Archive for 2月, 2017

マラソン、ランニングに音楽がもたらす効果とは

Posted by

マラソンやランニングをしているとき、あなたは音楽を聴く派でしょうか? 走りながら音楽を聴くメリットとは何か、聴くならどんな音楽を選ぶべきなのか……など、音楽がマラソン、ランニングにもたらす効果について紹介します。

ランニング中、音楽がもたらす効果

音楽を聴きながら走ることにはどのような効果があるのか、ここではまず主なメリットを挙げてみましょう。

走るリズムがつかめる

音楽の持つリズム(規則性)は、走りにリズムを与えてくれます。走り出しからリズムに引っ張られるようにペースを作ることができるのは大きなメリットです。一定のリズムの音楽を選んで聴くようにすれば、終始同じペースで走ることもできます。自分の走りに合った曲を選ぶ方法については後述しましょう。

走るのが楽しくなる

単純に、音楽を聴くことで楽しい気分になり、ランニングそのものを楽しむことができるようになる点も見逃せません。好きな曲を用意することで、走る際のモチベーションも得られます。お気に入りのアーティストの新曲が出たら音楽プレイヤーに入れて、リピートしながら聴くために走り出してみるのもいいのではないでしょうか。

自律神経の乱れを調整して心臓に優しい

ノリのいい曲を聴くのも効果的ですが、実は静かで心地よい音楽を流すのも心身をリラックスさせる効果があります。ある研究によれば、気分が落ち着く音楽をかけながら運動をすると自律神経に対する調整機能が働き、運動後の副交感神経の活動を高めることがわかったそうです。副交感神経が素早く回復すれば、心臓の鼓動が静まって血圧が下がり、健康にも好影響をもたらします。

どんな音楽を聴けばいいのか

自分の走りのリズムに合った音楽を選ぶには、BPM(Beats Per Minute)という音楽の演奏のテンポを表す単位に注目してみましょう。

BPMはその曲が1分間で何回ビートを刻んでいるかを示すものです。通常、ウォーキングでは120~130BPM、ランニングでは160~175BPMの曲が合うとされています。最適なBPMは自分の走るペース、足の運びによって異なります。まずはいろいろな曲を聴きながら走ってみて、自分のペースに合う曲を見つけ、把握します。そしてテンポが合うと思った曲のBPMを調べてみましょう。最近は曲のBPMを調べるPC用ソフトやスマホ用アプリが簡単に手に入ります。それがわかったら、自分のペースに合うBPMの曲を集めて、ランニング用プレイリストを作ることもできますね。

また、ランニング・ミュージックなどというカテゴリーのCDも発売されています。こちらもBPMに注目したものがあるほか、クラシック音楽を集めたもの、テンションのアガるノリのいい曲をそろえたものもあります。ウォーミングアップからペースアップをして、ラストスパートをかけられるような選曲もあり、これを参考に自分で時間配分に応じた曲リストを考えるのも楽しいでしょう。曲調だけでなく、最後は元気の出る歌詞のものにするなど歌詞の内容も意識してみてください。

音楽を聴くデメリットはある?

マラソンやランニング中に音楽を聴くことには、注意すべき点もあります。音楽を聴いていることで集中力や注意力が散漫になってしまわないように十分に気をつけなければなりません。とくに通行人や車の往来がある街を走るときに、大音量の音楽で聴覚を奪うことは非常に危険です。音楽を聴きながら走るときは、安全な周囲の環境やコースを選びましょう。

また、音楽をかけるとフォームが崩れるという人もいます。とくに本格的なマラソンでは常に正しいフォームを維持することが大事なので、外部からの刺激はできるだけ排除したほうがいいでしょう。

とはいえ、マラソンの軽い練習や健康のためのランニングであれば、音楽を加えることでいつものランニングがもっとエンジョイできるようになります。走りながらどんな音楽を聴くと気持ちよく走れるのか、自分なりに研究してみるのも楽しいのではないでしょうか。

ランニングシューズメーカーごとの作りの違いに迫る!

Posted by

ランニングシューズを選ぶとき、メーカーから選ぶという方は多いのではないでしょうか。まず海外メーカーと国内メーカーとでも特徴が異なりますし、多数のメーカーがそれぞれこだわりのランニングシューズを販売しています。
それでは代表的なランニングシューズメーカーについて、それぞれの特徴を見てみましょう。

海外メーカーと国内メーカーの違いとは

海外メーカーが作るランニングシューズと国内メーカーが作るランニングシューズには、どのような違いがあるのでしょうか?
まず、欧米人と日本人では平均的な足の形が違います。
日本人に多いとされるのは、親指が一番長く、残りの指は小指まで順に短くなっていく「エジプト型」という足の形です。
一方で欧米人に多いのは、人差し指が一番長い「ギリシャ型」です。もっとも、日本人の若い方の場合は生活様式が変化した影響で、ギリシャ型が増えてきています。
さらに、親指とほかの指がほぼ同じ長さの「スクエア型」は日本人の1割を占めるといわれます。また、日本人は「幅広」(横幅が広い)で「甲高」(甲が高い)な足の人が多いのも特徴です。
このように、日本人と欧米人とは足の形が違うため、海外メーカーのシューズと国内メーカーのシューズでは、シューズのベースの形が異なっている傾向にあるのです。
では、デザインについてはどうでしょうか。これはメーカーごとで違いますが、国内メーカーはベーシックなデザインであることが多く、海外メーカーは時折、非常に独創的なモデルが出てくることがあります。また、海外メーカーのランニングシューズはファッション性が高いモデルも揃えていることがあり、いわゆる街履き用として使われることも多いでしょう。

メーカー別ランニングシューズの特徴

それでは、メーカーごとのランニングシューズの特徴を見てみましょう。

アシックス(国内メーカー)

国内の幅広いランナーから多くの支持を集めているのがアシックスのランニングシューズです。理由は日本人の足にフィットするから。日本人の足について徹底的に研究を積み重ねてきたというセールスポイントがよくわかる、快適な履き心地を実現しています。クッション性が高く摩耗しづらい素材を採用するなど、耐久性にも優れています。

ミズノ(国内メーカー)

ミズノも日本人の足に合った、日本人のためのランニングシューズを供給しています。安定性重視、クッション性重視、両者のバランス重視とタイプ別のラインナップをそろえ、初心者からベテランまで各層のニーズに応えています。特徴はしっかりとしたホールド感と、やや高めの反発性を備えていることでしょう。フィーリングが合う方にとっては長く付き合っていけるメーカーです。

ナイキ(海外メーカー)

海外メーカーの中でも、デザイン性と機能性が高いランニングシューズを提供しているのがナイキです。常に最新のデザインとテクノロジーを製品に反映し、若い方を中心に人気があります。シューズは全体に横幅が狭い傾向があり、タイトな作りを好む方に向いています。ただし、ホールド感が高いというわけではなく、トップランナー向けのモデルほど素足に近い印象になります。

アディダス(海外メーカー)

アディダスもデザイン性が高く、軽量、通気性に優れたランニングシューズを作り続けています。シルエットはやはり幅が狭いものが多く、ソールは薄い傾向にありますが、ホールド感は比較的ある方でしょう。根強い人気のオーソドックスなモデルがある一方で、新しい素材の採用や独創的なソール構造を備えたモデルをリリースして、話題になることもあります。

ニューバランス(海外メーカー)

ニューバランスはアメリカに本拠を置くメーカーですが、日本人向けのランニングシューズ開発を行っているという特徴があります。実際に日本人の足によくフィットし、それでいてゆったりとした作りでナチュラルな履きやすさと、快適さが備わっています。その快適さからファンも定着しており、とくに比較的リーズナブルでクッション性が高い、軽量モデルのシューズの人気が高いメーカーです。

自分にピッタリと合うランニングシューズを見つけることができれば、今よりももっとランニングが楽しくなります。メーカーごとの特徴を知り、その中から自分に最適なモデルを見つけて、ランニングをエンジョイしてください。