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筋トレで好まれるアミノ酸! BCAAとグルタミンの違い

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疲労回復や美容に効果があるとされるアミノ酸BCAAやグルタミンは、トップアスリートやフィットネス愛好家にとっても欠かせない成分です。中でも、BCAAとグルタミンは、ハードな筋力トレーニングにおいて多様な効果を発揮するため、是非とも摂取しておきたい成分と言えます。ただ、それぞれ作用機序が異なるため、成分の特徴を良く把握し最も効果を発揮しやすいタイミングで摂取することが大切です。

ここでは、筋トレに必要不可欠なBCAAとグルタミンの違いについて紹介していきます。

BCAAとグルタミンは違う

バリン、ロイシン、イソロイシンの3つの必須アミノ酸から成るBCAAとグルタミンは、どちらも生命を維持していく上で欠かせないタンパク質を構成する「アミノ酸」に属する成分です。このうち、BCAAは、体内で合成されない「必須アミノ酸」に分類され、必ず食事やサプリンメントで必要量を補わなければいけません。

一方、グルタミンは、主に筋肉中に存在しており、食事から摂取しなくても体内で合成される「非必須アミノ酸」に分類されます。

筋トレ時にBCAAとグルタミンを摂取する必要性

BCAA

BCAAは、筋力トレーニング中に「自分の筋肉を分解してエネルギーを得ようとする状態(カタボリック)」を防ぎます。カタボリックが起きると、どんなに良質なトレーニングを行っても筋肉量が減少してしまうため、BCAAの摂取は欠かせません。また、BCAA(特にロイシン)には、筋肉中のタンパク質合成を促進する働きや筋力トレーニング中の疲労感を軽減し、集中力を高める作用があることが分かっています。

グルタミン

グルタミンは、筋収縮によって損傷した筋線維の修復と筋肥大を促す働きがあります。さらに、血糖値を上昇させ、グリコーゲンを再合成し筋肉中に貯蔵させることにより、より強度の高いトレーニング下でスタミナを維持することができます。また、グルタミンは、体内にある免疫細胞を強化する働きがあると言われており、トレーニング後に体調を崩してしまった時などにも効果を発揮します。

BCAAとグルタミンを接種するタイミング

BCAA

BCAAは、摂取してから15分~30分ほどで血中濃度が上昇し始め、1時間後に最大となります。そのため、筋力トレーニングを開始する30分~40分前に摂取しておくと、その効果を発揮しやすくなるでしょう。また、摂取から2時間程度でBCAAは全て使い切られてしまいますので、長時間に渡って筋力トレーニングを行う際は、運動中に補充するようにします。

グルタミン

グルタミンは、ハードな筋力トレーニングによって低下しがちな免疫力を補い、筋繊維の修復と筋肥大を促進する作用を得るために、筋力トレーニング直後に摂取した方が良いとされています。体内で合成されるといっても筋力トレーニング中は枯渇しがちですので、食事やサプリメントから意識的に摂取する必要があります。

筋力トレーニングの成果を十分に得るために、BCAAとグルタミンはなくてはならない存在です。毎日の食事だけでは疲労が回復しない、スタミナが持たないといった場合は、サプリメントを使って上手く補充していくと良いでしょう。

日焼けをした時は食事にエース(ACE)を摂り入れよう!

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紫外線がどんどん強くなってくるとジョギングやゴルフなどが終わってみると、思いっきり日焼けをしてしまっている!!
なんてこと、よくありますよね・・・。

事前に日焼け止めを塗っていても、汗をかいてしまうと流れてしまい、まめな塗り直しが必要になります。
しかし、なかなか運動途中で塗り直すなんてことは意外と面倒で、やっていない方も多いはず。

老人性色素斑

女性は、シミやシワになるのを怖れてまめに塗り直す方も多いのですが、男性の場合は気にしない人も多いようです。
しかし、これを長年放っておくことで小さなそばかすのようなものがどんどん大きくなって、立体的なシミになり、それがどんどん濃くなってゆく「老人性色素斑」と呼ばれるようなものになってしまいます。

こうなると気にする男性も多くなってくるのではないでしょうか。
そして、この「老人性色素斑」が多いと、見た目が実年齢よりかなり上に見られてしまう傾向にあるようです。

となると、やはり紫外線を浴び過ぎないように注意することが大切ですが、前述のようになかなか日焼け止めを頻繁に塗りなおせない方の場合、紫外線を浴びた肌を回復させるチカラをもっている食材を日々の食事に取り入れていくことが大切になってきます。

紫外線から肌を守る食材のキーワードはエース(ACE)!

エース(ACE)とは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEのことです。
ビタミンAには、土用の丑にある「うなぎ」や、野菜はシソや人参などがあり、果物だとメロンがあります。
ビタミンCは、野菜や果物に多いのですが、野菜ならパプリカやゴーヤなど、果物だとキウイやレモンなどがあります。
ビタミンEには、野菜だとアボカドなどで、ナッツ類に多く含まれています。

夏が旬の食材を摂ろう!

これらの食材を見てわかると思いますが、夏が旬の食材は、やはり日焼けした肌にいいと言えます。
日焼けは紫外線による肌の酸化にあたるので、抗酸化作用のある食材として上記のものを積極的に取り入れることが、肌にも体にも良いというわけです。

トマトが赤くなると医者が青くなる

夏に摂るといいという事でことわざにもなっている、トマトも大切な食材です。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい、栄養バランスのとれた夏野菜と言えます。

食事をする時になんとなく覚えておいて、日焼けしてしまった時は夏が旬の食材を積極的に取り入れて肌を内側からケアをしていってみましょう。
但し、食事というものは栄養バランスがとても大切です。この食材の中の一つをたくさん食べることがカラダに良いわけではないので注意してくださいね。

また、柑橘類には「ソラレン」という光毒性物質も含まれています。この「ソラレン」を含む食材を食べてから外出をしてしまうと、2~6時間ほどはいつもより紫外線を多く肌に吸収してしまうと言われていますので、夏は柑橘類を夜食べるようにした方が良いかもしれませんね。

夏は、紫外線から逃れられませんが、積極的に意識して食事で体の内側からケアしていく方法を取り入れてみましょう。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 ヘアー&メイク:美容師 / Best Performance サポーター
多くの有名アーティスト・タレントのヘア&メイクを担当。髪の事、皮膚の事、メイクの事を常に研究し、オリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー、化粧水、頭皮美容液、まつ毛美容液、開発プロデュースもてがけている。YouTubeチャンネル「50のみかた」では、40代・50代の皆さんに役立つおしゃれ情報を発信中!是非ご覧ください。