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疲れがとれなくなってしまう、夏の不眠について

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暑くなってきて、夜も暑くて寝てもしばらくすると起きてしまったり、寝付けないなどということがあります。疲れすぎてかえって眠れないというのはとても辛いものですよね。懸命に寝ようとしてもかえって眠れなくなって焦ってしまうこともあります。
夏の睡眠トラブルの解消方法を状況別に知ることで、この中に原因がありそうだったら試してみるのもいいとおもいます。
暑い夏を乗り切るためには大事な睡眠ですから、不眠を解消しましょう。

睡眠とは

よく人は人生の3分の1は寝ていると言われ、体にとって睡眠はとても大事なのです。寝ないと心や体に悪影響が出てきてしまいます。
人は寝ることによって

・脳を休ませストレスを解消できる
・体の成長
・体の修復
・病気の予防
・記憶の整理
などという、大事なこと体の中で行われるのです。

不眠の原因と解消方法

・体温調節

夏の不眠原因として一番に挙げられるのが、体温調節です。
人は体温が高くなったところから、徐々に低くなっていくことで眠くなってきます。
冷たいものばかり食べたり飲んだりして体の内側が冷えた状態になっていると、体温が上がらないので徐々に下がるということができません。
この冷えた体の体温を上げておき、徐々に下げるためにいいことが「入浴」になります。
夏は暑さからシャワーのみで過ごしがちですが、入浴してしっかり体を温めることでお風呂から出た時に徐々に体温が下がるので自然と眠くなるのです。
この時に気をつけたいことが、お風呂から出た時の冷房温度です。
お風呂から出て、思いっきり冷えたエアコンの部屋に入るというのは気持ちがいい!と思いますが、これをすると徐々に体温を下げるということにはなりません。
お風呂から出てもしばらくの間は、少し汗が出てくるくらいの冷房温度に上げておいたほうが、汗をかきながら徐々に体温を下げることができるので、眠りに入りやすくなるのです。
寝る前の1時間くらい前にお風呂に入るのがいいと言われているのは、このように体の温度を徐々に下げていき、自然な眠を誘う時間が必要だからです。

・朝日を浴びる

朝起きた時に太陽の日を浴びることが、とても大切な不眠対策と言われています。
しかし、夏はいろいろなイベントも多く、ついつい夜遅くまで起きていることが多くなりがちです。
睡眠のゴールデンタイムは22時から2時と言われており、この時間に眠ることが大事と言われています。
この時間を寝るということは自然と早起きになり、朝日を浴びることができるわけです。

・食事に気をつける

暑い日は仕事帰りのビールなどのアルコールは美味しいですよね。
眠りのために飲まないで!とは、お酒が好きな人には難しいから、時間だけ気にしてみるのがいいかもしれません。
寝る2〜3時間前にはアルコールを止めることがいいと言われています。
しかし、そのあと冷たい飲み物を飲み続けたら同じことなので気をつけたいところです。

しっかり眠れることで、夏の疲れもかなり軽減できますので、まだまだ暑い日が続きますので、疲れを翌日に持ち越さないようにうまく眠れるようになるといいと思います。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。

スポーツ後の汗かぶれ大丈夫ですか?

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通勤の時、スポーツの時など、暑い時に汗をかきます。
その汗が原因で肌トラブルになってしまうことがあるのをご存知ですか。
汗は体温調節のために必要なものですが、その汗の対処の仕方が問題なのです。

これから気温が上がるともっともっと汗をかくようになります。体の中でも皮膚の柔らかいところが赤くヒリヒリするような感じや、痒くなってしまうような汗かぶれによるトラブルが多くなります。トラブルになってしまう原因や、ならないようにする方法を知って対処しましょう。

◎汗の役割

その汗の成分は、ほとんどの99%が水分で残り1%に塩分やミネラル、タンパク質などが含まれています。
体が体温の上昇を感じると体全体の汗腺から汗を出し、皮膚表面を冷やして体温上昇を防ぐ役割をするのが汗の役割です。
体の中の汗腺は2種類あります。

・エクリン腺(体全体にあり、体温調節の汗を出すところです)
・アポクリン腺(体の部分的な場所に存在し、体温調節以外に、においの元になる成分が含まれています)

ほとんどの汗はエクリン腺からでるもので臭いもないのですが、このかいた汗を放っておくことで、雑菌と混ざって臭いやかゆみになることがあります。

◎汗疹(あせも)と汗かぶれ

汗をたくさんかく時に、汗腺が皮脂などで詰まっていると起こるのが、汗疹(あせも)です。
大人の場合の問題は汗疹だけではなく、汗をかくとハンカチやタオルなどでゴシゴシ拭いたり、汗をかくことで必要以上にシャワーを浴びてボディソープなどで洗い過ぎてしまったりすることで、肌の表面の肌バリアの機能が失われてしまいます。
バリア機能が弱っているところにまた汗をかき、ハンカチなどでゴシゴシふいたりする事で、皮膚表面にごく小さい傷がつきます。そこにまた汗をかく事で、その部分がヒリヒリとした痛みになってしまいます。
さらにその傷の部分はかゆみを伴ったりするので、痒みがさらなる痒みを呼び、どんどん悪化してしまうのです。
この状態を繰り返す事で、かぶれを起こしてしまいます。ここまでくると自己判断するよりも、医療機関に行くことをすすめます。

◎汗かぶれを防ぐ方法

○汗のふき方

汗をかいた所をふく時には、タオルやハンカチなどでゴシゴシふくことをやめましょう。
アウトドアやスポーツをしているような長時間汗をかくような時は、強めにふいていないつもりでも、同じ場所を何度もふくことになり、それはゴシゴシふくことと同じの強めな刺激になってしまいます。
ゴシゴシとこするようなふき方をせず、ハンカチやタオルなどで押さえて吸わせるようなふき方をしましょう。
濡らしたタオルなどで、汗を優しく押さえてふくようにすることもオススメです。

○保湿

肌バリア機能が失われると外部の刺激を受けてしまうので、1日に何度もシャワーを浴びるような場合は、ボティーソープなどの使い方に気をつけて、洗いすぎをやめましょう。
そして、しっかり保湿を心がけましょう。水分の保湿だけでなく、ホホバオイルやスクワランオイルなど、皮脂膜になるようなものを使って保護することも大切です。

この季節は汗をかくことはとても大切ですので、肌のトラブルにならないように普段のやり方を見直してみましょう。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。