Archive for 9月, 2020

「コロナうつ?」と、不安になっていませんか?(後編)

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最近の自分の状態が、「もしかしてうつ?」と思うと、どんどん不安になってきてしまいます。

その状況を打破するために

●以前のように、生活リズムを取り戻す

自宅で仕事が多くなったり、以前のような付き合いや飲み会などがなくなり、生活のリズムが変わってきて、朝起きる時間がまちまちになったり、寝る時間も遅くなったりしてしまうと、眠りに影響が出やすいのです。

「前はこうだった」という概念にとらわれず、今の状況に合わせた生活のリズムを作っていくことが大切です。
あまり厳しくしなくてもいいと思いますが、「なるべく〇〇時には寝るようにする」や「朝は○時には起きる」という簡単なことを始めてみましょう。

●軽い運動をするようにする

以前と全く同じような仕事の仕方や通勤ができていれば問題ありませんが、そうでない場合は確実に運動不足になってしまいます。通勤がなくなったのであれば朝に散歩をするとか、デスクワークが多かった方は、新たにストレッチを取り入れるなど、できるだけ毎日できそうなものを取り入れる方法がいいと思います。

●情報は選んで取り入れるようにする

テレビの付けっ放しなどで、自分が選んでいないのにどんどん情報を入れると、情報過多になってしまいます。あまりたくさんの情報があることで、頭が混乱しやすくなってしまいます。不安をあおられるような情報や、イライラするような情報などはこの際聞かないようにする事も、心を平安に保てる方法です。

●話をする

男性はなかなか気持ちを説明したり、打ち明けたりすることが苦手な方が多いですが、そんな中でも話せる家族や友人などと、いろいろ話をしてみるといいです。それが難しい場合はカウンセラーの方に話す事もとてもいいことです。昔の友人とリモートで話すのもいいことです。

最初に書いた通り、今は「不安」という心に対する負担がベースにあります。
誰もが、この状況になりうる状態だと言えます。

心療内科に行く事も、海外ではカウンセラーの手を借りて心を楽にすることが当たり前です。
日本においては、まだこの病院に行くことが、少しハードルが高いように感じますが、気持ちを話すことは全然変なことではないのです。
「たまにはプロの手を借りてみよう!」くらいの気楽な気持ちで行ってみるのもいいと思います。

そしてテレビで情報を取らないようになった分、楽しいドラマや映画などを観てみるのもいいのではないでしょうか?
いきなり笑うことはできないかもしれませんが、人は徐々にこの状況に慣れてくると、ドラマを見て笑ったり、泣いたりすることでストレスの解消ができていたりします。

コップの水が半分だったとき、「半分しかない!?」と不安になるか、「まだ半分もある」とホッとするか、考えようによってはどちらにでもなり得ます。

半分の水を、ただ半分の水がここにあると客観視できるような気持ちの余裕が、今の状況には必要な考え方なのかもしれません。

情報に惑わされず、気持ちに惑わされず、今の状況を心にとって楽に受け入れていくことが大切なのかもしれません。頑張りすぎず、無理をせず、できることだけをゆったりやれるといいですね。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 ヘアー&メイク:美容師 / メンタルケア心理カウンセラー / Best Performance サポーター
多くの有名アーティスト・タレントのヘア&メイクを担当。髪の事、皮膚の事、メイクの事を常に研究し、オリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー、化粧水、頭皮美容液、まつ毛美容液、開発プロデュースもてがけている。YouTubeチャンネル「50のみかた」では、40代・50代の皆さんに役立つおしゃれ情報を発信中!是非ご覧ください。

「コロナうつ?」と、不安になっていませんか?(前編)

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なかなか収束しないこの状況が、誰もが知らず知らずに心を蝕まれてしまっています。
テレビをつけたり、人と話すとだいたいこの話題になっています・・・。

40代から50代の働き盛りが要注意

しかし、40代から50代の働き盛り、責任のある立場の男性にとっては、この状況下で厳しい判断を求められたり、気持ちを保つために見て見ぬふりをしたりと、自分では気付かないうちに、ものすごく大きなストレスを加えられてしまっています。

毎日仕事をしなければいけない状況から、心の疲れを補う暇もなく、どんどん心の中が複雑に絡まり合い、それが体の不調のサインを出し始めるのです。

それをただの疲れだと見過ごすと、最終的に「うつ」と言われる状態になってしまいます。

うつは、治ります

適切な病院に行き、カウンセリングや薬や行動認知療法などを取り入れることとで、時間をかけてゆっくり治すことができます。だから、心配しなくて大丈夫です。

ただ、ここまでなる前に、自分の心の不調に気づくことがとても大切です。
心はとても複雑に感じますが、根本的には人がストレスを感じるのには「理由」があり、その要因はいくつかあります。

例えば幼い頃に傷ついてしまったトラウマなどに近い状況を今回感じることで、他の人にはストレスと思わない事柄が、その人にとっては大きなストレスになってしまいます。

大きなストレスがあった場合は原因がはっきりしますが、今回のこの状況下の場合は、小さな傷が自分のストレスを溜めるバケツに少しずつ溜め始め、それが小さいからこそ、どんどん溜まっていくことに気づかず、溢れてしまった時にうつになってしまっています。

見えない不安

「見えない不安」という心にとってのベースのストレスがあるために、
これらの小さいこと

  • 普段だったら気にしない人からの言葉に傷つく
  • 普段だったら気にしない他人の行動などが気になってイライラする
  • テレビなどの情報で気分を上げ下げさせられる

など、今の状況下においてはこんな些細なことがストレスになっています。
それに加えて、普段の仕事のストレスが加わったら、すぐにバケツはいっぱいになってしまいます。

これらの状況から

  • いつも楽しいと思っていたことが、心から楽しめない
  • 眠れない(何度も起きてしまう)
  • 気力がわかない
  • 集中力が続かない

などと言った体の不調が現れてくるようなら、早めの対処が必要になってきます。

では、早めの対処とは?

「コロナうつ?」と、不安になっていませんか?(後編)をご覧ください。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 ヘアー&メイク:美容師 / メンタルケア心理カウンセラー / Best Performance サポーター
多くの有名アーティスト・タレントのヘア&メイクを担当。髪の事、皮膚の事、メイクの事を常に研究し、オリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー、化粧水、頭皮美容液、まつ毛美容液、開発プロデュースもてがけている。YouTubeチャンネル「50のみかた」では、40代・50代の皆さんに役立つおしゃれ情報を発信中!是非ご覧ください。