Archive for 3月, 2016

花粉症を和らげるヨーグルトの選び方と食べ方

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日本人の多くがかかっていると言われている花粉症。最近では、子供の花粉症患者も増加する傾向にあり、もはや日本人の国民病と呼んでも過言ではない状況です。
花粉症の症状を和らげるには、専門医のもと原因となる花粉を特定し、その飛散時期を予測しながら適切な治療を行うのと同時に、食生活などの生活改善を行うことが大切です。
特に、ヨーグルトには、腸内環境の調整を通じて、花粉症を引き起こす免疫システムの誤作動を防ぐ作用があると考えられています。ここでは、花粉症へのヨーグルトの効果と、摂取する場合のポイントを紹介していきます。

花粉症にヨーグルトが効果的な理由

花粉症が発症するのは、遺伝的な要素や体質、生活習慣などが大きく関係しています。本来であれば身体に大きな害を与えない花粉を誤って「外敵」と判断してしまうことにより、身体を守るために「IgE抗体」という抗体を生産します。すると、大量のヒスタミンが放出され花粉の侵入口である目や鼻に集まり粘膜が刺激され、くしゃみ・鼻水・目の痒みなどの症状を引き起してしまうのです。これらの典型的な症状は、花粉を体外へ排出させるための反応でもあります。
ヨーグルトに含まれる成分は、花粉症の発症原因に相当するIgE抗体の生産を抑制すると共に、免疫システムの鍵を握る「免疫細胞」に働きかけ免疫細胞の誤作動を防ぎ、花粉症による辛い症状を和らげる効果があるとして注目されています。

花粉症に効くヨーグルトの選び方

さまざまな種類のヨーグルトが販売されていますが、中でも花粉症に効果を発揮するものとして、ビフィズス菌BB536、GCL1176株、乳酸菌シロタ株、LGG菌、1073R-1乳酸菌、フェカリス菌が含まれるヨーグルトが挙げられます。
・ビフィズス菌BB536:IgE抗体生産の抑制
・GCL1176株:IgE抗体値上昇を抑制
・乳酸菌シロタ株:免疫システムの過剰反応を抑制
・LGG菌:鼻づまりの緩和
・1073R-1乳酸菌:免疫細胞活性化
・フェカリス菌:免疫力を高める効果
これらの成分は、腸に届くまでに大半が死滅してしまうため、「生きたまま腸に届く」などと表示された商品を選ぶことをおすすめします。一般的な固形タイプ、ドリンクタイプともに、ビフィズス菌や乳酸菌の効果に違いはありませんので、摂取しやすいものを選ぶと良いでしょう。

花粉症に効くヨーグルトの食べ方

即効性はないため、予報をチェックして花粉が飛散する2~4週間前から毎日継続的に摂取する必要があります。空腹の状態でヨーグルトを食べると、胃酸により成分が壊され、効果を発揮する時間が半減してしまいますので、「食後」に摂取することが大切です。また、砂糖が入っていると、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌の働きを弱めてしまうため、花粉症を和らげる目的でヨーグルトを食べる場合は、無糖タイプを摂取するようにします。

様々な種類のヨーグルトが販売されていますが、花粉症に効く成分が含まれたものを継続的に摂取すれば、花粉の飛散がピークになるまでに症状を緩和できる可能性があります。毎年訪れる花粉症の辛い症状に悩んでいる方は、一度試してみては如何でしょうか。

花粉症の人は要チェック! 春に舞う花粉の種類とその飛散時期

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花粉症患者の多くが、春先にかけて飛散するスギ花粉が原因と言われていますが、症状が長引く場合や、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった典型的な症状以外の不快症状が現れた場合は、スギ以外の草花から飛散する花粉が原因かもしれません。
花粉症の治療は、原因になっている花粉の種類や、症状の程度、内容によって異なるため、専門の医療機関を受診し指導を受ける必要があります。ここでは春に飛散する花粉の種類を紹介していきますので、ぜひ受診する際の参考にしてみてください。

春に飛散する花粉の特徴と飛散時期

スギ

スギ花粉は、北海道と沖縄を除いた全国各地で飛散する花粉です。2月頃から4月頃にかけて飛散しますが、気温が高い地域では1月から飛散し始めることも。スギ花粉症では、くしゃみ、鼻水、目のかゆみを主症状とし、口腔内の乾燥、頭重感など多様な症状が現れるのが特徴です。最近では、スギの花粉が直接肌に触れることによって発症する湿疹(スギ花粉皮膚炎)に悩まされる人も増えているようです。

ヒノキ

ヒノキ花粉は、3月から5月頃にかけて飛散します。鼻と目の症状に加え、喉に痛みかゆみを感じるといった声が多く聞かれます。また、スギとヒノキ花粉は性質が似ているため、スギ花粉に反応する人の多くが、ヒノキ花粉にも反応すると言われています。同時に発症すると重症化することも少なくありません。

シラカンバ(シラカバ)

シラカンバ花粉は、4月中旬から6月頃まで飛散します。北海道に多く飛散するシラカンバ花粉は、本州の南の方でも飛散が見られます。スギ花粉による症状と同様に、くしゃみ、鼻水、目のかゆみが現れるほか、口腔アレルギー症状(桃やサクランボなどの果物を食べると口の中がかゆくなったり腫れあがったりする症状)を伴うことがあります。

ブナ

ブナ花粉は、本州の南の方では4月頃から5月頃、東北・北海道では5月頃から6月頃にかけて飛散します。ブナは、どんぐりの実がなる木として、多くの公園に植えられています。ブナ花粉症が悪化すると、喘息を思わせるような咳症状を引き起こすことがあるので充分な注意が必要です。

コナラ

コナラ花粉は、北日本では5月頃~6月頃、東日本より以南では3月頃~5月頃に飛散します。コナラの花粉が飛散のピークを過ぎる時期に、コナラを同じブナ科の植物であるクリの花粉が飛散し始めるため、これらの花粉に反応する人は、長い期間つらい症状に悩まされます。

ハンノキ

ハンノキ花粉は、ほぼ全国的に1月~4月頃に飛散します。スギ花粉よりもわずかに早く飛散し始めるため、スギ花粉症と間違えられることもしばしば。北海道と北陸地方で特に多く、シランカバと同様に口腔アレルギー症状を合併することがあります。

花粉の飛散時期は、その年の気候状況によっても変化するため、例年の飛散時期だけではなく、気象情報なども参考にしながら飛散時期を把握し花粉から身を守ることが大切です。花粉症の症状を軽減するために、専門医の指導のもと症状が現れる2週間~1カ月前くらいから予防的にサプリメントを摂取するのも選択肢の一つです。

子供の栄養バランスを考えたお弁当豆知識!

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子供のお弁当作りで大切なことって何かご存知ですか? 星やハートなどさまざまな形に材料を型取ったり、人気アニメのキャラ弁を作ったり、確かに子供は喜ぶでしょうが、それよりも大切なことは栄養のバランスがしっかり取れているかということです。子供用の小さなお弁当箱で栄養のバランスをとるにはどうしたら良いのか? 今回はそのポイントを詳しく説明していきます。

栄養を考えたお弁当のご飯とおかずのバランスについて

お弁当づくりで大切なごはんとおかずのバランスは、「主菜1:副菜2:主食3」です。具体的には、子供のお弁当箱の半分がご飯(主食)、残りのスペースのうち2/3が野菜やきのこ類のおかず(副菜)、1/3が肉や魚類のおかず(主菜)となります。
お弁当づくりというと、おかずの品数が多い方がいいと考える人が多いのですが、実はこれは大きな誤解で、実際には、子供が元気に動き回るのに必要なエネルギーの源となる主食(ごはん)をしっかり食べられることが、お弁当づくりの大切なポイントなのです。ちなみに、ご飯を中心としたバランスのお弁当は、子供だけでなく大人のダイエットにも効果的であるといわれています。

年齢ごとに目安となるお弁当の量について

当然のことながら、体が成長するにつれて子供たちの食べる量も増えていきます。ですから、お弁当箱のサイズもその子供の体格や年齢に応じて、ぴったりのものを選ぶことが大切です。具体的な弁当箱のサイズの目安は次の通りです。

【女の子】( )は身長
6〜8歳(116〜128cm)…500ml
9〜11歳(134〜147cm)…600ml
12〜14歳(155cm)…700ml

【男の子】( )は身長
6〜8歳(117〜128cm)…500ml
9〜11歳(133〜145cm)…600ml
12〜14歳(160cm)…900ml

主菜:副菜:主食のバランスに沿ったお弁当づくりをすると、上記のお弁当箱のサイズがそのまま必要なカロリーとして変換することが可能です。

お弁当の上手な詰め方について

お弁当は詰め方ひとつで見栄えや美味しさがぐっとアップします。簡単な考え方としては5色の食材選びを心がけることです。野菜類の「緑」、卵やカボチャなどの「黄色」、肉や魚、トマトなどの「赤」、ごはんの「白」、海苔やひじきなどの「黒」というように食材を選んでいけば、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルを効率よく取ることができるバランスの良いお弁当に仕上がります。
また、食中毒などを防ぐためにも、あたたかいものは冷ましてから、食材には火を通す、汁気はしっかり切る、ということを守るのも大切です。お弁当カップやラップなどを上手に活用して、おかずの味が混ざらないような工夫もお忘れなく。

忙しい朝には市販の冷凍食品も便利ですが栄養の偏りが気になるところ。普段のおかずを多めに作って冷凍しておけば、栄養バランスのとれたお弁当を手軽に作ることが可能です。
今回紹介した、栄養のバランス、量、詰め方などの例を参考に、子供の成長に適したお弁当作りを心がけてみてください。

子供の好き嫌いを克服させるコツとは?

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幼稚園や小学校などで給食が始まると、子供の偏食は親にとってもちょっとした悩みの種です。給食の時間内に食べられない、苦手なメニューの日には休みたがるなど、好き嫌いが原因で学校生活につまづいてしまう子供も少なくありません。できることなら、集団生活が始まる前に好き嫌いを克服させてあげたいものです。そこで今回は、子供の好き嫌いの原因を詳しく説明しながら、克服のコツを紹介していきます。

子供の好き嫌いの主な原因とは?

子供の好き嫌いの原因を探るキーワードは「本能」、「不安」、「経験」の3つです。それぞれを具体的に見ていきましょう。

本能

子供の味覚は大人と比べるとかなり感受性が強くなっていて、特に「苦み」、「酸味」といった毒や腐敗に繋がる味に対して拒否反応を示す傾向にあるようです。これは、体に有害物質を取り込まないよう、子供の本能的な防衛機能が無意識のうちに働いているためだと考えられています。

不安

見たこともない食材や初めて食べる料理に対して何となく警戒してしまうのは、大人でも理解できることです。子供は特にその傾向が強く、食べたことのないものに対して「食べてもだいじょうぶなのかな」と不安になってしまうのです。

経験

以前食べたものがとっても辛かったり、苦かったりという経験や、ある食材を食べたあとにたまたま具合が悪くなって嘔吐したりという経験は、子供の記憶にしっかりと残ってしまいます。その記憶がそのままその食材への苦手意識へ変換されてしまうのです。

好き嫌いはなぜいけないの?

子供の好き嫌いに対する考え方はその家庭によってさまざまです。小さなうちに克服させたいと考える家庭もあれば、寛容に見守る家庭もあるように、親の教育方針によっても対応の仕方は変わってきます。子供の性格を一番理解しているのは親ですから、その子供に応じた対応をしていくことが理想的です。とはいえ、偏食が及ぼすデメリットについても理解をしておくことは大切でしょう。
例えば、過度な偏食は、肥満や痩せ過ぎ、体の免疫力を下げてしまうこともありますし、好きなものだけしか食べないという姿勢を一旦許してしまうと、食事以外の場面でも自分の思いを通そうとする主張が強くなることも指摘されています。「食べることは生きること」と言われるように、食への姿勢は生きる姿勢につながると言っても過言ではありません。どんなものでも選り好みをせずにまんべんなく食べられるように育てることは、しなやかな心と健やかな体を作ることに繋がっていくのです。

子供が苦手な食べものと克服方法

子供が苦手な食材の代表的なものには、ピーマン、ニンジン、トマト、しいたけ、なす、ゴーヤ、セロリ、ネギ類など、味や食感に特徴のあるものが挙げられます。食材の切り方や調理方法を変えるという工夫を取り入れてみましょう。
また、普段から体をいっぱい動かしてお腹がすくようにすることも大切です。外遊びを多めに取り入れたり、間食を減らしてみたり、生活習慣の見直しをしてみましょう。大切なのは、決して?ったり無理強いしたりしないこと。「食事は楽しいもの」ということを子供に伝えるために、苦手な野菜を育ててみたり、一緒に料理をしてみたりするのも良いでしょう。

子供が健やかに育つためにも、好き嫌いはなんとかして克服させたいもの。苦手なものを少しでも美味しく食べられるように、親として工夫してあげることが大切です。

運動が苦手な子供に教えるべきことは?

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「両親揃って運動が苦手だから、我が子にも期待できない」とあきらめていませんか?確かに、子供の運動能力は生まれ持ったものが大きく影響していますが、それが全てというわけではありません。
大切なのは運動をする環境を作っているかどうかということ。子供の運動神経は、親の心がけ次第で伸び方が大きく変わってきます。運動が苦手な子供には、どのように接していけばよいのでしょうか。そのポイントを詳しく説明していきます。

どうして運動が苦手なのか

現代の子供は運動が苦手な子供が多いと言われていて、実際に文部科学省が毎年行っている運動能力調査においても、同様の結果が出ています。では、なぜ現代の子供は運動が苦手なのでしょうか。
考えられる原因のひとつとしては、外遊びの時間が圧倒的に少ないということです。習い事や塾などで忙しかったり、安全上の問題だったりで、昔ほど自由に外で遊ぶことができなくなってしまった現代の子供たち。広場を思いっきり走り回ったり、木に登ったり、ボールを投げたりと、遊びを通して運動をする機会が少ないために、運動することが嫌いだと思い込んでしまっているケースが多いのです。

運動が苦手な子供を、運動を好きにさせる方法は?

まずは一緒になって遊ぶ機会を増やすということ。「運動をしてきなさい!」と子供だけを外に行かせても意味がありません。必ず親が一緒になって取り組むこと。
休日に公園へ出かけたり、一緒にボールを追いかけたり、身体を動かすことが楽しいという経験を積み重ねることが大切なのです。そして、子供がチャレンジしたこと、できたことに対してしっかり褒めること、できなくても怒らないで励ますようにしましょう。
例えば鉄棒の練習をしているときには、最初から逆上がりの完成を求めてはいけません。小さな目標を設定して、少しずつクリアしていくという達成感が重要なポイントです。

運動神経が発達する時期はいつ?

運動神経が発達する過程には3つのポイントとなる年齢があります。ひとつ目は運動神経の土台を作る時期で、これは6歳頃までだと言われています。この時期に身体を動かすことの楽しさや、バランス感覚、運動に必要な基本的な動作が身に付くのです。ふたつ目は9歳〜12歳頃。この時期になると、6歳ごろまでに築いた運動神経の土台の上に、技術やスキルといった運動センスが積み上げられていきます。そして13歳〜18歳頃になると、技術やスキルに知識や知恵がプラスされて、戦略的に高度な技術を駆使できるようになるというわけです。

運動神経を発達させるためにおすすめの運動

運動神経を発達させるために、以下のような運動を試してみてはいかがでしょうか。

ハンドウォーク

雑巾がけをする時のように四つん這いになり、膝を床に付けずに前へ進んでいきます。肘は伸ばしていること、片側のひざのみを曲げ、反対の膝はしっかり伸ばしていることがポイントです。

バランスキャッチボール

親子で向かい合って片足で立ち、キャッチボールをします。このとき、上げた方の足の裏は軸足の膝にしっかりとつけましょう。ボールは固いものではなく、小さめのやわらかいボールを使います。同様に反対の足でもチャレンジしてみましょう。

バランスボールじゃんけん

子供だけがバランスボールに腰掛けます。親子で向かい合って、大人は普通のジャンケンを、子供は、「グー」のときはボールに腰掛けたまま身体を丸め、「チョキ」は片方の手を上へ、上げた方と反対側の足を前へ出します(かかとはつけたまま)。「パー」は両手を上へ、足はかかとだけを地面につけてつま先を浮かします。

けんけんぱ

単純な遊びですが、バランス感覚を養うにはぴったりの遊びです。片足、片足、両足というふうにリズムをつけて前に進みます。地面に丸を描いて親子で両側から競争するのもおすすめです。

ボールわたし

大人は立ち、その足元に子供が寝転びます。大人の足の間に子供が頭を置き、両手で大人の足首を持ちます。子供の両足にサッカーボールをはさみ、腹筋を使って足を持ち上げ、立っている大人にボールを渡します。

運動が嫌い、もしくは苦手という子供には、まずは体を動かすことの楽しさを知ってもらうことが何よりも大切です。上記で紹介した運動は、どれも親子で楽しめるものばかりですので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

花粉の季節を乗り越えろ! 今すぐ試したい花粉症の予防法

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寒さがやわらぎ始めるとともに、気になってくるのが花粉症。目玉を取り出してかきむしりたいほどのかゆみや、際限なくズルズルする鼻水のことを思うだけでゲンナリします。今年こそしっかり予防して、不快な症状を少しでも軽減させましょう。
あなたの花粉症対策は万全ですか? 今回は、花粉症に効果が高いといわれる予防法をラインナップしてみました。

花粉症予防には、この食べ物を摂取する

薬に頼りたくないという人は、食生活を工夫してみましょう。症状が出る前から、花粉症に効果が期待される食材を毎日の食事に取り入れるようにします。近年は、こんな食材の効果が注目されています。

シソ

シソに含まれる「ロズマリン酸」は、免疫機能を正常化させアレルギーを抑えると注目されている成分です。粘膜や肌に良い成分を多く含むので、肌トラブルに悩む人にもおすすめです。

ヨーグルト

ヨーグルトといえば、「乳酸菌」の代名詞のような食品。腸内環境を整えることで、免疫力を高めます。乳酸菌にはアレルギーの原因となるIgE抗体の活動を抑える作用があります。

玉ねぎ

玉ねぎに多く含まれるポリフェノール「ケルセチン」は抗炎症作用を持ち、アレルギーを引き起こすヒスタミンの生成を抑えます。

バナナ

抗酸化作用や免疫活性化作用が認められているバナナ。毎日2本食べ続けることで、アレルギーが改善されるという学術データが発表されています。

レンコン

レンコンは、アレルギー症状を抑制する効果がある「タンニン」を豊富に含む食材です。またレンコンのネバネバ成分「ムチン」には、粘膜の炎症を抑える作用があります。

花粉症予防には、この飲み物を摂取する

では、飲み物はどうでしょうか?
乳酸菌が入った飲み物(カルピス、ヤクルトなど)を飲むのが一番手軽かもしれません。腸内環境を整え、免疫力を高められます。
また、抗ヒスタミン作用、抗炎症作用、免疫力アップなどの効果を持つお茶を飲むのも有効だといわれます。具体的には、べにふうき茶、ルイボスティー、甜茶などです。その効果やお茶の種類については「花粉症対策になるお茶の種類とは?」のページで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

暮らしの中の花粉症予防ポイント

暮らしの中でもできる予防策があります。症状の出ないうちから早目に予防を始めて、花粉を取り込まないようにしましょう。

マスク、ゴーグルをつける

マスクやゴーグルを選ぶポイントは、フィルター効果以上に「顔にフットすること」。フィッティングをしっかりして、自分の顔にあった物を選びましょう。

花粉が付きにくい服を着る

ニットやカットソーなど網目の衣類は、花粉を吸着しやすい服、表面がつるりとしたレーヨンサテンなどの素材の服がおすすめです。防塵加工を施したコートも便利でしょう。

外出後の服は玄関で払う

玄関でコロコロやブラシを使うようにする、玄関近くにコート掛けを作るなど、部屋の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。玄関チェックで室内を守ります。

手洗いうがいをする

手洗いは十分時間をかけて手の甲や手首も洗います。うがいは舌を出してガラガラすると、喉の奥まで洗うことができます。

花粉が室内に入らないように窓を閉める

特に風の強い日や雨の降った後は、窓の開閉に要注意。花粉が多く飛散する時期は、洗濯物も室内干しにするのが安全です。外干しには、花粉カットスプレーを使うなどの工夫を。

毎年やってくる花粉症シーズン。上記を参考に、食・飲・暮らしの予防対策をしっかりして、少しでも快適に過ごしてください。