たちが生きていくためのすべての活動には、エネルギーが必要です。このエネルギーはキロカロリー(kcal)の単位で表されることから「カロリー」とも呼ばれていて、私たちは食物を摂取することによってこれらのエネルギーを得ています。
普段の食事から摂取しているさまざまな栄養素のうち、エネルギーの源となるのが「三大栄養素」と呼ばれる炭水化物とタンパク質と、そして脂質の3つです。
では、それぞれの栄養素は私たちの体のなかでどのくらいのエネルギーに変わるのでしょうか。1gあたりのエネルギー量を見てみると、脂肪が9kcal、タンパク質が4kcal、炭水化物が4kcalとなっていて、脂肪が作り出すエネルギーは他の栄養素と比べて最も高いことがわかります。例えば、見た目にはそれほどボリュームがない料理でもカロリーが高いものは、脂質の割合が多い可能性があるのです。
脂肪は私たちが生きていく上で欠かせない大切なエネルギー源ですが、摂取する量が消費される量よりも上回ってしまうと、余った分が体内に蓄積され続けて次第に贅肉へと変わってしまいます。例えば、日常的に脂肪分の多い食事を消費カロリー以上に摂取していたり、脂肪を消費するための運動が慢性的に不足していたりすると、脂肪が蓄積しやすくなってしまうのです。
では、一旦蓄積されて贅肉となってしまった脂肪は燃焼できないのかというと、必ずしもそういうわけではありません。まずは脂肪の蓄積をこれ以上増やさないために、摂取したエネルギーが消費エネルギーを上回らない状態を維持すること。簡単に言うと、食事制限によって摂取カロリーを減らし、運動によって消費カロリーを増やすことを同時に行うのです。
また、脂肪はリパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素によって脂肪酸とグリセロールとに分解されなければ燃焼されません。リパーゼは、交感神経を刺激するホルモンによって活性化されますが、このホルモンは運動することによって脳から分泌されるとされています。そのため、蓄積された脂肪を燃焼するためには、食事制限に加え運動が必要になるというわけです。
私たちの体のなかで重要な働きを持つ脂肪。上記の内容を参考にして、脂肪が蓄積する原因と燃焼のメカニズムをきちんと理解し、上手に脂質と付き合っていきましょう。
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