Archive for 3月, 2019

スマホやパソコンの疲れ目を楽にできるホットタオルの利用法

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毎日ほとんどの人がスマホやパソコンを使って目を酷使しています。
そんな疲れた目を放っておくことで、頭痛、肩こりなどにつながってしまいます。

疲れ目は目の筋肉の緊張から起きます。温めることでその緊張から目の血行を良くすることができます。
スマホなどの使いすぎには疲れ目以外にもドライアイになってしまうこともあります。

ドライアイの場合もホットタオルを使うことで、目の周りにあるマイボーム線から分泌される油分を目に行き渡らせるサポートをしてくれます。
市販のアイマスクなども簡単に使うことができますが、それらがない時などは簡単にできるホットタオルを使うことで、同じく簡単に目を温めることができます。

○ホットタオルの作り方

・タオルをたたんで濡らして、しっかり絞ります。

・そのまま、電子レンジで約1分。

(ただし、機種によって温まり方が全然違うので、自宅のレンジによって調節してください。)
(あまり濡れたままやると、熱くなりすぎ火傷する恐れがあるので、気をつけてやってください。)
出してから、あまり熱すぎるとかえってお肌のトラブルを起こす危険性があるので、お風呂の温度程度に冷ましてから使用してください。

○ツボを押す

ホットタオルでほぐした後、目の周りの疲れ目に効くツボを押すのがポイントです。
ツボのポイントは

・ 眉頭の骨の下あたり(さんちく)

・ 目頭のくぼみ(せいめい)

・ こめかみのくぼみ(たいよう)

このあたりを軽く指で押すようにすることで、より効果的になります。

○目の疲れからくる痛みにも使えるホットタオル

目が疲れて頭痛や肩こりなどが起きた時に、ホットタオルを目の上に乗せるだけではなく、首や首の付け根などを温めることで、さらなるホットタオルの使い方があります。
後頭部の首から頭へつながるところの左右のへこみにあるツボ(ふうち)も目のツボになります。

後頭部から首までを温めると、

・ 脳の緊張

・ 自律神経

この2点に効果があると言われています。

この場合冷めやすいので、上から乾いたタオルを一枚乗せることで、すぐに冷めるのを防ぐことができます。
さらに好きなアロマオイルを垂らした水で濡らしたものでやるといいと思います。
このように、簡単にできる目の疲れを癒すホットタオルをうまく使ってみるといいですね。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。

三日坊主にならないように!筋トレを継続させる5つの手法

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割れた腹筋やキュッと引き締まった背中、男性が理想的な体型を手にいれるために欠かせない筋トレ。自分でメニューを考えてトレーニングを日課にしてみたものの、結局は長続きしなかった…という経験はありませんか。

筋トレはファスティング(断食)などのように短期間で効果が出るものではないため、なかなか継続できないという方も多いようです。今回は、三日坊主にならないために、筋トレを継続するためのコツについて詳しく解説していきます。

筋トレは継続させなければ意味がない?

個人差はありますが、筋トレを始めてから実際にその効果を実感するまでには、数ヶ月はトレーニングを続ける必要があると言われています。そして、筋トレによって作られた筋肉を維持するためには、その後も筋トレを継続しなくてはなりません。そのメカニズムを知るためのカギとなるのが筋肉の「超回復」という働きです。

筋肉は筋トレによって負荷を受けることで、筋繊維が破壊されてダメージを受けます。ダメージを受けた筋肉は自ら修復しようとするため、筋トレによって負荷を受ける以前よりも強い筋肉になろうと「超回復」が行われるのです。

この超回復は筋トレ後24時間~72時間に行われ、この間はしっかりと筋肉を休息させなくてはいけません。反対に、超回復の期間を過ぎて2週間~1ヶ月程度経っても筋トレを再開しないでいると、今度は筋肉が減少しはじめるとされています。つまり、筋トレによって手に入れた筋肉を維持し続けるためには、超回復の期間を挟みながら筋トレを続ける必要があるというわけです。

計画的なメニューを作る

筋トレを継続させるためには、トレーニングメニューの作り方にも工夫が必要です。ポイントは、メニューの種類や回数、トレーニングの時間などを段階的に上げていくこと。

負荷をかけすぎないように計画的にメニューを作ることで、筋トレを継続するハードルを下げることができます。では、トレーニングメニューを作る際に大切なポイントを詳しく見ていきましょう。

トレーニングメニュー数は、2~3つ程度から始める。

いきなり負担の大きなトレーニングを始めてしまうと挫折しやすいため、まずは腹筋やスクワットなど数種類の基本的なトレーニングからはじめ、少しずつメニュー数や内容を増やしていきましょう。

トレーニングに当てる時間を決めておく

トレーニングの時間は最初は短く設定し、段階的に増やしていくようにしましょう。朝起きてからの15分、入浴前の15分など、毎日できる限り予定が狂わない時間をトレーニング時間として確保するのがおすすめです。

3セットずつトレーニングを行うようにする

筋トレをする際には、できるだけたくさんのトレーニングをした方が効果的だと思われがちですが、実際には1セットあたりの運動を少なくして、3セット程度のメニューを行うのが理想的だと言われています。なぜなら、筋肉を作るのに必要な筋タンパク質の合成作用は、3セット以上行なっても効果が期待できないとされているからです。

記録をつける

モチベーションを維持するためにも、毎日どのくらいのトレーニングをしたのかを記録しましょう。カレンダーなどに書き込んだり、目に届く場所においておいたりするのがおすすめです。

トレーニングジムに通う

筋トレを継続するためには、思い切ってトレーニングジムに通ってみるというのも方法のひとつです。自宅で取り組むセルフトレーニングと比べて、トレーニングジムに通うこと自体を日課とすることで継続しやすくなります。ここでは、トレーニングジムに通うメリットについて詳しく見ていきましょう。

定期コースで短期的な目標設定ができる

トレーニングジムによっては短期コースを利用できるところもあり、1ヶ月、3ヶ月など期間が決まった定期コースを利用することで、「契約した期間は通い続ける」という現実的なゴールを設定することができます。こういった「短期的な期間の継続」を繰り返していくうちに、筋トレを日々の習慣にすることができるでしょう。

無理のないメニューを作ってもらえる

専門トレーナーに無理のないトレーニングメニューを作ってもらうことができるため、トレーニングを継続させやすいという点も大きな魅力です。また、トレーナーはその人の筋肉量や理想とする体型に合わせてメニューを考えてくれますので、効果的な筋トレを行うことができるでしょう。

トレーニング仲間を作ることができる

ジムには同じような目標を持ってトレーニングを行なっている方が多く通っているため、仲間が作りやすいというメリットがあります。トレーニング仲間とコミュニケーションをとることで、お互いに励ましあったり、モチベーションを高めあったりすることが可能です。

筋トレの効果を実感するまでには、ある程度の時間が必要です。最初のうちは目に見える変化がなくても、コツコツと継続することで理想の体型に一歩ずつ近づいていますので、ぜひ上記でご紹介した内容を参考にして、脱三日坊主を目指しましょう!

続けてみたくなる!自宅トレーニングで使えるiPhoneアプリ10選

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スポーツジムに入会したけれど忙しくて通う時間がない、食事制限など自分でダイエットをしようと思っても長続きしない…。そんな経験を重ねているうちに、自分にはダイエットは無理だ!とあきらめモードになってしまっている方は多いもの。そこで今回は、自宅トレーニングで使えるおすすめのiPhoneアプリをご紹介します。

ここでご紹介するアプリはiPhoneアプリの内容を元に説明しています。Androidアプリと内容が異なる可能性もありますのでご注意ください。

Sworkit パーソナルトレーナー

「Sworkit パーソナルトレーナー」は、筋力トレーニングやヨガ、ストレッチなど160以上のメニューのなかから、自分の目的に合わせてカスタマイズし、自宅でパーソナルトレーニングを受けることができるアプリです。

また、アプリ内で紹介しているトレーニングは全て特別な器具が不要なため、運動をしたい!と思ったときに、手軽にトレーニングをスタートすることができるのも魅力のひとつ。トレーニングの時間は5分~60分までの範囲で選ぶことができ、無料でも利用できますが、課金することでトレーニングの種類などが増える仕組みになっています。

自宅トレーニング – 器具は必要なし

ネーミングにインパクトがあるこのアプリ。その名の通り、特別な器具がなくても自宅にいながら主要な筋肉を鍛えることができます。

それぞれのトレーニングは専門家によって監修がされていて、動画によるガイダンスがついているため、初心者の方でも正しいフォームを確認しながら効果的に筋肉を鍛えることができるのが魅力です。無料でも利用できますが、課金を行うことで、広告の削除やすべての機能への無制限アクセスが可能になります。

Runtastic Six Pack 腹筋を割る筋トレアプリ

筋トレアプリのなかでも腹筋に特化したトレーニングが受けられるのが「Runtastic Six Pack 腹筋を割る筋トレアプリ」です。アニメーションのリズムに合わせて、脇腹から下腹部までバランスよく鍛えることができるため、お腹周りが気になる世代におすすめです。特別な器具は必要としませんので、いつでもどこでも筋トレすることが可能です。難易度は3段階から選ぶことができ、課金をすることで使用できる機能やエクササイズの種類が増えます。

Nike Training Club

仕事が忙しくてジムに通うのはハードルが高いけれど、自己流のトレーニングには自信がない…。そんな方におすすめなのがこの「Nike Training Club」です。世界トップクラスのNikeマスタートレーナーがガイドする185種類以上のトレーニングから、自分に合ったパーソナルプランを組み立てて、効果的にトレーニングを行うことができます。ボクシング、ヨガ、ストレングス、エンデュランス、モビリティなどワークアウトの種類が豊富で、全て無料で利用することができるのも魅力です。

トレーニング・クロニクル

RPGとトレーニングがひとつになったユニークなトレーニングアプリです。実際にアプリを使ってトレーニングに取り組むことで、1日に1話ストーリーをすすめることができます。ヒロインの女性キャラの音声は完全フルボイスで、臨場感のある画面を見ながらゲーム感覚でトレーニングをすることができます。

30日間フィットネスチャレンジ

30日間をかけて筋肉をじっくりと鍛えることができるトレーニングアプリです。プロのフィットネスコーチによって考案されたワークアウトは、仕事の忙しい方でも時間を見つけて実行しやすくなっています。エクササイズの内容は、トレーニングを重ねるごとに強度が上がっていくため、初心者の方でも効率的に筋肉を鍛えていくことが可能です。

Freeletics Bodyweight

トレーニングマシンを必要としない900種類以上のトレーニングが収録されているフィットネスアプリです。ダイエット、筋力トレーニング、健康維持など、自分の目的に合ったトレーニングを受けることができます。初心者向けのメニューもありますが、ハードなメニューも充実しており、自分のレベルに合わせたメニューに取り組むことで、効果を実感できるはずです。

WEBGYM:いつでも、どこでも、手軽にジムを持ち運べます!

自宅で手軽に体を鍛えたいけれど、セルフトレーニングには自信がないという方におすすめなのが、東急スポーツオアシスのトレーニングメニューが体験できる「WEBGYM」です。時短エクササイズから本格的なトレーニングまで1,000種類以上のメニューが収録されています。器具が不要なメニューはもちろん、バランスボールなどを使ったメニューもあり、自分の持っている器具を活用することもできます。他のユーザーとの交流ができるSNS機能もついているから、お互いに励ましあってモチベーションを維持することも。

デイリーワークアウト – エクササイズフィットネスルーチン

5分から10分という比較的短時間でできるトレーニングや、10分から30分のランダムフルボディーワークアウトなどが収録されたアプリです。もちろん、それぞれのエクササイズの動きは動画で確認することができるため、初心者でも安心して始めることができます。

アプリを使った自宅トレーニングなら、毎日の隙間時間を利用してコツコツ続けることができるはず。上記でご紹介したアプリのなかから、自分のライフスタイルや目的にあったアプリが見つけて、自宅トレーニングにチャレンジしてみましょう!

効果最大化のポイント!筋トレ前後の食事のタイミングと必要な栄養素

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引き締まった腕や鍛えられた胸板、綺麗に割れたシックスパックなど、理想とする筋肉を手に入れるためには、ついつい筋トレのメニューにばかり気をとられがちです。

しかし、筋トレの効果を最大限高めるためには、普段の食生活にも気を配ることが大切です。特に重要なのが、筋トレ前後の食事のタイミングと、その内容。

そこで今回は、筋トレ効果をアップするために必要な栄養素と、理想的な食事のタイミングについて詳しく説明していきます。

筋トレ前後の食事で効果を最大化

ダイエットやボディメイクを目的に筋トレをしていると、ついつい食事を抜いたり減らしたりしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、筋トレの効果を高めるためには、筋トレの前後にきちんと食事をする必要があるとされています。

そもそも筋肉というのは、「筋繊維」とよばれる細い筋細胞が何千本も束になることで作られています。トレーニングなどをすることで刺激を受けた筋肉は、筋繊維の一部が破壊され、その後必要な栄養素や休息をとることによって、筋トレをする前よりも太くなって修復されます。このメカニズムが「超回復」と呼ばれるもので、これを繰り返すことで筋繊維が肥大し、筋力アップにつながるというわけです。

そして、この超回復による筋肥大には食事が大きく影響しています。タンパク質、炭水化物をバランス良く摂取することによって、筋繊維に豊富な栄養が送られて筋肉量が増加するとされているのです。

また、筋トレ前後に適切な食事をきちんと摂ることによって、筋肥大の最大化が図れるだけでなく、スタミナを維持してトレーニング後の疲労回復を促すことも期待できます。

筋トレ前の食事

筋トレを行なっているときには、主にグリコーゲンと呼ばれる糖質が分解されたものがエネルギー源になります。このグリコーゲンが不足した状態でトレーニングを行うと、筋トレの効果が思うように得られません。こうした状態を防ぐためにも、筋トレの前にはしっかりと食事をとる必要があるのです。

では、筋トレを始める前にはどのように食事をしたら良いのでしょうか。必要な栄養素や、食事のタイミングなど注意すべきポイントを以下に詳しくまとめてみました。

食事を取る理由

エネルギーの源であるグリコーゲンが不足した状態で筋トレを行うと、思ったように体を動かすことができず、筋肉を増やせない可能性があります。効果の高い筋トレを行うためには、筋トレ前にきちんと食事を取り、グリコーゲン不足に陥らないようにしておかなければいけません。

必要な栄養素

効果的に筋トレを行うために重要な栄養素は、「糖質」と「BCAA」の2種類です。特に筋トレではグリコーゲンと呼ばれる糖質が分解されたものがエネルギーとして使われるため、トレーニングの前にはきちんと摂取する必要があります。ダイエットや健康のために糖質を制限している方もいると思いますが、糖質が不足した状態で過度な筋トレを行なってしまうと、グリコーゲンの不足を補うためにタンパク質が分解されてしまうため、筋トレの効果が低下してしまうことも。

また、もう一つの栄養素である「BCAA」は、タンパク質の形成を促進し、筋肉を作る大切な働きがあるため、トレーニング前には意識して摂取する必要があります。

ちなみに、BCAAとは必須アミノ酸のうち「ロイシン」「バリン」「イソロイシン」の3種類のことです。筋トレの前には、バナナやおにぎりといった糖質を豊富に含むものや、牛乳、チーズ、ゆで卵、サラダチキンなどBCAAが豊富な食材を積極的に食べましょう。

食事のタイミング

トレーニング前の食事はそのタイミングも重要です。トレーニングと食事の時間をあけすぎてしまうと栄養が吸収されてしまう可能性があり、反対にトレーニングの直前に食事を取ると、血液が胃に集中しすぎてしまいます。理想的なタイミングとしては、トレーニングの30分~1時間前に食事を取るのがおすすめです。

筋トレ前の食事で注意すべきこと

筋トレ前に食事をする場合には、運動に支障が出ないよう、胃に負担がかからない量に抑えるように気をつけましょう。食事ではなく、サプリメントなどで必要な栄養素を摂取する方法も、胃に負担をかけにくいためおすすめです。

筋トレ後の食事

次に、筋トレをした後の食事について詳しく見ていきましょう。具体的にどのような栄養素が必要で、どのようなタイミングで食事をしたら良いのでしょうか。注意すべきポイントなどを以下にまとめてみました。

食事を取る理由

筋トレをして30分ほどすると、トレーニングによって傷ついた筋肉を修復する働きが起こります。その際にも栄養素を必要とするため、食事をして補給しておかなければなりません。

必要な栄養素

筋トレ後には必要な栄養素は、筋肉を作るために欠かせない「糖質」と必須アミノ酸の中の「BCAA」「タンパク質」「ビタミンB6」です。糖質とBACCの働きは筋トレ前と同じですが、筋トレ後には丈夫な筋肉を作るために欠かせないタンパク質と、タンパク質の代謝を行うビタミンB6をプラスします。タンパク質やビタミンB6はサプリメントなどを活用すると効率よく摂取できます。

食事のタイミング

筋肉が作られるタイミングに合わせて、筋トレ後30分以内にバランスの取れた食事をすることが大切です。筋肉の合成はおよそ24時間~72時間にわたって行われるため、トレーニングの翌日にも同様の栄養素を意識して摂取しましょう。

筋トレの効果を高めて効率的に筋肉をつけるためにも、上記の内容を参考にして筋トレの前後にはバランスの取れた食事を心がけましょう。

ジム通いの準備を始めよう!ジムに通い始める前に揃えておきたいもの

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年齢とともに体型の変化が気になり出したり、体力の衰えを感じたりしたことをきっかけに、ジムに通いたいと考える方も多いのではないでしょうか。でもジムでどういったものが必要かが分からず、なかなか通い始められないことも。今回は、そんな方のためにジムに通い始める前に準備しておくべきものを詳しく紹介していきます。

ジム通いに最低限必要なもの

初めてのジム通い。どんな服装で行けば良いのか、どんなものが必要なのか、分からないことだらけという方も多いはず。会員制のスポーツジムなどでは、事前に準備するべきものについて丁寧に説明してくれるところもありますが、費用面も含めてどの程度のものが必要なのかをあらかじめ知っておけると安心です。

では、実際にジム通いをする場合、どのようなものを揃えておけば良いのでしょうか。最低限必要なものをまとめてみました。

スポーツバッグ

着替え、タオル、シューズなどジムへ持って行く物を入れるためのバッグを準備しましょう。基本的に大容量のバッグならば形やデザインはどのようなものでも構いません。軽く、水に濡れても良い素材のものの方が安心でしょう。ジム専用のバッグに必要な荷物をまとめておくと、思いついた時にパッと出かけることができるのでおすすめです。

ビニール袋

意外と忘れてしまいがちですが、実はないと不便なのがビニール袋です。汗で濡れてしまったトレーニングウェアや、シャワーやプールで使ったタオルなど、濡れた荷物をそのままスポーツバッグに入れてしまうと、カビや臭いの原因になってしまいます。濡れた荷物はビニール袋に入れて持ち帰るのがおすすめです。

トレーニングウェア

安全に体を動かすためにも、トレーニングウェアは必ず準備しておきたいアイテムのひとつです。基本的にはTシャツとハーフパンツがあれば十分ですが、最近ではスポーツ用のレギンスを合わせる方も多くいます。スポーツ用品店などでは上下セットのジャージなどが売られていますが、スポーツジムは室温が高めに設定されていることが多く、長袖の上着を必要としないことも多いようです。また、長ズボンも裾が邪魔になって動きにくいため避けた方が無難です。

トレーニングウェアを選ぶ際には、素材にも注意が必要です。ポイントは速乾性の高い素材を選ぶということ。実際に運動をしてみると分かるのですが、ジムでは自分でも驚くほどたくさんの汗をかきます。そのため、速乾性の低い綿素材のウエアでは汗で重たく感じたり、肌に張りついて不快だったりしてしまうことも。メッシュなどの見た目にも爽やかな素材を選ぶことをおすすめします。

シューズ

スポーツジムでは、トレーニングエリアが土足厳禁のところがほとんどです。ジムを利用するためには、履いてきた靴のほかに、ジム内で使う専用の運動靴を準備しなくてはいけません。

靴の種類は特に指定されませんが、有酸素運動ができるマシンや筋トレ、ヨガ、エアロビなど幅広く使うなら、ランニングシューズがおすすめです。靴選びのポイントとしては、クッション性が高く、靴底が柔らかく曲がるものを選ぶこと。有名スポーツメーカーのランニングシューズは高価なものが多いため、最初はあまり知られてないメーカーの安価なもので様子をみるというのも方法のひとつです。

アンダーウェア、靴下

ジムで夢中になって運動をしていると、アンダーウェアや靴下まで汗でびっしょりになってしまうこともあります。そのため、アンダーウェアや靴下の替えを準備しておいたほうが良いでしょう。また、運動後にシャワーを浴びて汗を流す方は忘れずに持参します。

タオル

ジムでは自分の体を拭くだけでなく、使っていたトレーニング器具が汗で濡れてしまった場合も自分できれいにするのがマナーです。トレーニング中は首にかけられる薄手の速乾性の高いタオルを1枚準備しておきましょう。

また、トレーニング後にシャワーを浴びる場合や、プールにも入るという場合には大きめのバスタオルが必須です。競泳などで使われる吸水性と速乾性に優れたタオルがおすすめです。

小さいバック

スポーツバッグは、トレーニング中はロッカールームに置いておくため、小銭やドリンク、スマホ、ロッカーの鍵などの貴重品を持ち歩きたい場合には、大容量のスポーツバッグとは別に、小さめのバッグを準備しておくと良いでしょう。折りたたみができる小さなエコバッグなどがかさばらずにおすすめです。

用品選びのポイントはこれ!

上記で紹介したアイテムを揃える場合には、以下のポイントを意識して準備をしましょう。

初めはこだわらずに安いものがおすすめ

ジムに通うとなると、ついつい気合を入れて格好良いトレーニングウェアやシューズを揃えたくなる方も多いと思います。しかし、ジム通いが自分に合わなかったり、仕事が忙しくなって通えなくなったりした時のことを考えて、通い初めの頃はあまりブランドやデザインにはこだわらずに、安いもので揃えるのがおすすめです。高価なものはジム通いが習慣化できてから購入すると良いでしょう。

持ち運びやすいものがおすすめ

仕事の行き帰りにジム通いをする場合には、できるだけ軽量で持ち運びやすいものがおすすめです。混雑する通勤電車では、大きな荷物は周囲の迷惑になってしまうこともありますので、なるべくコンパクトにまとめるようにしましょう。

ジム通いに必要なアイテムは、どのようなトレーニングをするのかによっても異なります。上記の内容を参考にして、まずは最低限揃えておくべきものを準備しておき、トレーニング別に必要なものはその都度揃えていくようにしましょう。

自分に合ったジムに通うために!ここだけは押さえておきたいジムの選び方

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ダイエット、体力維持、ストレス発散などにもおすすめのジム通いですが、なかなか続かないという方も多いようです。ジム通いを長く続けるためには、自分に合ったジムを選ぶことが大切です。今回は、自分にぴったりのジムを見つけるための選び方のポイントについて詳しく解説していきます。

ジムの種類をまずは選ぼう

ひと口にジムと言ってもさまざまな種類があって、それぞれに特徴やサービスの内容が異なります。そのため、自分に合ったジムを見つけるためには、まずどの種類のジムに通うのかを決めるのがおすすめです。

では、実際にどのような種類のジムがあるのでしょうか。代表的な3つをピックアップし、それぞれの特徴やサービスについて詳しく説明していきます。

公営のトレーニングジム

市町村などの自治体が運営しているトレーニングジムのことです。一番の特徴は何と言っても、その利用料の安さでしょう。民間企業が運営している会員制のスポーツジムなどの場合、月会費以外に入会金などの初期費用が必要ですが、民営のトレーニングジムはその多くが「1回○円」という都度払いです。利用料の相場も300円~1,000円とかなり割安なため、費用を抑えて自分のペースで通いたいという方に最適と言えるでしょう。

ただし、設備やサービス面では会員制のスポーツジムに劣るところが多く、最新のマシンで本格的なトレーニングをしたいという方にとっては、ものたりなく感じてしまうことも。また、子供から大人まで幅広い層の利用者がいるため、落ち着いた環境で集中してトレーニングをしたい方にとっても最適な環境とは言い難いでしょう。

フィットネスクラブ

民間の企業が経営している会員制のスポーツジムのことです。公営ジムと比べると設備面やサービス面が充実しているのが特徴でしょう。有酸素運動ができるエアロバイクやランニングマシンはもちろん、筋力トレーニングのできる器具や、ヨガやエアロビなどのレッスンスタジオ、温水プール、トレーニング後に汗を流すことができるシャワールームやスパ、サウナなどの設備も充実しています。

また、各トレーニングルームに専門のスタッフが常駐しているところが多く、マシンや器具の使い方を説明してもらったり、トレーニングのアドバイスを受けたりすることも可能です。ヨガやエアロビなどのグループレッスンも行なっていて、大人数で賑やかにレッスンを受けることもできます。

ただし、設備やサービスが充実している分、コスト面では負担が大きくなってしまうというデメリットも。会員制のフィットネスクラブは月額制のところが多く、費用は6,000円~15,000円が相場となっています。利用できる日時はプランよって変わってくるため、フレキシブルに通いたいという方は割高になってしまうことも。

パーソナルトレーニング

パーソナルトレーニングは、完全予約制の個人レッスンで、専属のトレーナーから目的に応じた専門的なトレーニングを受けることができます。また、運動面だけでなく食生活など、体重と健康について総合的に指導を受けられます。

ただし、コスト面ではかなり割高になるというデメリットがあります。パーソナルトレーニングの主流は2~3ヶ月の短期コースで、費用の相場は20万円~30万円と高額です。人気や実績のあるトレーナーの場合にはさらに高くなるため、費用を抑えて通いたいという方には不向きと言えるでしょう。

ジム選びのポイント

どの種類のジムに通うのかが決まったら、いよいよジムを選んで行きます。ここでは、自分に合ったジムを見つけるための、選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。

場所で候補になるジムを絞ろう

ジム通いを挫折してしまう理由のひとつは、通うことそのものが負担になってしまうこと。そのため、ジムを選ぶ時にはいかに負担を減らして通うことができるかというのが重要になります。おすすめは自宅と勤務先の間にある施設。仕事の行き帰りの沿線上にある施設なら、負担を感じずに通い続けることができるはずです。

価格で比較しよう

いくつか希望する施設を見つけたら、サービスや設備の充実度を把握した上で価格を比較して検討しましょう。一般的に低コストだと言われている公営のジムであっても、施設によって金額は異なるため、受けられるサービスやどのようなトレーニングができるのかをきちんと理解しておくことが大切です。

その他の施設で比較しよう

基本的なトレーニング器具が揃っている以外にも、スパやプールなどの設備が充実しているジムもたくさんあります。一般的にはフィットネスクラブがその傾向にあります。また、公営ジムであっても温泉などが利用できる施設もあるので、詳しく調べておくと良いでしょう。

トレーナーで比較しよう

トレーナーの経歴やキャリア、資格などを調べて、信頼してサポートを頼めるトレーナーが在籍しているかどうかをチェックします。施設の口コミやレビューなどを確認するのも良いでしょう。トレーナーに関する情報が少ない場合には、体験レッスンなどのサービスを利用してみるのもおすすめです。

ジムに通う目的は人によってさまざまですが、長く続けるためには満足度の高いジムを選ぶことが大切です。上記でご紹介した選び方のポイントを参考にして、自分にぴったりのジムを探してみましょう。

入会前に確認したいジム通いのメリットとデメリット

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運動がしたい、ダイエットがしたい、体を動かして気分をリフレッシュしたいなど、さまざまな理由でジムに通うことを検討している方は多いと思いますが、そもそもジムに通うとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

今回は、入会後にこんなはずじゃなかった!と後悔しないために、ジム通いのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

ジムに通うことのメリット

比較的低コストで通うことができる公営のスポーツジムから、マンツーマンでレッスンが受けられるパーソナルジムまで、さまざまな種類のジムがありますが、そもそもジムに通うことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

継続しやすい

家でセルフトレーニングをしようと思うと、モチベーションを維持することやトレーニングする場所を確保するなど、さまざまな問題をクリアする必要があります。その点、ジムの場合はジムに通うことさえ習慣づけることができれば、整った環境のなかでトレーニングに集中することが可能です。また、トレーニング器具も充実しているため、いろいろな種類の運動をすることができ、飽きずにトレーニングを続けることができます。

トレーナーの手厚いサポートを受けられる

ジムにはトレーナーが常駐していて、トレーニングメニューについてのアドバイスをしてくれたり、トレーニング器具の使い方を教えてくれたりするため、無理のない範囲で安全にトレーニングを行うことができます。

また、ヨガやエアロビのレッスンがあるところも多く、質の高い指導を受けらます。ダイエットをしたい、筋力アップをしたいなど、目的がはっきりしている方にとっては、効果的にトレーニングをすることができるのも大きな魅力と言えるでしょう。

最新のトレーニング器具を利用できる

私営のスポーツジムでは、最新のトレーニング器具を使用できるところが多く、種類豊富なトレーニング器具のなかからインストラクターに最適なものを勧めてもらうことができます。

スパなどのサービスも利用できる

多くのジムではシャワーやスパ、サウナなどの設備が充実しているため、トレーニング後の疲れた体をゆっくり癒すことができます。また、スパやサウナには新陳代謝を高めて脂肪燃焼を促進する効果も期待できるため、運動と合わせて利用するのがおすすめです。

仕事で忙しい働き盛りの世代には、昼休みの空き時間を利用してジムで汗を流し、シャワーを浴びてすっきりしてから仕事に戻るという利用の仕方も。月額利用料を払っていれば運動をしなくてもシャワーやサウナを利用できることが一般的で、一人暮らしの場合には光熱費の節約にもなります。

仲間を見つけることができる

幅広い世代の方が通うジムだからこそ、仲間を見つけやすいというメリットもあります。ヨガやエアロビなど、グループでレッスンを行うものもあるため、気の合う仲間と出会うチャンスがあります。ジムで出会った仲間とコミュニケーションをとることで、お互いにモチベーションを高め合うこともできます。

ジムに通うことのデメリット

次に、ジムに通うことで想定されるデメリットについて、考えてみましょう。

コミュニケーションを取らなければならない

トレーナーから適切なアドバイスをもらう場合には、自分の要望を伝える必要があります。人とのコミュニケーションが苦手という方にとっては、それが負担になってしまうことも。また、ジムは多くの方が利用しているため、さまざまな場面で周りの方と言葉を交わす必要があることも少なくありません。仲間との出会いが期待できる一方で、些細なことからトラブルに巻き込まれてしまうという不安があるのも事実でしょう。

ジムまでの往復の時間がかかる

自宅でセルフトレーニングをするのとは異なり、ジムに通うためには往復の時間と交通費が必要になります。空き時間で効率的に運動をしたい方や、少ない時間でトレーニングを済ませたいという方にとっては、通うための時間が負担になってしまうこともあるでしょう。

費用がかかる

ジムに通う一番のデメリットが、費用がかかるという点です。公営のスポーツジムなど比較的料金が安いところもありますが、設備やサービスの充実しているところを選ぼうと思うと、やはりある程度の費用が必要になります。私営のジムの場合、月額6,000円~15,000円が一般的な相場で、通いたい時間やトレーニングの内容などによって金額は変わってきます。できるだけ費用をかけずにトレーニングを行いたいという方にとってはデメリットだといえるでしょう。

ジムで体を動かして汗を流すことは、体力向上や筋力アップ、ストレス発散などにも効果が期待できますが、生活スタイルなどによっては必ずしもメリットばかりというわけではありません。ジムへの入会を考えている方は、上記の内容を参考にして、ジム通いのメリットとデメリットをきちんと理解しておきましょう。

トレーニングジムにも種類がある!それぞれの特徴とサービスを徹底解説

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トレーニングジムで汗を流すことは、ダイエットはもちろん、体型維持やストレス発散にも効果的です。とはいえ、ひと口にトレーニングジムと言っても、さまざまな種類があって、それぞれに特徴が異なります。そのため、いざトレーニングジムに通おうと思っても、どれが自分に合うのかわからないという方は多いのではないでしょうか。

今回は、トレーニングジムの種類とそれぞれの特徴やサービスについて、詳しく解説していきます。

公営のトレーニングジム

公営のトレーニングジムというのは、市町村などの自治体が運営しているジムのことです。市営体育館や市営グラウンドなどに併設されていることが多く、市民に一般開放されています。健康維持のために適度な運動を自分のペースで行いたいという方におすすめの施設です。

価格帯

市町村によっても異なりますが、公営のトレーニングジムの利用料は回数制や時間制のところが多く、相場としては300円~1,000円が一般的です。

サービス内容

エアロバイク、ランニングマシン、筋トレマシンなど基本的な設備は揃っているところが多く、施設によってはプールやエアロビなどができるスタジオがあるところも。ただし、サービスや設備の充実度合いは市町村によって差があるのも事実です。

メリット、デメリット

公営トレーニングジムの最大のメリットは、何と言っても低価格で基本的なトレーニングができるという点です。例えば民間のトレーニングジムの場合は月額制が一般的で、入会金などが必要なところも多くありますが、公営の場合には「1回○円」という都度払いや、回数券での利用が可能なため、自分のペースで通うことができます。

ただし、利用料が安いことから学生から高齢者まで幅広い層の利用者がいて、曜日によっては混雑していることも。また、設備が古かったり、種類が少なかったりするためトレーニングが限られてしまうというデメリットもあります。

フィットネスクラブ

フィットネスクラブというのは、いわゆる会員制のトレーニングジムのことです。公営ジムは市町村などの自治体が運営しているのに対し、フィットネスクラブは民間の企業が経営しています。24時間営業のジムや、全国すべての系列店が利用できるジムがあるなど、さまざまなサービスを提供しているため、ライフスタイルに合わせた通い方ができるのが魅力です。

価格帯

フィットネスクラブの価格帯は公営ジムと比べるとかなり高く、月額6,000円~15,000円という価格帯が一般的な相場でしょう。また施設によってさまざまな料金プランを設けているのも特徴で、平日のみ、もしくは土日のみ利用できるプランや、昼間のみ、もしくは夜間のみ利用できるプラン、好きな時間に好きなだけ利用できるプランなどからライフスタイルに合わせて選択することができます。

サービス内容

サービス内容は店舗によっても差がありますが、一般的には公営ジムよりも設備面、サービス面共に充実していると言われています。有酸素運動に適したマシンはもちろん、ベンチやダンベル、バーベルと言った筋トレマシン、ヨガやエアロビなどのレッスン用スタジオ、温水プールなどのほかに、シャワーやバスルーム、サウナなどの設備が整っているのもフィットネスクラブの魅力のひとつです。

メリット、デメリット

フィットネスクラブのメリットは、やはり金額に見合うだけの高レベルなトレーニングやサービスが受けられるという点です。店舗によっては入会時に専任スタッフにトレーニングプランの相談ができたり、マンツーマン指導を受けられたりするところもあり、目的に合わせた効果的なトレーニングを行うことができます。

一方、デメリットとしては、やはりコスト面での負担が大きいことが挙げられます。月額制の場合には、通っても通わなくても会費を払う必要があるため、人によっては無駄な出費となってしまうケースも。

月額制のフィットネスクラブを選ぶ場合には、自分が確実に通える曜日、時間帯を選択するなど、プラン選びにも注意が必要です。

パーソナルトレーニング

パーソナルトレーニングは、専属トレーナーからマンツーマンの指導を受けることができるジムのことです。利用者一人ひとりの目的や目標に合わせたトレーニングプランを作成し、運動面だけでなく食生活のチェックなど体重や健康に関する全てのことについてアドバイスを受けることができます。確実に痩せたい、効率的に筋肉をつけたいなど目的のはっきりした方におすすめです。

価格帯

パーソナルトレーニングの料金体系は月額制よりも、2~3ヶ月などの短期コースでの支払いが多いようです。料金は期間によっても異なりますが、相場としては2~3ヶ月で20万円~30万円が一般的だと言われています。人気のあるトレーナーや実績のあるトレーナーの場合には3ヶ月で50万円を超えるケースもあるようです。

サービス内容

一番の特徴は、マンツーマンの指導が受けられるという点です。指導をするトレーナーはトレーニングの資格を持っている方が多く、本格的で効率的なトレーニングを受けることができます。また、運動面の指導だけでなく食事指導をしているところも多く、食生活を見直して痩せやすい体にすることができるのも魅力です。レッスンは完全予約制のため、フィットネスジムなどのようにマシンの空きを待つ必要もありません。

メリット、デメリット

パーソナルトレーニングのメリットは、目標を達成しやすいという点です。ダイエットや筋力アップなど目的に応じて専属トレーナーがメニューを考えてくれるため、効率的にゴールを目指すことができます。また、マンツーマンなのでトレーニングのモチベーションを維持しやすいのも魅力と言えるでしょう。

一方のデメリットとしては、やはり他とは比べものにならないほどのコスト面での負担が挙げられます。

トレーニングジムは種類によってサービスの内容や料金などが大きく異なります。まずはジムに通う目的やかけられるコストを明確にしたうえで、上記の内容を参考にしながら自分にぴったりのトレーニングジムを探してみましょう。

夏場に持っておきたい熱中症対策グッズ

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猛暑や酷暑が恒例となりつつある日本の夏。梅雨明けと同時にあっという間に気温が上がり、気温が体温よりも高くなることも珍しくありません。本当は冷房の効いた涼しい部屋にこもっていたいところですが、仕事で得意先を回ったり、屋外で作業をしたりということが避けられない方もいることでしょう。その場合、殺人的な暑さのなかでいかにして熱中症を防ぐのかというのが重要課題になります。

今回は、本格的な夏に突入する前に揃えておきたい、熱中症対策の便利グッズを一緒におさらいしていきましょう。

熱中症対策のために持っておきたい冷感グッズ

暑さの厳しくなった日本では、熱中症対策としてさまざまな冷感グッズが市販されています。その中でもいくつか有名なものを選んで4つご紹介しましょう。

*いずれのグッズも、必ず熱中症を防げるとは限りません。商品説明をよく読み、状況や自身に合った使い方を心がけましょう。

冷感スプレー

気温や湿度の高い夏場に屋外で長時間過ごしていると、あっという間に体が熱を持ち始めます。そのまま放置しておくと、熱中症のリスクも高くなってしまうため、できるだけ早く体を冷やさなくてはいけません。

「冷感スプレー」を使えば、服の上からジェット冷気を当てることができます。
冷却スプレーやアイシングスプレーとも呼ばれているもので、瞬間的に体を冷却してくれます。持続性には欠けますが、一刻も早く体を冷やしたい!という方におすすめのアイテムです。

冷感シート

直接肌に貼るタイプのものや、ワイシャツの襟元などに貼るタイプのものがあります。冷感スプレーと比べて持続性があるため、外回りをしなくてはいけない営業マンや屋外での作業をする方などにおすすめです。

冷感タオル

屋外でのスポーツやレジャーの時にも便利なのが、冷感タオルです。水で濡らして絞ってから軽く振るだけで、ひんやりとした心地よい冷感を得られます。ある程度の時間冷たさが持続し、冷たくなくなった場合には再度水に濡らすことで、繰り返し使うことができる優れものです。首巻き用のものや紫外線遮断率の高いものもあるので、熱中症対策はもちろん日焼け予防としても利用できます。

持ち運び扇風機

携帯できる小型の扇風機も人気の熱中症対策グッズのひとつです。小さな扇風機が作り出す風にそれほど効果がないのではと思われがちですが、湿度の高い時期には意外と快適さを感じます。おすすめはミストを噴射するタイプの扇風機。水の気化熱を利用することで、肌の表面温度を効率的に下げることができる優れモノです。

熱中症予防のために持っておきたい食べ物と飲み物

熱中症を効果的に予防するためには、冷感グッズなどと合わせて以下の食べ物や飲み物を準備しておきましょう。

塩飴

夏場に大量の汗をかくと、水分だけでなく塩分も一緒に体内から失われます。その状態で水分だけを摂取すると、血液中の塩分(ナトリウム)濃度が下がってしまい、熱中症になってしまうことも。塩飴は不足している塩分を手軽に補うことができる便利な食べ物です。外で過ごすことの多い方は、常に持ち歩いてこまめに食べるよう心がけましょう。

スポーツドリンク

汗によって失われた水分と塩分を効率良く補うなら、スポーツドリンクや経口補水液などがおすすめです。水の代わりに水分補給として摂取しましょう。緊急用に携帯するのであれば、粉状のスポーツドリンクが最適でしょう。

上記でご紹介した便利なグッズや食べ物、飲み物などをきちんと準備して、熱中症対策を行いましょう。もちろん、これらに頼るだけでもいけません。自分の体調を把握して、無理をしないことが大切です。

暑い時期に取り組みたい熱中症の予防方法

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連日のように猛暑を記録する日本の夏。気温や湿度が上がりはじめると、テレビの天気予報やニュースでは熱中症に対する注意を繰り返し耳にするようになります。では、実際に熱中症を予防するためには、どのように対策をしたら良いのでしょうか。

特に、夏場もスポーツやトレーニングを楽しみたい!という方は、熱中症対策についての正しい知識をきちんと身につけておきましょう。今回は、暑い時期に取り組みたい熱中症対策について詳しく解説していきます。

普段からできる熱中症対策

熱中症は毎日の生活を少し工夫することで、そのリスクを大きく減らすことができます。では、普段からできる熱中症対策について、具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。

水分をとる

熱中症の予防で最も大切なのは、こまめに水分補給をすること。特に暑い夏場は知らないうちに汗をかいてたくさんの水分が体から失われています。喉の乾きを覚えた時にはすでに脱水症状が始まっていると言われていますので、気温や湿度の高い暑い時期は、喉が乾いていなくても意識してこまめに水分を摂取するように心がけましょう。

ただし、アルコールやコーヒーなど利尿作用の高い飲み物は、体内の水分をさらに排出させてしまうため水分補給には適していません。

塩分をとる

熱中症を予防するために効果的と言われている水分補給ですが、その際に忘れてはいけないのが、水分だけでなく塩分も一緒に摂取するということです。

私たちの体内では水分とミネラルの濃度が一定に保たれています。汗をかくと、水分だけでなく塩分も一緒に体外へ排出されてしまうのですが、その際に水分だけを摂取すると体内の水分と塩分のバランスが崩れて、運動能力の低下などを招く自発的脱水という状態になってしまうことも。夏場に水分補給をするときにはスポーツドリンクなどミネラルの含まれたものを選ぶことが大切なのです。

睡眠をとる

睡眠不足の状態が続くと自律神経が乱れ、体温調節の機能が正常に働かなくなってしまいます。夏場は寝苦しい夜が続きますが、エアコンや扇風機、通気性の良い寝具やパジャマなどを上手に活用して、快適に眠れる環境を確保しましょう。

栄養バランスの取れた食事

熱中症を防ぐためには健康的な体づくりが欠かせません。夏場は食欲が落ちてしまい、喉越しの良いものや冷たいものばかりを食べてしまいがちですが、不規則な食生活を続けていると、体調を崩しやすくなったり自律神経の働きが悪くなったりすることもありますので、夏場こそしっかりと栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

外出時の熱中症対策

気温や湿度が高い夏場の外出時は、特に熱中症への注意が必要です。では、どのようにして熱中症対策を行えば良いのでしょうか。夏場の外出時に気をつけるべき大切なポイントは主に以下の3つです。

日差しを避ける

直射日光に当たると、自分で思っている以上にたくさんの汗をかいてしまいます。汗によって体内の水分が大量に失われてしまうと、熱中症のリスクは高くなりますので、外出時には日傘をさしたり帽子をかぶったりして、直射日光が当たらないように気をつけることが大切です。特に暑さを自覚しにくい小さな子どもや高齢者が夏場に屋外で過ごす場合には、パラソルやテント、タープを使用するなどして、日陰を作るようにしましょう。

冷感グッズを使う

夏場の外出時には、汗をかくことによって必要以上に水分を失わないためにも、冷感グッズを上手に使って体温調節をしましょう。衣類は麻や綿などの通気性の良いものや、冷感効果のあるTシャツを着用し、下着類は速乾性と吸水性に優れたものがおすすめです。

近頃は熱中症対策として冷却シートや水で濡らすだけで冷たくなるスカーフなど、便利なアイテムも市販されていますので、上手に活用すると良いでしょう。首元など太い血管が通っているところを意識して冷やすことで、効率的に体温を下げることができます。

水分を持ち歩く

夏場に外出をする際には必ず水分を持ち歩き、こまめに水分補給を行いましょう。喉が乾いたと感じた時にはすでに脱水状態が始まっているため、水分補給は喉の渇きを感じる前にしっかりと行うことがポイントです。

特に熱中症に注意すべきシーン

熱中症は環境によってそのリスクが大きく異なります。では、特にどのような場合に熱中症のリスクが高くなるのでしょうか。熱中症に注意すべきシーンについて詳しく見ていきましょう。

気温が高いとき

真夏などで気温が体温よりも高い環境に長い時間いると、体温を調節する機能がうまく働かなくなってしまい、体内の熱を体外へ放出することができなくなってしまいます。その結果、体温が高くなってしまったり、大量に汗をかいて体内の水分バランスが崩れてしまったりして、熱中症を引き起こすことがあります。

湿度が高いとき

熱中症は気温だけでなく湿度の高い時にも注意が必要です。私たちの体は汗をかいてその汗が蒸発する際の気化熱を利用して体温を調節しています。ところが、湿度が高すぎると汗が蒸発しにくくなるため、体温をうまく下げることができなくなるのです。

梅雨の時期や夏場などは室内でも熱中症の危険性があるため、エアコンの除湿機能などを上手に活用して湿度をコントロールしましょう。

風が弱いとき

風が弱い日には、湿度が上がりやすくなるだけでなく、汗が蒸発しにくくなってしまいます。その結果、体温をうまく下げることができなくなり、熱中症を発症するリスクが高くなるというわけです。

日差しが強い時

日差しが強い時に長時間外にいると、直射日光に当たることで汗をたくさんかき、体内の水分が不足してしまいます。

熱中症というのは年齢性別問わず誰でもかかる危険性があります。その一方で、普段から少し気をつけているだけで、そのリスクを大きく下げることも可能です。気温や湿度が高くなりはじめたら、上記の内容を参考にして対策を万全に行い、熱中症を予防しましょう。

【熱中症のメカニズム】その症状と原因を理解しよう!

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地球温暖化による気温の上昇で、年々厳しさを増す夏の暑さ。日本各地で記録的な猛暑日となる日が続き、屋外はもちろん屋内であっても活動に支障が出てしまうことも珍しくありません。

そしてこの時期、注意しなくてはいけないのが「熱中症」です。特に、気温や湿度が高くなってからの運動は熱中症のリスクが高くなるため、しっかりと対策をしておかなくてはいけません。今回は、熱中症の症状とそのメカニズムについて、詳しく解説していきます。

熱中症とは

「熱中症」というのは、高温多湿な環境の中で起こるさまざまな体の不調のことで、ひと昔前までは「日射病」や「熱射病」と呼ばれていた症状も現在は総称して熱中症と呼んでいます。

熱中症は、私たちの体にもともと備わっている「体温調節機能」の乱れが原因と言われていて、その機能が未熟な乳幼児や暑さを自覚しにくい高齢者などは特に注意が必要です。また、心臓病、糖尿病、腎臓病、高血圧などの持病がある方も熱中症のリスクが高くなると言われています。服用している薬の種類によっては、利尿作用があるものや、汗をかきにくくなってしまうものもあるため、夏場は特に暑さへの対策を心がけましょう。

熱中症は真夏だけでなく初夏から秋にかけても起こりやすく、総務省の発表によると平成30年度の熱中症による救急搬送された人の数は、5月から9月までで実に95137人、そのうちの160人が搬送後に死亡しています。特に気温が最も高くなる7月、8月は熱中症の危険度が高く、屋外での活動中はもちろん、室内にいる時でも注意しなくてはいけません。気温や湿度が高い場所、風通りの悪い場所、直射日光の当たる場所で活動するときは、熱中症のリスクが高くなっていることをきちんと理解しておくことが大切です。

熱中症が起きる仕組み

私たちの体内では常に熱が作られていますが、体温調節機能が備わっているため、体温が上がりすぎてしまうのを防ぐことができます。

例えば、スポーツなどをして体温が上がりすぎてしまったときには、自律神経の働きによって発汗が促され、その汗が蒸発する際の気化熱を利用して上がった体温を下げようとするなど、体温を上手にコントロールしているのです。

ところが、猛暑日などのように気温が体温よりも高い環境に長時間いると、体温調節機能が乱れてしまい、うまく熱を体外へ放出することができなくなってしまいます。その結果、体温が高くなりすぎてしまったり、大量の発汗により体内の水分が失われたりして、筋肉、神経、血流などさまざまな部分に影響が及び、めまいや吐き気といった熱中症の症状が引き起こされてしまうのです。

気温や湿度が高くなる夏場は、屋外でスポーツなどの激しい活動をしているときだけでなく、室内でゆっくり過ごしているときでも起こる可能性がありますので、注意が必要です。

熱中症は3段階に分かれる

熱中症は軽症から重症まで、症状によって大きく3つの段階に分類されています。それぞれの症状を詳しく見ていきましょう。

Ⅰ度

熱中症のなかでも軽度に該当する症状は主に以下の3つです。

【めまい】

高温や直射日光に当たったことが原因で血管が拡張し、脳への血流が瞬間的に不十分になったり、血圧が下がったりしたことによって生じます。いわゆる「立ちくらみ」と呼ばれる状態で、「熱失神」と呼ぶこともあります。

【大量の発汗】

体温を下げようとして体が大量に汗をかいている状態です。

【筋肉痛、筋肉の硬直】

足や腹部の筋肉に起こりやすい症状です。大量に汗をかくことにより体内から塩分が失われ、体内の水分と塩分のバランスが崩れてしまうことで起こる症状です。

Ⅱ度

熱中症のなかでも中度に該当します。以前は「熱疲労」と呼ばれていた症状で、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感などの症状が一般的です。体内の水分と塩分が不足する脱水症状を起こしている状態で、放置すると重症化してしまう危険性もあるため、できるだけ早く応急処置をする必要があります。

Ⅲ度

熱中症のなかでも重症に該当する症状のことで、最悪の場合には死に至ることもある危険な状態です。

【意識障害、けいれん、運動障害など】

脱水症状により体温調節が機能していない大変危険な状態です。呼びかけや刺激に対する反応がおかしかったり、無反応だったりする場合や、ひきつけを起こしていたり、体が硬直してまっすぐ歩けなかったりする場合もあります。

【高体温】

体に触ると熱く感じ、汗をかいていないという特徴があります。体温が39℃を超える場合もあり、非常に危険な状態です。かつては重度の日射病と呼ばれていたものに該当します。

熱中症というのは、はじめのうちは軽症であっても適切な処置をしないままでいると、重症化してしまい、最悪の場合には命を落としてしまうこともあります。高温多湿な環境では熱中症のリスクが高くなるため、そのメカニズムをきちんと理解したうえでしっかりと対策することが大切です。

熱中症なったらどうするべき?まず実践したい応急処置の仕方

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一緒にスポーツを楽しんでいる際に、自分や仲間が熱中症になってしまったとき、どうすれば良いのでしょうか。熱中症は適切な処置をしないでいると、あっという間に重症化してしまい、最悪の場合には死に至ることもあります。

熱中症になってしまった時のために、どのように対処したら良いのか、あらかじめ正しい知識を身につけておきましょう。今回は、熱中症と思われる症状が現れた際の応急処置の方法について詳しく解説していきます。

熱中症の見分け方

熱中症の症状は人によってもさまざまで、はじめは軽症であっても時間とともに症状が変化して重症化してしまうこともあるため、早期に応急処置を行うことが大切です。では、熱中症かどうかを見分けるにはどうすれば良いのでしょうか。熱中症の主な症状を詳しく見ていきましょう。

めまい、顔のほてり

気温が高い環境に長くいたり、直射日光に長時間当たっていると、血管が拡張して脳への血流が瞬間的に不十分になってしまったり、血圧が下がったりしてめまいや立ちくらみが起こる場合があります。人によっては瞬間的に意識を失ってしまうことも。また、顔が赤く熱っぽくなるのも熱中症の症状のひとつです。

筋肉のけいれん

大量に汗をかいたことにより、体内の水分と塩分のバランスが崩れてしまうと、足や腹部の筋肉にけいれんが起こることがあります。これも熱中症の初期症状のひとつです。

倦怠感や吐き気

体のだるさや吐き気といった症状は、いわゆる「熱疲労」と呼ばれるもので、熱中症のなかでも中度の症状です。

発汗異常

ふいてもふいても止まらずに汗をかき続ける場合や、反対に全く汗をかいていない場合も、熱中症にかかっている可能性があります。

高体温

体が明らかに熱っぽいと感じた時には、熱中症がかなり進行している可能性があります。放置して重症化すると、記憶障害や肝臓の機能不全などの後遺症が残ってしまったり、死にいたるケースもあるため、できるだけ早く医師の診察を受けなくてはいけません。

熱中症になってしまった時の応急処置

目の前に熱中症になってしまった方がいた場合、できるだけ早く応急処置をスタートすることが重症化を防ぐことに繋がります。では、実際に熱中症と思われる方に対して、どのような応急処置を行えば良いのでしょうか。応急処置で大切な3つのポイントを詳しく見ていきましょう。

涼しい場所で休ませる

まずは熱中症になってしまった方をできるだけ涼しい場所に避難させて休ませましょう。クーラーの効いている部屋が望ましいのですが、屋外などでそのような場所がない場合には、日陰で風通しの良いところを探します。

衣服を脱がし、体を冷やす

熱中症の応急処置で大切なのは、とにかく上がってしまった体温を下げるということ。体内の熱が放出しやすいように着ている洋服は脱がせるか、ベルトやネクタイなどをゆるめて風通しを良くしましょう。

体に水をかけてうちわや扇風機などで風をあてることで、体を効果的に冷やすことができます。保冷剤や氷などが用意できる場合には、両脇や首、太ももの付け根などに当てて血液を冷やすことも有効です。

熱中症は時間とともに症状が悪化してしまうため、いかに早く体を冷やすかが大切です。救急車を呼んだ場合も到着をただ待つのではなく、体を冷やすことを続けましょう。

水分と塩分を摂取する

意識がはっきりしていて、こちらからの呼びかけにしっかりと応答できる場合には、冷たい水分を飲ませましょう。脱水症状を和らげるだけでなく、胃の表面から体の熱を下げる効果があります。ただし、大量に汗をかいている場合には水分と一緒に塩分も体外へ排出されてしまっているため、水分だけでなく塩分も補う必要があります。経口補水液やスポーツドリンクがおすすめですが、ない場合には水1リットルに対して1〜2グラムの食塩を混ぜたものを飲ませるのも有効です。

意識がはっきりしない場合や嘔吐の症状がある場合には、経口での水分補給は誤嚥の恐れがあるため避けた方が良いでしょう。その場合は、できるだけ早く病院へ連れて行き、点滴などを受ける必要があります。

こんなときはすぐに病院へ

熱中症というのは時間の経過とともに症状が変化していきます。大したことないと思ってそのまま放置していると、あっという間に重症化してしまうこともあるため、できるだけ早く適切な応急処置を施すことが大切です。特に、意識がない、水分補給ができない、応急処置を行なっても回復が見られないという場合には、迷うことなく病院へ行くようにしましょう。

熱中症になってしまった方がいた場合には、ぜひ上記の内容を参考にしてできるだけ早く応急処置をスタートしましょう。処置を早く行なうことで、後遺症を軽減できる可能性もあります。

また、気温や湿度の高い夏場にスポーツなどをする場合には、仲間同士でこまめな水分補給と休息をお互いに呼びかけて注意することも大切です。

熱中症が疑わしい時に実践したいセルフチェック項目

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毎年夏になると、テレビのニュースや天気予報で連日のように熱中症に対する注意を呼びかける声を耳にします。

人によっては、外出時に冷感グッズを活用したり水分を持ち歩いたりして、熱中症対策を行なっている方もいると思いますが、いざ自分が熱中症になってしまった時、さまざまな不調が本当に熱中症によるものなのか、どのくらいの重症度なのかは意外と分からないものです。

そこで今回は、熱中症が疑わしい時に実践したい、セルフチェックのポイントについて詳しく解説していきます。

熱中症が疑わしい時のチェック項目

頭痛や倦怠感、お腹の不調など、夏風邪とよく似た症状も多い熱中症。単なる風邪と判断を間違えてしまうと、適切な処置が遅れてあっという間に重症化してしまうケースも少なくありません。そうした事態を防ぐためにも、まずは熱中症が疑わしい時のセルフチェックのポイントをきちんと理解しておくことが大切でしょう。

以下の3つは、熱中症の初期である可能性が高い症状です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

「立ちくらみ」

気温の高いところで長時間過ごすと、血管が拡張して一時的に脳への血流が不足したり、血圧が降下したりして、立ちくらみの症状が現れる場合があります。人によっては失神してしまうこともありますが、初期の段階ではあくまでも瞬間的ですぐに意識が回復するのが特徴です。

目の前がチカチカしたり、一瞬暗くなったように感じたりする場合には、軽度の熱中症になっているサインです。ただちに冷房の効いた場所や直射日光の当たらない風通しの良い日陰などに避難をして体を冷やすのと同時に、水分補給をしましょう。

「筋肉痛や筋肉の硬直」

気温や湿度の高い夏場に激しいスポーツなどをすると、大量の汗をかきます。その際、体内からは水分だけでなく塩分も失われるのですが、そこで水分だけを補給してしまうと血液中の塩分濃度が下がってしまうため、筋肉痛や筋肉の硬直、手足のしびれといった症状が現れることも。これは熱中症の初期症状のひとつで、全身ではなく部分的に症状が出るのが特徴です。

こうした症状が現れた場合には、涼しい場所に避難してスポーツドリンクや経口補水液などのように塩分(ナトリウム)を含んだ飲料で水分補給をしましょう。

「大量の発汗」

だらだらと流れるように大量の発汗がある場合には、体内が脱水症状に陥っているサインです。熱中症の初期にも多い症状で、失われていく水分に対して水分補給が追いついていない証拠ですので、冷房の効いた屋内や直射日光の当たらない涼しい場所に移動して、水分と塩分を摂取する必要があります。

さらにこのような症状があるときは要注意

熱中症は初期の段階であればその場の応急処置によって回復する可能性が高くなりますが、「頭痛」「気分の不快」「吐き気」「嘔吐」「倦怠」「虚脱感」「下痢」といった症状がある場合には、「熱中症Ⅱ度」と呼ばれる中等症の疑いがあります。

その場合、応急処置だけでは間に合わないため、病院で適切な治療を受ける必要があります。熱中症は時間の経過とともに症状が悪化してしまうこともあるので、病院へ到着するまでの間も氷や保冷剤などで体を冷やし、水分補給を続けましょう。

入院が必要になってしまう症状

上記で紹介した「熱中症Ⅱ度」の症状に加え、呼びかけや刺激に対する反応がおかしい「意識障害」や体全体にがくがくとした引きつけが起きている「けいれん」、まっすぐ歩いたり走ったりすることができない「手足の運動障害」体に触れると明らかに熱があることが分かる「高体温」などの症状が現れた場合には、「熱中症Ⅲ度」と呼ばれる極めて重症度の高い状態であることが考えられます。

見た目にはわからなくても、肝機能異常や腎臓機能障害、血液凝固障害といった深刻な症状が起きている可能性もあるため、一刻も早く病医院へ搬送して医師による治療を受けなくてはいけません。詳しい症状の見極めは医師が判断することになりますが、「熱中症Ⅲ度」は入院が必要になるケースがほとんどです。

熱中症が疑わしいときはどのようにすべきか

熱中症の症状を詳しく紹介していきましたが、いざ体調の悪い方を目の当たりにしたり、自分自身の体調が悪くなったりすると、上記だけでは判断がつかない場合もあります。

その場合にはまず、

  1. 冷房の効いた室内や直射日光の当たらない風通しの良い日陰など涼しい場所に避難する
  2. 保冷剤や氷のうなどを使って、前頚部の両側や脇の下、太ももの付け根などを冷やす
  3. 水分と塩分の両方を摂取する

という基本的な応急処置を行って様子を見ましょう。

しばらくたっても症状が回復しない、もしくは明らかに悪化していることが分かる場合には、迷わず病院へ行くことが大切です。救急車を呼ぶ場合には、到着を待つ間も応急処置を続けることも忘れずに。

屋外で長時間過ごしている時に体調が悪くなったときには、今回挙げたようなセルフチェックをして、熱中症なのかどうかを判断しましょう。

熱中症予防につながる栄養素と飲み物について

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夏場は食欲が落ちて、ついつい素麺などのように喉越しが良くてサッパリしたものや、冷たいものに食生活が偏りがちですが、熱中症を予防するためには栄養のバランスがとれた食事は欠かせません。

規則正し食生活は、高血圧や肥満、心疾患、糖尿病といった熱中症のリスクが高くなる疾患の予防にもつながります。一日3食をしっかりと食べて、夏の暑さに負けない丈夫な体をつくりましょう。というわけで、普段の食事で積極的に摂取したい熱中症予防につながる栄養素と飲み物について詳しく解説していきます。

熱中症予防に欠かせない栄養素と食材

熱中症を予防するためには、「体内の水分とミネラルのバランス」「胃腸の働き」「自律神経の働き」を正常に保つことがポイントです。これらは、食生活によって大きく影響を受ける部分ですので、熱中症のリスクが高くなる夏場は特に日々の食事に気を配る必要があります。

では、熱中症予防のためには、どのような栄養素を積極的に摂取すれば良いのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

ビタミンB1

ビタミンB1は、豚肉やレバー、うなぎ、豆苗、枝豆、そら豆、ナッツ類、玄米、胚芽米、ぬか漬けなどに豊富に含まれている栄養素です。主な働きは炭水化物などの代謝を助けることで、身体活動に必要なエネルギーを生み出しています。また、激しい運動をした際に作られる乳酸という疲労物質の代謝を助けてエネルギーに変える手助けも行なっていて、疲労の回復にも必要な栄養素のひとつです。

さらに、ビタミンB1には、神経や脳の働きを助ける役割もあって、この働きが熱中症予防に大きく関わっています。ビタミンB1は水に溶けやすい特徴があり、体内に蓄えておくことができません。そのため、夏場の暑い時期に大量の汗をかくと、水分や塩分と一緒に体の外に出て行ってしまい、神経や脳の働きに支障が出てしまいます。その結果、ビタミンB1が不足すると熱中症が重症化しやすいと考えられているのです。

ちなみに、ビタミンB1はアリシンという物質を豊富に含むネギやニンニクと一緒に摂取することで、より効率的に体内へ取り込むことができます。また、ビタミンB1は他のビタミンB群と一緒に摂取することで、相互に働きを助けてくれるのも特徴です。

カリウム

カリウムは、アボカド、バナナ、メロンなどの果物や、イチジクやあんずなどのドライフルーツ、ほうれん草、三つ葉、タケノコ、小松菜、イモ類などに豊富に含まれている栄養素です。

私たちの体内にある細胞の内側にはカリウムが、細胞の外側にはナトリウムが多く存在していて、カリウムは細胞の浸透圧を調整する働きをしています。そのため、カリウムが何らかの理由で不足すると、細胞内が脱水症状になってしまい、熱中症が回復しにくくなってしまうのです。熱中症を予防するためにも、汗をかいた時には積極的にカリウムを摂取するように意識しましょう。

クエン酸

クエン酸は、レモンやみかんなどの柑橘類や梅、パイナップルなどに豊富に含まれる栄養素です。一般的には疲労回復に効果のある栄養素として知られていますが、クエン酸にはミネラルの吸収を助ける働きもあるため、脱水症状の回復や熱中症対策にも役立つ栄養素だと言われています。

夏場の水分補給では、水分とミネラルにプラスしてクエン酸を摂取することでより効果的に体内を潤すことが可能です。

熱中症予防におすすめの飲み物

こまめな水分補給は熱中症予防の大原則ですが、飲み物ならどんなものでも良いというわけではありません。では、どのような飲み物を積極的に摂取すれば良いのでしょうか。熱中症予防におすすめの飲み物は以下の2つです。

水は最も手軽な水分補給の飲み物で、日常的な補給や短時間の運動の際にはおすすめです。ただし、一時間以上運動をする場合や大量に汗をかいたときなどの水分補給としては、汗で失われてしまったミネラルをしっかりと補うことができません。

その場合は、ミネラルと合わせて摂取する必要があります。目安としては、水1リットルに対して1〜2グラムのミネラル塩を加えましょう。

スポーツドリンク

熱中症予防に効果的な飲料として一般的なスポーツ飲料ですが、浸透圧の違いによって「ハイポトニック」と「アイソトニック」の2種類に分類されています。どちらも糖分と塩分が配合されている点では同じですが、「ハイポトニック飲料」は一般的な血液の濃度よりも低い浸透圧に設定されているのに対し、「アイソトニック飲料」は人の血液に近い浸透圧に設定されているのが特徴です。

熱中症を防ぐための効果的な水分補給としては、ハイポトニック飲料は運動中の水分補給として、アイソトニック飲料は運動後の水分補給として取り入れると良いでしょう。但し、甘すぎるため余計にのどの渇きを感じてしまいます。できるだけスッキリとした味のものを選ぶことをおすすめします。

熱中症を予防するためにも、上記の内容を参考にして日頃から必要な栄養素や水分を上手に摂取していきましょう。

飲み過ぎにも要注意!?水分補給時の注意点

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運動時には水分補給を心がけている方が多いと思いますが、脱水症状や熱中症を心配するあまり、水分を摂り過ぎてしまっては逆効果です。水分は摂取しすぎてしまうことで、かえって健康被害を招くことがあります。そこで今回は、誤った水分補給によって生じるリスクと、水分補給の注意点を一緒に勉強していきましょう。

運動性低ナトリウム血症とは ※別名:水中毒

水分補給は熱中症予防や健康を維持するために欠かせない大切なものですが、一度にたくさんの水を飲み過ぎてしまうと「低ナトリウム血症(水中毒)」と呼ばれる状態を引き起こしてしまうことがあります。これは、水の飲み過ぎによって体液が薄まってしまうことで、放置すれば最悪の場合、死に至ることもある大変危険な症状です。

低ナトリウム血症は誰にでも起こり得るものですが、なかでも長時間の激しい運動時の過度な水分補給によって発生するものを「運動性低ナトリウム血症」といいます。では、実際に運動性低ナトリウム血症になった場合、どのような症状が現れるのでしょうか。
運動性低ナトリウム血症の症状と、主な原因、なりやすい人の傾向について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

どのような症状

運動性低ナトリウム血症に陥ると、水を飲み過ぎたことによる腹部の膨満感、手首や足首、手足の指などにむくみが現れます。その他にも、めまいや頭痛、疲労感などが現れる場合や、多尿、頻尿、下痢などの症状が現れることも。そして、悪化すると意識障害や性格の変化、呼吸困難などを引き起こし、最悪の場合には死に至ることもあります。

主な原因

低ナトリウム血症とは、血液中のナトリウム(塩分)濃度が極端に少なくなっている状態を指します。運動時に汗をかくと、私たちの体内からは水分と一緒にナトリウムも失われます。その際、適切な水分量を補給していれば、体は余分な水分を尿として体外に排出し、血中ナトリウムの濃度を調整することができますが、一度に大量の水分を摂取すると、排出速度が追いつかず血中のナトリウム濃度が危険なレベルにまで低下してしまうのです。

運動性低ナトリウム血症になりやすい人

運動性低ナトリウム血症は、マラソンやサッカー、トライアスロンといった長時間の激しいスポーツや、4時間以上の負荷の大きなエクササイズをしている人がかかりやすい病気です。ただし、ピラティスなどのように発汗量がそれほど多くない低強度のエクササイズで、水分補給をしすぎた場合にも運動性低ナトリウム血症を発症する可能性もあります。

過不足のない水分補給の目安

運動時の水分補給は多過ぎても少な過ぎても、体に負担がかかってしまう可能性があります。大切なのは過不足のない水分補給を意識するということですが、具体的に自分がどのくらいの量の水分を摂取したら良いのか把握している方は意外と少ないのではないでしょうか。
理想的な水分補給の目安は、その人の運動量や体型、運動をする状況によって異なりますので、以下のポイントを参考にして自分に必要な水分量を理解しておくことをおすすめします。

1日の水分補給量の目安

健康を維持しながら生活をするためには、1日に約2.5リットルの水分が必要だとされています(ただし、運動量の多い人は3リットル前後)。普通に生活をしているだけで、呼吸や排便、排尿、汗などによって約2.5リットルの水が排出されているため、失われた分の水分を食事や水分補給によって補う必要があるというわけです。

こまめな水分補給

激しい運動時や夏場など大量の汗をかく時には、いつも以上に多くの水分が体内から失われるため、水分補給がより大切になります。体内の水分はわずか2%が失われただけでも、運動能力が低下しはじめるため、こまめな水分補給によってそれを防ぐことが大切です。

運動後の体重の増減

同じ運動をしていても、汗をかく量(発汗速度)は人によって違うため、必要な水分量も異なります。人は体内の水分が2%程度失われると、運動能力が低下するといわれています。そのため、運動前後の体重を比較して2%以上減少している場合は、水分補給が不足していると考えられます。また、運動前よりも体重が増えている場合には、水分補給量が過多の状態ですので、注意が必要です。

塩分(ナトリウム)と糖分の摂取も必須?

運動性低ナトリウム血症を防ぐためには、水分補給時に水だけでなく塩分(ナトリウム)を摂取しなければなりません。水分と塩分を一緒に補給することによって、血液中のナトリウム濃度を正常に保つことができるからです。
塩分は脳からの電気信号が神経細胞を通して体の隅々まで伝え、筋肉や神経を正常に働かせるのを助ける役割があります。不足するとその伝達がうまく行かなくなってしまうため、運動パフォーマンスが低下する可能性があります。
また、水分補給をするときには、塩分だけでなく糖分を併せて摂取することによって腸管への吸収を促進してくれるため、より効率的に水分補給をすることができます。

運動時に水分補給を行う際には、自分にとって適切な量を摂取することが何よりも大切です。上記の内容を参考にして、過不足ない水分補給を心がけましょう。

一工夫で変わる!水分補給を上手に行う方法

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私たちは1日に約2.5リットルもの水分を失っています。体内から失われた水分を補わずにいると、熱中症や脱水症状などの健康被害だけでなく、肌の乾燥や免疫力の低下などさまざまなトラブルを引き起こしてしまうことも。
体内の水分不足を防いで健康を維持するためには、失った分の水分をきちんと補給することが大切です。そこで今回は、いつもの水分補給に一工夫を加え、より効果的に水分補給を行う方法を詳しく解説していきます。

食事から水分補給を行う

水分補給というと、ミネラルウォーターやスポーツドリンク、お茶などを飲むことを想像しがちですが、実は普段の食事からでも水分補給を行うことは可能です。
私たちが普段の食事で摂取しているものには、たくさんの水分が含まれています。野菜や果物はもちろん、見た目からは分からないパスタやご飯、ナッツにも水分が含まれているのです。

体に必要な水分約2.5リットルを全て飲料で摂取するのは難しいと感じる方もいるかと思いますが、食品からも水分補給が可能となれば少し気が楽になるのではないでしょうか。
では、実際に食事から水分補給を行う際のポイントを見ていきましょう。

水分の多い野菜や果物を食べる

野菜や果物のなかには水分が豊富に含まれているものがたくさんあります。例えば、レタスやきゅうり、セロリ、トマト、カリフラワー、大根などの野菜は90%以上が水分です。
また、果物ではスイカ、桃、メロン、梨なども豊富な水分を含んでいます。

調理方法を工夫する

食事から水分を摂取する場合には、調理法をひと工夫するだけでより効率的に水分補給が可能です。
おすすめは、野菜の栄養素を丸ごといただけるスープやジュースなどにする方法。薄味にすることを心がければ、塩分や糖分を摂り過ぎずに食品由来の水分をしっかりと摂取することができます。また、煮物や蒸し物、おかゆやリゾットなど、調理の過程で水を多く使うメニューも、水分量を増やすことができるためおすすめです。

水分を数回に分けて飲む

私たちが体内に蓄えることができる水分量は決まっているため、一度にたくさんの水分を摂取しても、余分な分は排尿や排便によって体外に排出されてしまいます。効果的に水分補給を行うためには、数回に分けてこまめに摂取することが大切です。

一日あたりの水分摂取量の目安は約2.5リットル、そのうち飲料での摂取は約1.2リットルとされていますので、コップ1杯が200mlとすると1日にコップ6杯分以上の水分を飲まなくてはいけません。コップ6杯分をまとめて飲もうとすると大変ですが、起床時、朝食時、昼食時、夕食時、入浴前、就寝前に水分補給をすることを習慣づけてしまえばそれほど難しいことではないはずです。

また、運動時は特にたくさんの水分が体内から失われるため、よりこまめに水分補給を行う必要があります。大切なのは「喉の渇きを感じる前に」水分補給を行うということ。なぜなら、喉の渇きを感じた時にはすでに体内の2%ほどの水分が失われていて、脱水がはじまってしまっているとされているからです。マラソンやサッカー、野球など長時間にわたって激しい運動を行う場合には、20~30分おきに200mlほどの水分補給を行うなどの工夫が必要でしょう。

よく体に吸収されるように水分を取る

気温や湿度が高い夏場などは、汗をかくことによって水分だけでなくミネラルも体内から排出されています。その状態で水分だけを摂取していると、血液中のミネラル濃度のバランスが崩れてしまい、低ナトリウム血症(水中毒)などの症状を引き起こしてしまうこともあるので注意が必要です。汗をかいた時に失われたミネラルバランスが元通りになるには数日かかるといわれいます。普段の食事からミネラル分も意識して摂取するように心がけましょう。

しっかりと体に吸収されるように水分補給をするには、どうしたら良いのでしょうか。水分は吸収が早くても細胞外液にしかならず、そのまま体外に排出されてしまってもあまり意味がありません。大切なのは、細胞内液になり細胞内でおこなわれているエネルギー産生などの活動をスムーズにすることです。
そのためには、こまめな水分摂取やグリセリンローディングなど細胞内液になりやすい水分摂取方法を普段からおこなうことが重要です。

疲労回復も意識して水分補給を行う

激しい運動をした後、十分な水分補給を行うことで疲労回復が早まります。また、レモンやお酢、パイナップルや柑橘類などを運動後に摂取すると、ミネラルが腸から吸収されるのを助ける働きがあるので早く疲労が取り除けます。

のどの渇きや肌の乾燥を感じる方は、水分不足に陥っている可能性があります。水分補給をする際には、上記の内容を参考にして、少しの工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。健康維持のためにもしっかりと水分補給をしていきましょう。

週末ランナー必見!ランニング時の水分補給グッズ特集

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走ることを楽しむファンランナーが、ここ数年でぐっと増えてきました。仕事でたまったストレスの発散、健康維持、気分のリフレッシュなど目的は人によってもさまざまですが、ランニングは今や誰でも気軽に始めることができる人気スポーツのひとつとなっています。
近ごろでは、ランニングをより快適に楽しむための便利なグッズもたくさん登場していて、自分好みのものを揃えるのもまた楽しみのひとつと言えるでしょう。今回は、ランニング時に便利なアイテムのなかから、水分補給におすすめのグッズを紹介していきます。

ボトル揺れが少ない腰巻ランニングバック

ランニング中の水分補給グッズといえば、腰巻のランニングバッグが定番です。ウエストポーチ型のランニングバッグにはさまざまな種類のものがありますが、大切なのは携帯しているボトルが走っている最中もしっかりと固定されていること。走るたびに水の入ったボトルが揺れてしまうようでは、走りづらさを感じたりランニングフォームが崩れてしまったりすることもあるため、注意が必要です。
では、実際にボトル揺れの少ない腰巻のランニングバッグには、どのようなものがあるのでしょうか。おすすめを2つご紹介していきます。

YURENIKUIシリーズ

背面に500mlのペットボトルを装着することができる、ウエストポーチタイプのランニングバッグです。腹部は全面ポーチになっていて、スマートフォンやデジカメはもちろん、エネルギー補給のためのサプリメントやゼリー飲料なども余裕で収納することができます。
素材はストレッチの効いたパワーメッシュを使っているため、ウエスト部分にしっかりと固定され、ランニング時の荷物の揺れも気になりません。カラーバリエーションも豊富なので、ランニングウエアとのコーディネートを楽しむこともできます。

FlipBelt×専用ウォーターボトル

FlipBeltは伸縮性に優れたチューブ型の腰巻バッグです。ウエスト部分にぴったりとフィットするように設計されているため、ウエストポーチタイプのバッグと比べてコンパクトで軽量というメリットがあります。FlipBelt専用のランニングウォーターボトルは流線型になっていて、ウエストの曲線にそって快適にFlipBelt内に収納することが可能です。

マラソンランナー必見の水分補給法

ハイドレーションシステム搭載バックバック

長距離のランニングを楽しむ際には、脱水による運動パフォーマンスの低下や、熱中症などを防ぐためにも、よりこまめな水分補給が必要になります。
一般的に運動時の水分補給は、20〜30分ごとにコップ1杯程度の水分を摂取するのが理想的といわれていますが、水分補給のたびにリュックやバッグからウォーターボトルを取り出すのは面倒なもの。そこでおすすめなのが、走りながら水分補給をすることができるハイドレーションシステム搭載のバッグパックです。

ハイドレーションシステムとは、飲み口のついたチューブが装着されたウォーターパックから水分補給をするもので、ランニング時に給水のために足を止める必要がありません。
ハイドレーションシステム搭載のバッグパックにはさまざまなタイプがありますが、そのなかでも以下の2つがおすすめです。

OSPREY デューロ/ダイナシリーズ

アメリカのバックパックメーカー「OSPREY(オスプレー)」のランナー向けパックです。全体がフレキシブルな素材で作られていて体にしっかりとフィットするため、快適にランニングを楽しむことができます。水分補給に必要なウォーターパックは左右両方に装着が可能。スマートフォンやエネルギー補給のためのゼリー飲料などが収納できるポケットもついていて、長距離ランニングにぴったりです。

CAMELBAK オクテインシリーズ

ハイドレーションシステムのパイオニアメーカーである米国「キャメルバック社」のランニング向けパックです。オクテインシリーズは数ある製品のなかでも特に軽量なのが特徴で、ランニング中でも使い勝手の良い収納機能を備えています。

短距離ランニング向け!ハンドボトル

腰巻ランニングバッグやハイドレーションシステム搭載のバッグパックは、どちらかというと中長距離を走るランナー向けの水分補給グッズですので、ランニングの距離が5キロ前後の短距離ならば、200ml〜500ml程度の水分を手元に携帯できるハンドボトルがおすすめです。ボトルを握りながら走るため、水分補給のたびに立ち止まらなくても、走りながら飲むことができます。また、ハンドボトルはしっかりと握ることができるものを選ぶのがポイントです。

CAMELBAK ナノハンドヘルド

ウォーターボトルを手元に携帯するのに便利なケースです。滑り止め付きのクロス型ゴムバンドに手を通して装着するハンドルタイプで、抜群のフィット感によってランニング中に手元から滑り落ちるのを防ぎます。

CAMELBAK クイック グリップチル

ランニング用の携帯ウォーターボトルです。ハンドルグリップが付いているため、しっかりと手元にホールドすることができ、走りながら手軽に水分補給ができます。ハンドルグリップにはスマートフォンも収納できるポケットが付いていて、小物の携帯にも便利です。

マラソンランナー必見の水分補給法

健康的にランニングを楽しむためには、水分補給のための準備が大切だといえます。上記の内容を参考にして、自分のランニングスタイルに合った水分補給グッズを揃えましょう。

顔がかゆい?それは花粉皮膚炎かもしれません!

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花粉症の方には、辛い季節になってきました。
花粉症といえば目や鼻水やくしゃみが止まらないなど症状としては様々ですが、この花粉症ではないのに顔がかゆい
ということがあります。
この季節に発症する人が多く、最初のかゆみや赤みがどんどんひどくなってしまうことがあります。これはアレルギー体質の人だけでなく、敏感肌の人にも起こってしまうのです。特に目の周りや頬、顎、首など広い範囲でかゆくて赤みが出るのが特徴です。

花粉皮膚炎の予防方法は

花粉皮膚炎にかかわらず、皮膚炎になりやすい原因の一つに、自分自身の持っている肌バリアーの低下があります。
肌バリアーの低下の原因としては、

○乾燥

冬から春にかけては、空気自体も乾燥しています。
さらにその空気の乾燥に加えて、洗いすぎも肌の乾燥の原因になってしまいます。
体の為にと長時間お風呂で体を温めたり、熱いお風呂に入るのが好きという人は、肌の乾燥の原因になってしまいま
す。
だいたい10分を超えるとどんどん肌のセラミド成分がお湯に流出してしまい、その為に乾燥してしまいます。美容の観点から言うとその時間は5分とも言われています。しかし、お風呂にはゆっくり浸かりたいなと言う場合は、お風呂から出たらすぐに保湿を心がけるようにしましょう。
そして朝のシャワーや洗顔も気をつけたいところです。
朝の洗顔に洗顔料を使ってしっかり洗いすぎるのは、必要な肌バリアーを流してしまいがちなので、乾燥が激しい時はやめてみるのも一つの方法だと思います。

○生活習慣

肌バリアーを整えるためには、普段の手入れ以外に生活習慣を整えることが大切です。
睡眠不足、バランスの悪い食生活、適度な運動など、体のために大切なことはお肌にとっても大切なことです。

すでに花粉症の人が気をつけたいところ

すでに花粉症の人の場合、目がかゆかったり、鼻水が出たりと、顔を触る機会が多くなってしまいます。
その為に、花粉によってお肌のトラブルにまでならないように気をつけましょう。目の場合は、かゆく擦りたくなってしまいます。ただ、目の周りは非常に肌が薄く、もともと弱いところです。ここをかゆくて擦ってしまうと、目にも悪いですが目の周りの肌が赤くひどくなってしまったりします。
鼻も、鼻水をかむ為に何度もティッシュを使います。この為に鼻の下だけでなく、鼻の周りもティッシュによる摩擦がおきてしまいます。
これらのことで肌バリアー機能が崩れてしまい、花粉の攻撃を受けやすくなってしまいます。いつも以上に肌を守る為に、しっかりとした保湿と、ホホバオイルやスクワランオイル、ワセリンなどで肌バリアーを作って、花粉から肌を守るようにしましょう。さらに家に帰ってきたときに、顔を優しい泡でこすらないように洗うようにしましょう。タオルで拭くのもゴシゴシしないで、すぐに保湿化粧水とクリームをつけて保護しておきましょう。

いつもよりも少し丁寧にすることで、すでに花粉症の人は肌トラブルを防ぎます。
まだもう少しこの辛い花粉の季節が続きますので、ひどくならないように気をつけて下さいね。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。

水分補給には何が良い?脱水に種類があるのご存知ですか?

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水分は私たちの体にとって最も重要な栄養素のひとつで、水分が不足した状態が続くと命は危険にさらされることになります。
水分は普通に生活をしているだけでも失われるものですから、私たちは日頃からこまめに水分補給をする必要があります。特に、暑い夏場や運動時には汗によってより多くの水分が失われるため気をつけなくてはいけません。また意外と危ないのは空気が乾燥する冬の脱水です。夏場のように目に見えて汗をかくわけでもなく、知らないうちに呼気などからかなりの水分が失われてしまっています。

では、汗をかいた際に水分補給をする場合、どのような点に気をつけたら良いのでしょうか。おすすめの飲み物と合わせて詳しくご紹介していきます。

脱水になるまでの過程

気温の高い夏場や運動時など、汗をたくさんかく時に注意しなくてはいけないのが、脱水症状です。成人男性の体は約60%が水分でできていて、そのうちのわずか5%が失われただけでも脱水の症状が現れると言われています。

では、脱水というのはどのようなメカニズムで起こるのでしょうか。「脱水」というと「水分が不足した状態」と思われがちですが、実際には水分だけではなく、「水分と電解質(主にナトリウム)」からなる「体液」が不足した状態のことを指します。
また、ひと口に脱水と言っても、水分と電解質の失われた割合によって3つのタイプに分かれます。

高張性脱水

水分が電解質よりも多く失われることで体液濃度が高くなっている状態です。激しい喉の乾きや発熱、意識が朦朧とするなどの症状が現れます。

低張性脱水

電解質が水分よりも多く失われることで体液濃度が薄くなっている状態です。吐き気や筋肉の痙攣、だるさなどを感じることがあります。

等張性脱水

水分と電解質が同じ割合で失われた状態のことです。出血や下痢などが原因で一度に大量の体液を失ったときに起こります。

体液濃度を下げないために不可欠な要素とは

水分補給をするときには、状況にあわせて摂取する飲み物を変える必要があります。例えば、汗をかいた時には大量の電解質(ナトリウム)が体内から失われるため、その状態で水分補給としてたくさんの水を飲んでしまうと、体内の電解質バランスが崩れて体液濃度が下がってしまいます。体液濃度が下がると、一時的に喉の乾きを感じなくなりますが、その間も体は体液濃度を正常に戻そうと水分を尿として排出するため、結果的に体内の水分量が低下して脱水状態になってしまうことがあります。

では、体液濃度を下げずに水分補給をするにはどうしたら良いのでしょうか。ポイントは水だけではなく「塩分(ナトリウム)」と「糖分」を適量摂取するということです。

塩分(ナトリウム)と糖分の役割

「塩分」と聞くと、高血圧を引き起こすなど「体に悪いもの」というイメージがありますが、私たちの体内にはもともと塩分(ナトリウム)が一定の割合で含まれていて、体内のさまざまなシステムの働きを維持するという大切な役割を担っています。例えば、体を動かす時には、脳からの電気信号が神経細胞を通して体の隅々に命令を伝えますが、塩分(ナトリウム)が不足した状態ではその伝達がうまくいかず、筋肉や神経の働きに影響を及ぼしてしまうこともあるのです。また、糖分は塩分(ナトリウム)と一緒に摂取することで、腸管での水分吸収を促進する働きがあります。

塩分(ナトリウム)と糖分が取れる飲み物

体液濃度を下げないためには、塩分(ナトリウム)と糖分を一緒に摂取することが大切です。イオン飲料や経口補水液などの飲み物なら、手軽に塩分(ナトリウム)と糖分を取ることができます。また、「水1リットル+食塩2g+砂糖大さじ3〜4」を混ぜるだけで、手軽にイオン飲料を手作りすることも可能です。

一度脱水をおこすと、体液濃度はすぐに元に戻らない

イオン飲料や経口補水液を摂取したからと言ってすぐに体液濃度が元に戻るわけではありません。一度体液濃度が崩れてしまった場合、もとに戻るのに数日かかると言われています。その間無理な運動や激しい運動は避けるようにしましょう。脱水しないために体に水を保水することを心がけてください。

体内に貯蔵可能な水分量を増加させる方法もある

マラソンをはじめとする長時間の運動では、特に脱水症状への注意が必要です。体内の水分が不足すると、疲れやスタミナ不足を感じたり、足がつったりという症状が現れて運動パフォーマンスが低下してしまうため、こまめに水分補給をしなくてはいけません。ところが、市販されているイオン飲料や経口補水液というのは、一般的に短時間で汗や尿となって体外に排出されてしまう傾向にあり、人によっては運動パフォーマンスを維持することが難しいという場合もあります。

では、体内に取り込んだ水分を長時間維持するにはどうしたら良いのでしょうか。その方法のひとつが「グリセリンローディング」です。グリセリンローディングは、グリセリンを水に溶かしたグリセリン水を摂取することで、体内に長時間水分を保持する水分補給方法のことで、運動時の脱水を防いで運動パフォーマンスをキープすることができるとされています。グリセリンローディングができる飲み物としては、「+α WATER(アルファウォーター)」がおすすめです。

脱水はそのまま放置すると、命に関わることもあるため、脱水の症状が現れた時には早めに対処することが大切です。スポーツを楽しむ時や、気温と湿度の高い夏場などには、上記の内容を参考にして、自分にあった水分補給の飲み物を準備しておきましょう。また春夏秋冬通してスポーツする際は定期的に水分補給するタイミングを決めてこまめに摂取するようにしましょう。