Archive for 11月, 2018

カサカサ肌はつらい痒み肌の前兆!気をつけたいケア方法

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肌には元々、自己免疫バリアーが備わっています。
しかし、現代では洗いすぎや、過剰なケアにより、バリアーが弱ってしまう事もあります。

女性だけでなく男性も、年齢とともに皮脂の分泌が少なくなってきて乾燥肌になりやすくなってきます。
以前は顔を洗ったらそのままで良かったと思っていた人も、最近は肌が突っ張ることを感じたり、粉をふいたように感じたり、ズボンを脱いだ時、ズボンの裏側にカサカサした粉がつく!なんてことになるのは、完全に乾燥肌になっています。

乾燥肌の問題は、その乾燥状態の肌の表面に小さい傷がたくさんついている状態で、傷は治ってくるときにかゆみを伴うことが多く、その痒みのせいでまたその皮膚を掻いてしまい、そしてまた傷がつく・・という悪いループにはまってしまうと、酷い痒みによる肌トラブルにつながってしまうのです。

そして結果薬を塗ることになった場合、顔はこれ!体はこれ!特にひどいところはこれ!と、何かをつけて治すということになってしまいます。
そうならないためにも毎日のお手入れの少しの見直し、カサカサ肌を酷い乾燥肌トラブルにならないようにしていきましょう。

お風呂(シャワータイム)の見直し

乾燥肌でまず大事なのは、洗顔やお風呂タイム。
熱いお風呂に入る、長風呂をする、1日2回はシャワーを浴びるなど、すでに肌の自己バリアーを流しすぎの状態の人が、ボディソープを使ってゴシゴシ洗えば、乾燥肌になるのは当然と言えば当然。

まずはお湯の温度

温度が高ければ高いほど、残しておかなければいけない必要な皮脂までも流してしまいます。そして、長風呂も皮脂をどんどん流し取ってしまいます。お風呂の場合は、ぬるめの湯船で保湿入浴剤を使うことが大事です。
シャワーの場合も、ぬるめの温度にする上に、湯船に浸かる場合に比べて水圧でより皮脂を流してしまうので、出る時に体の水分を拭き取る前に、ボディーオイルを少量全身に塗ることをお勧めします。

洗顔の見直し

顔を洗う時、洗顔フォームをできるだけしっかり泡立てて優しく泡で洗うイメージで、ゴシゴシ洗いだけは避けるようにしてください。お風呂場でシャワーを顔にあてるのも厳禁!どんどん皮脂を流してしまいます。
朝は洗顔フォームを使うの?と言う質問が良くあります。
夜のケアした時から朝の洗顔までに、外出をしたり運動をすごくした場合など以外は、基本ぬるめのお湯洗いのみで、朝の洗顔は十分。
乾燥肌になると、日中の肌は皮脂が足り無いと判断し、自己バリアー機能が働き、部分的に過剰な皮脂が出てきてしまいます。それがニキビなどのトラブルにつながってしまいます。

肌を守る

最初の乾燥を防ぐ事で、酷い痒み肌トラブルは防げます。
最近は肌をきれいに保とうとしすぎて、洗いすぎの乾燥肌の方の方が多いので、体や顔を洗ったらすぐにホホバオイルなどの肌の皮脂に一番近いオイルや、低刺激の化粧水などでケアをすることをお勧めします。
さらに、洗うシャンプーやボディソープなど、できるだけ優しい成分のものに変えるのも大事です。
まずはカサカサさせないようにすることが大事なので、これからもっと空気が乾燥する季節になるので、今のうちに手を打つようにしておくことが、ポイントです。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。

栄養素で体をコントロール!筋肉痛、筋肉疲労に効く食べ物とは

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筋肉痛をやわらげ、筋肉疲労から回復するにはどのような栄養素が必要なのでしょうか。このことを知れば、筋肉の痛みや疲れを速やかに軽減し、体のコンディションを整えられるようになります。筋肉痛や筋肉疲労に効く栄養素と食べ物について解説します。

筋肉痛、筋肉疲労時に必要な栄養素

筋肉痛や筋肉疲労時の回復に効果があるという栄養素には以下のものがあります。それぞれの特徴と多く含まれている食品について説明します。

糖質

糖質とは炭水化物から食物繊維を除いた成分のことです。糖質が多く含まれる食べ物にはごはん、パン、麺、果物、砂糖などがあります。

糖質は体内でエネルギーとして使われます。運動やトレーニングをすると体内の糖質が失われるので、筋肉痛や筋肉疲労からの回復のためには糖質の補給が欠かせません。
また、脳や神経系は糖質を唯一のエネルギー源としていますし、筋肉や肝臓で糖質はグリコーゲンとなり、エネルギー源として貯蔵されます。

ダイエットのために制限の対象として言及されることの多い糖質ですが、トレーニング前やトレーニング後には適切な量の糖質を摂ることが必須です。

タンパク質

タンパク質は筋肉の材料となります。筋肉痛が起きると、その後、筋肉は元の状態よりも太く大きな筋組織を作って修復しようとします。これが「超回復」と呼ばれる現象です。タンパク質はこの超回復の際に必要な栄養源となることで知られ、筋肉痛や筋肉疲労からの回復を促すと同時に、筋肉量を増やすためにも役立ちます。

タンパク質には肉、魚、卵のような動物性タンパク質と、大豆製品などの植物性タンパク質があります。摂取する際はこの2つをバランスよく組み合わせて食べるようにしましょう。

ビタミンB群

タンパク質や糖質の代謝に深く関わっているのがビタミンB群です。

中でもビタミンB1は疲労原因物質の除去に必要なビタミンと言われ、筋肉痛からのリカバリーに効果を発揮します。ビタミンB1は豚肉やうなぎに多く含まれています。

またビタミンB6は、タンパク質を分解してアミノ酸にする働きと、アミノ酸を別のアミノ酸に変える働きを持っています。後述しますが、アミノ酸も筋肉痛や筋肉疲労の改善に大いに役立ちます。ビタミンB6は玄米やごまなどの穀類、かつお、マグロ、などの魚類、レバーや赤身などの肉類に含まれています。

ビタミンC

ビタミンCは皮膚や細胞に含まれるコラーゲンの生成に必須のビタミンです。筋肉を作るためにも使われ、さらにビタミンEとともに活性酸素を除去する抗酸化作用があることでも知られています。ビタミンCはキウイ、いちご、レモン、みかん、ブロッコリー、ほうれん草、ピーマン、いも類、緑茶に多く含まれています。

乳酸

乳酸は長い間、筋肉の疲労を引き起こす疲労物質と言われてきました。しかし最近の研究では、乳酸の生成過程で発生する水素イオンの影響で体が酸性になること、そして前出のエネルギー源である筋肉内のグリコーゲンが不足することが筋肉疲労の原因と言われるようになっています。乳酸に関しては、筋肉疲労の遠因の一つとは言えるものの、筋肉痛については明らかに原因ではないことがわかってきています。

また乳酸は、実は疲労を防ぐ物質である可能性もあることが指摘されています。最新の研究によると、高負荷の運動によって糖質がエネルギーとして使われる際には、生成された乳酸もまた筋肉のエネルギー源として使われているという報告があります。

「水分」も重要な役割を担っていた!

上で述べた栄養素の他に、水分も筋肉痛や筋肉疲労と大きな関わりがあることがわかっています。

一般的に筋肉痛と呼ばれる痛みは、運動した翌日以降に筋肉が痛む「遅発性筋肉痛」のことを指します。この遅発性筋肉痛は、運動などで負荷がかかった筋線維がミクロの損傷を受けて炎症を引き起こし、さらにその炎症が筋膜を刺激することで引き起こされます(筋線維自体には痛覚がありません)。

そして筋肉痛が引き起こされるもう一つの原因が、水分不足による血流の停滞と言われているのです。運動中、発汗によって水分が失われると血液の流れが悪くなり、いわゆるドロドロ血となって、筋肉内の酸素の不足、老廃物の蓄積を招きます。これが痛みを引き起こすというわけです。したがって運動中にマメに水分を補給していれば、筋肉痛や筋肉疲労になりにくい状態を保つことができると考えられます。

体内で合成できない栄養素もある

最後に。タンパク質とビタミンB群によってアミノ酸が作られるという話をしましたが、アミノ酸の中には体内で合成できないものが存在します。

体の中の筋肉や骨はタンパク質で作られており、そのタンパク質を構成しているのは20種類のアミノ酸です。そのうちの9種類の「必須アミノ酸」は体内では合成できません。つまり食品から補給するしか体に取り入れる方法がないということです。その必須アミノ酸のうち、バリン、ロイシン、イソロイシンという3つのアミノ酸は、特に運動時の筋肉にとって重要なエネルギー源となることで知られています。この3つを合わせてBCAA(Branched Chain Amino Acids)と呼んでいます。

BCAAの摂取は筋肉のエネルギー源となると同時に、運動による筋タンパク質(筋肉を構成するタンパク質の総称)の分解を防ぐ効果があります。また、超回復時にはBCAAが筋タンパク質の合成を促す作用ももたらします。さらに脳の活性化を促して集中力を高める効果や、脳が疲労感を認識するのを軽減する効果があるとも言われています。

BCAAは運動前、運動直後に体に取り入れることで効果を発揮します。肉・魚・卵・大豆製品などに含まれるタンパク質、魚介類、肉類などから補給することも可能ですが、サプリメントを活用すればより簡単かつ効率的に摂取できます。BCAA含有のサプリメントは多くのアスリートも愛用しています。

筋肉痛や筋肉疲労に効く栄養素と食べ物について詳しくなれば、体のコンディションを最適に保てるようになります。特にBCAAは疲労軽減・疲労回復だけでなく、持久力や筋力アップ、免疫力の効果にも効果があると言われています。運動で疲れを感じることが多くなってきたら、栄養素を補給しながら体をコントロールする方法を試してみてはいかがでしょうか。

筋肉痛には種類があった!即発性筋肉痛と遅発性筋肉痛で異なる対処法

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多かれ少なかれ誰もが一度は経験したことのある筋肉痛。ひどいときは階段を降りるのもつらいような状況に陥ることもあります。この筋肉痛には「即発性筋肉痛(そくはつせいきんにくつう)」と「遅発性筋肉痛(ちはつせいきんにくつう)」という異なる種類があり、それぞれ対処法が異なります。筋肉痛をやわらげ、回復を早めるための方法について解説します。

筋肉痛の種類とは

筋肉痛には2種類あることをご存知でしょうか。まずは原因の違いによる2種類の筋肉痛の特徴から説明します。

即発性筋肉痛

運動した直後や、運動している最中にも起こる筋肉痛が即発性筋肉痛です。疲労感とともに、筋肉の一部に熱っぽく重くなるような感覚の痛みを感じます。
この即発性筋肉痛は、乳酸の生成に伴って筋肉内に水素イオンが発生し、イオンバランスが崩れて筋肉内が酸性に傾くことが直接の原因と言われています。デスクワークなどをしていて同じ姿勢を続けていると肩がこり、痛みやだるさを感じるのも即発性筋肉痛の一種と言えます。

この即発性筋肉痛はそれほど長く持続することはありません。多くは運動をストップして休むか、後述するようにマッサージやストレッチを行えば徐々に痛みがやわらいでいきます。

遅発性筋肉痛

運動した翌日や数日後に起こる筋肉痛が遅発性筋肉痛です。通常、「筋肉痛」と表現するときはこの遅発性筋肉痛のことを指すことがほとんどです。
原因は、筋肉を使ったことで筋線維にいくつものミクロの損傷が生じることにあります。そのことで炎症反応が起き、さらにその炎症が筋膜を刺激することで後日、痛みを感じます(筋線維自体には痛覚がありません)。

運動の中でも特に「伸張性収縮(エキセントリック収縮)」と呼ばれる動作をすると、この遅発性筋肉痛が起きやすくなります。例えばベンチプレスでバーベルを下げるとき、スクワットで膝を曲げて体を沈めていくときなど、動きに対してブレーキをかけて、筋肉が伸ばされながら力を発揮するときに伸張性収縮の状態になります。
例えば登山では、登っていく運動ではさほど筋肉痛にはならず、下っていく運動をすることで遅発性筋肉痛になると言われます。

それぞれの筋肉痛に対する対処法

さて、では筋肉痛はどうすれば治るのでしょうか。即発性筋肉痛と遅発性筋肉痛、それぞれの対処法を見てみましょう。

即発性筋肉痛の場合

即発性筋肉痛に対処するには、筋肉内に発生する疲労物質を溜めないようにする処置が効果的です。

まず運動前にはストレッチをして血液の流れをスムーズにし、筋肉の柔軟性を高めておきましょう。また激しい運動後はいきなり動きを止めてしまうのではなく、軽いランニングなどで血流を促しながらクールダウンします。その後、痛みやだるさがある部分をマッサージし、ゆっくりと伸ばすストレッチをすることで血流がさらに促進され、疲労物質を取り除けます。

疲労を溜めないために、運動前に疲労予防につながる栄養素を摂取しておく方法もあります。筋肉の材料となるタンパク質の他、エネルギー効率を高めるビタミンB群、抗酸化物質(体を酸化から守る物質)であるビタミンC、糖質などを摂りましょう。バランスよくこれらの栄養素を体内に取り込むにはサプリメントを利用するのが便利でおすすめです。

なお、運動中に筋肉に強い痛みが走り、休息してもそれが消えない場合は肉離れなどが起きている可能性があります。すみやかに運動をやめ、医師に診てもらいましょう。

遅発性筋肉痛の場合

遅発性筋肉痛は一般的に回復するのに2~3日かかります。最も効果的な対処法は休息することであり、安静にしていれば徐々に痛みがやわらいでいきます。ただ、少しでも早く回復させるには次のような方法も試してみましょう。

まず運動直後のアイシングは、血液を収縮させることで筋肉組織や靭帯・関節の炎症が広がるのを防ぐのに役立ちます。筋肉が熱を持っている状態が続くとそれだけエネルギーを消費し疲労回復が遅れるので、冷やすことで回復を早める効果が期待できます。ただ、筋肉を冷やすことは血流を滞らせることになるので、即発性筋肉痛への対処法とは逆の影響をもたらすことに注意してください。

運動後、数時間経ったら、今度は体を温めて筋肉をリラックスさせ、血流を促進します。効果的なのは入浴と、その後のマッサージやストレッチです。

筋線維を合成し、回復を促す栄養素も運動の後にしっかりと摂取しましょう。タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、糖質などは遅発性筋肉痛からの回復にも有効です。

また、筋肉痛の原因となった運動(動作)と同じ運動(動作)を行うことが遅発性筋肉痛からの回復を早めるので実践してみてください。

筋肉をつけるには「超回復」を待つ

運動や筋トレで筋肉をつけたい人は、筋肉組織・筋線維を軽度損傷させ、その後、タンパク質を補給して筋肉の「超回復」を待つのがセオリーです。超回復は負荷をかけることで傷ついた筋線維が修復しようとする際に、負荷を受ける前よりも太く強くなって筋肉量が増大することを言います。

遅発性筋肉痛を感じている間は、いわば超回復のための準備をしている状態です。痛みが残っている中、続けてトレーニングを行うのは逆効果となり、超回復が妨げられて筋肉が小さくなってしまう可能性があります。遅発性筋肉痛が残っているときにさらにトレーニングするなら、痛みを感じる箇所とは別の部分の筋肉を鍛えるようにしてください。

運動や筋トレをする人にとって、筋肉痛は体を鍛えた証拠であり、筋肉量を増やすためのトリガーのようなものです。その回復法などを理解して、筋肉痛と上手に付き合っていきましょう。

筋肉を痛めやすいのは年齢が原因? 筋肉痛の仕組みを徹底解説

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年齢を重ねるにつれ筋肉痛になりやすくなったと感じることはないでしょうか。また、歳をとると筋肉痛が1、2日遅れてやって来るともよく言われます。これらははたしてどこまで正しいのでしょう? 筋肉痛の仕組みと、年齢との関係について解説します。

筋肉痛はいつ起きるの? まずはその仕組みを知ろう!

まず、筋肉痛には即発性筋肉痛と遅発性筋肉痛の2種類があります。

即発性筋肉痛は運動した直後や運動している最中に起こる筋肉痛で、その原因は筋肉内に水素イオンが発生し、イオンバランスが崩れて筋肉内が酸性に傾くことによるものと言われます。

もう一つの遅発性筋肉痛は、運動した翌日や数日後に起こる筋肉痛です。一般的に「筋肉痛」と表現する場合は、この遅発性筋肉痛を指すことがほとんどです。原因は筋肉を使ったことで筋線維がミクロの損傷を受け、そのことで発生する炎症反応によるものです。翌日などにダメージを受けた部分の筋肉を再び動かそうとしたり力を入れたりすると痛みを感じます。

遅発性筋肉痛は、運動の中でも「伸張性収縮」と呼ばれる動作をすると起きやすいと言われています。例えばベンチプレスでバーベルを下げるとき、スクワットで膝を曲げて体を沈めていくときなど、動きに対してブレーキをかけ、筋肉が伸ばされながら力を発揮するときがこれに該当します。

年齢は関係ない!? 筋肉痛が起きやすくなる理由

年齢を重ねると筋肉痛が起きやすくなる、あるいは筋肉痛が遅れてやって来るという話は、一度は耳にしたことがあるはずです。

しかし実際のところ、年齢と筋肉痛の起きやすさ、痛みを感じるタイミングにはさほど強い関連性はないようです。

ではなぜこのような話が広まったのかと言えば、一つには年齢を重ねると運動やトレーニングをする機会が減り、久しぶりに運動をして筋肉痛を経験するとその印象が強くなるからだと考えられます。また、久しぶりの運動では筋肉が大きなダメージを受ける前に無意識のうちに運動をセーブする人が多く、筋肉への炎症自体はそれほどひどくならないので、翌々日などに痛みが生じることになるとも言われます。

別の説明もあります。そもそも遅発性筋肉痛において遅れて痛みがやって来るのは、筋肉を構成する筋線維そのものには痛みを感じる神経がなく、炎症が広がって筋膜を刺激したときに初めて痛みを自覚するからです。普段から運動している人は毛細血管がよく発達していて、この痛みの経路がすでに作られています。そのため痛みを早く感じますが、同時に回復もスピーディーに進んでいきます。つまり、運動すると翌日などにすぐ筋肉痛が生じて、その分、治るのも早いというわけです。
一方、運動習慣が少ない人の場合は毛細血管などの働きが十分でなく、筋肉痛がやって来るのが遅れ気味になり、また回復にも時間がかかるとも考えられます。

いずれにしろ、筋肉痛が起きやすく、遅れてやって来るのは、年齢よりもその人が普段からよく運動をしているかどうかに関係しているというのが真相のようです。

筋肉痛への2つの対処法

以上の点を考えると、筋肉痛になりにくく、早く治るようにするには、普段から運動やトレーニングをこなして筋肉痛に慣れてしまうのが一番ということになります。けれど、それ以外にも筋肉痛ケアの方法はあります。一般的な筋肉痛の対処法をご紹介しましょう。

筋肉痛になりにくくする予防法

筋肉痛は事前に予防策を講じておくことで、ある程度、なりにくくすることができます。まず運動前には筋肉の修復に使われるタンパク質(アミノ酸)やエネルギー効率を高めるビタミンB群、抗酸化物質(体を酸化から守る物質)であるビタミンC、糖質などを摂取するのがおすすめです。タンパク質などが摂れる豚肉などを中心とした軽い食事をとるか、サプリメントを利用すると良いでしょう。

運動前のウォームアップも効果的です。軽いランニングとストレッチをして、筋肉組織や靭帯・関節を伸ばし、柔軟性を与えてエンジンをかけておきましょう。ウォームアップによって血流をスムーズにしておけば毛細血管の働きも良くなります。また運動中はこまめな水分補給をすることでいわゆるドロドロ血になるのを防ぎ、血流を確保して筋肉痛を防止できます。

筋肉痛を早く治す方法

運動後はクールダウンのためのランニング、ストレッチをします。熱を持っているような箇所があればアイシングをすれば炎症を抑えられます。また、運動後、数時間経ったら入浴をして体を温め、筋肉をリラックスさせましょう。お風呂を出たら念入りにストレッチやマッサージをするのも効果的です。そして体を休ませるためによく眠ることです。

また運動後も良質なタンパク質などを摂ることで筋線維の回復を早められます。疲労回復効果のあるビタミンB群なども意識して摂取しましょう。

運動をしたあとの筋肉痛と年齢とはそれほど関連性はない、というのが結論です。筋肉痛を軽減したければ、運動習慣をつけ、筋肉痛に対する予防法とケア方法を実践しましょう。ただし、年齢が上がるにつれ筋肉量が減り、筋力が落ちてくるのは確かです。だからこそ筋肉を鍛えることを習慣化して、筋肉量を増やす試みをしてみてはいかがでしょうか。