見逃しがちな秋の花粉症 症状悪化の原因と対策とは?
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今回のテーマは「立ち仕事における腰痛の原因と予防法、解消法」です。ぜひご覧ください。
長時間の立ち仕事をしていると腰が痛くなってくる……という症状に悩んでいる人は少なくありません。今回は腰痛の原因と予防法、解消法など、立ち仕事をしている人がこれ以上、腰痛を悪化させないために知っておきたいあれこれをご紹介します。
そもそも立ち仕事で腰痛が起きるのはなぜなのでしょう。最も多い原因は立っているときの姿勢に問題があるケースです。実は正しい姿勢を保って立つことができれば、腰に対する負担はそれほどかからないといわれています。むしろ、座っている姿勢のほうが腰への負担は大きいのです。
では、どんな姿勢で立つのが悪いのかといえば、重心が左右の足のどちらかに偏っている立ち方と、猫背がその代表です。正しくない姿勢のまま長時間過ごしていると腰周辺の筋肉や筋膜に負担がかかって凝り固まってしまいます。固まった筋肉が痛くなると腰の一部が痺れたように感じることがあり、それをかばおうと姿勢がまたおかしくなって他の筋肉や関節まで痛くなります。また、重心がずれた格好や猫背を続けていると骨に影響が出て、骨盤や背骨がゆがんでしまうこともあります。
こうした腰痛を予防するには、まず正しい姿勢をとることを意識しなければなりません。自分の姿勢が一番よくわかるのは、大きな姿見などの前でごく自然に立ってみて、その様子を観察することです。チェックポイントは両足に均等に体重がかかっているか、どちらかの肩が落ちたり、首が傾くことがないか、きちんと背筋を伸びているか、などです。修正するときは軽く顎を引き、頭のてっぺんが真上に引っ張られるイメージも持ちましょう。ちゃんと正しくまっすぐに立つことができたら、仕事中もその姿勢をキープするよう心がけます。
ほかには、正しい姿勢をとりやすい、自分に合った靴を履くことも効果的です。女性の場合は接客などでヒールを履いていると、つま先立ちの姿勢になるのでこれが腰痛を引き起こすことがあります。可能ならヒールのない靴を履く、それが無理でも適切な高さのヒールの靴を履くようにします。また、一般的な靴は靴の専門家であるシューフィッターに相談し、自分の足にぴったりと合った靴を選べば、バランスがとりやすくなって姿勢もよくなります。
前日の腰痛が残ってしまっていると、立ち仕事をしているうちにすぐにまた腰が痛くなり、つらい思いをすることになります。腰痛を解消するには、仕事中でもなるべく時間を見つけてストレッチをすることです。立ったまま足を肩幅程度に開いて手を腰骨の少し下にあて、膝は伸ばしてつま先は前に向けて、背筋を伸ばしたまま上半身を真横にぐっと倒してみましょう。腰にあてた手で腰を押すようにしながら、このストレッチを左右行います。休憩時間には腰に手をあてて後ろに反るなどの動きも取り入れて、無理しない範囲で腰の付近の筋肉や筋を伸ばしておきましょう。
腰痛に効くツボを覚えて押すのも効果的です。手の甲には、人さし指と中指、小指と薬指の骨の分かれ目の各中央に腰腿点(ようたいてん)という腰痛に効くツボがあります。また腰には、背骨の左右に腎兪(じんゆ)と志室(ししつ)というツボがあって、ここを親指で押しながら軽く揉むのも腰痛に効果があります。正確にツボがわからなくても、腰の周辺をいろいろと押してみて痛いところがあれば、そこを軽く押したり揉んでみると腰痛が緩和される可能性があります。
ほかには、腰痛ベルトやコルセットを付ける方法もあります。ただし、これらは負担がかかる筋肉をサポートするためのものなので、常に使っているとだんだん筋肉の力が弱くなって、逆に腰痛がひどくなる場合もあります。腰に負担がかかる作業をしなければならないときなど、必要に応じて装着するようにしたほうがいいでしょう。
腰は一度ひどく痛めてしまうと、それが癖のようになってしまうことがよくあります。まだたまに痛む程度であれば、上記を参考に正しい姿勢をとり、ストレッチなどを実践することを心掛けてください。
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