春の不調を乗り越える(前編)
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ARTICLE健康 コラム|記事
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今回のテーマは「子供の健康を考えたおやつ選びのコツとは?」です。ぜひご覧ください。
「おやつ=お菓子」というのが当たり前の時代ですが、本来おやつというのは、「3時に食べる食事」というぐらい、幼児期の子供にとっては大切なものです。子供の健康を考えたとき、甘いチョコレートやしょっぱいスナック菓子ではなく、どんなおやつを選ぶのが理想的なのでしょうか。今回は、おやつの目的と理想的なメニューについて詳しく紹介していきます。
2歳頃になると、子供たちはほとんど大人と同じ食べものを食べられるようになります。とはいえ、子供の胃袋は大人と比べてまだまだ小さいため、一度にたくさんの量を食べることができません。そこで大切になってくるのがおやつです。1日3回の食事で取りきれなかった成長や運動量に見合った食事を、午後のおやつによって補っていきます。ですから、この時期は「おやつ=お菓子」という考えを捨てて、「おやつ=昼食と夕食の間の食事」と考えるのが理想的なのかもしれません。こうした栄養面での必要性以外にも、おやつには心を休ませるという目的もあります。子供というのは活発に動き回るものですから、おやつの時間にゆったりとした時間を過ごすことで、疲れをとり、気分をリラックスさせるのです。
子供にとっておやつというのは、成長に必要な栄養を補うためのものですから、何を食べさせるのが良いのかしっかり理解しておくことが大切です。ポイントは、
・ 栄養とカロリーのバランスが取れていること
・ 夕食に響かない程度の適度な満腹感を得られること
・ 準備の時間がかからない手軽なものであること
の3つです。子供の食欲は正直ですから、本来はお腹が減っていなければ食べたがらないのが普通です。ところが、しょっぱい味付けのスナック菓子や甘ったるいお菓子などは、食欲に対する感受性を鈍くしてしまうため、お腹がさほどすいていなくても食べ過ぎてしまうことがあります。おやつも大切な食育の一環と考え、できるだけ子供の成長に役立つものを、時間を決めて与えることが大切です。
「おやつ=食事」と考えるのなら、子供のおやつに最もおすすめなのはおにぎりと水です。おにぎりなら、ご飯を日頃から冷凍しておけば簡単に作ることができますし、自然な満足感を得ることもできます。添加物や糖分、塩分の心配もいらない魅力的なおやつだと言えるでしょう。また、さつまいもやトウモロコシ、果物のように天然の甘み成分を含んだものや、干し芋、干し柿、干しぶどうのように天日干しすることで栄養価のアップしたものも、不足しがちな栄養分を補うことができるため、子供のおやつにはおすすめです。
おやつには本来しっかりとした目的があるため、栄養のバランスを考えて食べさせたいものです。とはいえ、友だちの家ではスナック菓子を食べることもあるでしょうし、子供が食べたがることもあるはずです。そんなときには、頑なに禁止するのではなく、「たまのお楽しみ」というふうに考える柔軟さもお忘れなく。
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