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ARTICLE健康 コラム|記事
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今回のテーマは「マラソンに歴史あり!古代ギリシャから現代日本までの長い道のり」です。ぜひご覧ください。
マラソンは一体いつから始まった競技なのでしょうか。そのルーツを探ると、なんと紀元前490年にまで遡ることに……!? 現代の日本におけるマラソン人気にまで連なる歴史のエッセンスを、ざっくりとご紹介します。
マラソンという言葉はギリシャの地名「マラトン(Marathon)」から来ています。紀元前490年、フェイディピデスというギリシャ軍の兵士が、「マラトンの戦い」での勝利の報告をするため、アテナの町まで約40kmの距離を走りました。フェイディピデスは城門にまでたどり着くと、「我が軍勝てり!」と叫んで倒れ、そのまま絶命したと伝えられています。
この故事が由来となって、1896年にアテネで開かれた第1回オリンピックで、マラトンからアテネ・パナシナイコ競技場までを走る長距離走が生まれました。これがマラソンのはじまりです。ちなみに、Marathonを英語読みするとマラソン(マラサンに近い発音)となります。
マラソンが42.195kmを走る競技となったのは、その後、ロンドンで開かれた第4回オリンピックがキッカケでした。この大会では当初、41.843kmを走る予定だったのですが、イギリス王妃のアレクサンドラ・オブ・デンマークが「スタートはウィンザー城の庭で、ゴールはロイヤルボックスの前で見たい」とわがままな注文をつけたため、距離が延長されて42.195kmになったと言われています。そして、この出来事をもとに距離が正式に統一されたのは、第8回のパリ・オリンピックからでした。
その後、1966年のボストンマラソンでは、それまで男子のみが行っていたマラソンに、女子が主催者に隠れて走るという出来事が起こります。その後のマラソン大会でも競技に参加する女子は後を絶たず、1972年にようやく初めて女子の参加が正式に認められることになりました。オリンピックで女子マラソンが正式種目となったのは、意外と最近とも言える1984年のロサンゼルス・オリンピックからのことです。
日本でのマラソンの歴史を遡ると、1909年、明治42年3月21日に初めての大会が開催されています。神戸市兵庫区の湊川埋立て地から、大阪市の西成大橋(現淀川大橋)までの距離約32kmを走る、その名も「マラソン大競争」という大会でした。
オリンピックに日本が初めて選手を送り込んだのは、1912年の第5回ストックホルム・オリンピックです。日本がオリンピックに参加したのもこれが初めてでした。
その後、1964年の東京オリンピックでは円谷幸吉が銅メダルを獲得、4年後のメキシコ・オリンピックでは君原健二が銀メダルを取り、日本中を大いに湧かせます。
また、東京オリンピックではエチオピアのアベベ・ビキラがマラソン初の2連覇を成し遂げるとともに、世界最高記録を出したことも大きなニュースとなりました。これらを契機に、日本におけるマラソン人気は急上昇していくことになります。
日本マラソンの黄金時代といわれる時代がやってきたのは、1970年代後半頃からです。宗茂・宗猛兄弟、瀬古利彦、伊藤国光、中山竹通、谷口浩美、高岡寿成などが活躍し、中でも谷口選手は1992年のバルセロナ・オリンピックで金メダルを獲得しました。
女子マラソンも大きな躍進を見せていきます。大島めぐみ、有森裕子、高橋尚子、野口みずきといった選手が数々の世界大会で好成績を残していきます。2000年のシドニー・オリンピックでは小出義雄監督の指導のもと、高橋尚子が金メダルを獲得。続く2004年のアテネ・オリンピックでは野口みずきがまたもや金メダルに輝くという快挙を成し遂げました。
マラソンは大きな大会が開かれるたびに日本国内で注目を浴び、現在でも競技として大きな人気を博しています。一方でアマチュアの間にも走ることが浸透し、市民マラソン大会や都市型マラソン大会が盛んになっていきました。競技ランナー、一般ランナーともにマラソンに親しむ人が増え、今後もますます新たな盛り上がりを見せていくでしょう。
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