Archive for 1月, 2019

運動時に効率良く水分補給を行うための量とタイミング

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運動時に欠かせない水分補給ですが、どのくらいの量をどういったタイミングで摂取すれば良いのかご存知ですか? 水分は補給しすぎても不足しても体に負担がかかってしまいます。今回は、運動時に効率良く水分補給を行うための、適切な量とタイミングについて詳しく解説していきます。

運動時に水分補給を怠ってしまうと……

ジョギングや筋トレ、テニス、サイクリングなどのスポーツを楽しんでいると、ついつい夢中になって水分補給を後回しにしてしまいがちです。特にマラソンなどのタイムを計測するようなスポーツの場合には、水分補給をする時間が惜しく感じてしまうこともありますが、運動時の水分補給を怠ると、さまざまなリスクが生じることもあるため注意しなくてはいけません。

運動効率の低下

運動時には体内の水分が汗となって排出されますが、私たちの体を流れている血液の中からも水分は失われていくため、水分補給を怠り続けると血液の粘度が高くなっていきます。血液は体の隅々まで巡ることによって脳や体全体の細胞に酸素や栄養を届けるという大切な役割を担っていて、血液の粘度が増すことで血液循環が悪くなると、その働きも鈍くなってしまうのです。その結果、体の反応が鈍くなってしまい、運動効率が低下してしまうこともあります。

熱中症

気温や湿度が高い時期の運動で、特に注意しなくてはいけないのが熱中症です。夏場の炎天下で激しい運動をすると、多い時で数リットルもの水分が体内から失われることもあります。体内の水分はわずか5%が失われただけでもひどい喉の乾きを覚え、熱中症の症状が現れることも。人の体は暑さに慣れてくると発汗量が増えるため、いつも以上にこまめな水分補給が必要になります。

脱水症状

暑くて汗をかきやすい時期にサッカーや野球、テニスなどの激しい運動を行うと、体内の水分が急激に失われることがあります。その状況で水分補給を怠ると、水分と一緒にナトリウムやマグネシウム、カリウム、カルシウムといったミネラルも失われるため、体内の電解質のバランスが崩れてしまい、脱水症状を引き起こしてしまうリスクが高くなります。

水の飲み過ぎも逆効果

運動時の水分補給は、熱中症や脱水症状を防ぐためにも欠かせないものです。ただし、汗をたくさんかいたからといって一度にたくさんの水を飲みすぎると、内臓に負担がかかってしまうため注意が必要です。特に、冷えた飲み物や硬度の高すぎる水は消化器官への負担が大きく、お腹を壊してしまったり、かえって疲労感が増してしまったりすることがあります。

また、運動などで汗をかいたときには、水分と一緒にナトリウム(塩分)も体内から排出されているため、水分補給時には水分だけでなく塩分も補う必要があります。ところが、塩分を含まない水を大量に摂取してしまうと、血液中の塩分濃度が低下してしまい、「水中毒(低ナトリウム血症)」に陥ってしまうことも。ひどい場合には嘔吐や意識障害、呼吸困難などの症状が現れ、場合によっては死に至るケースもあります。

運動時に行う水分補給の量とタイミング

運動時にはいつも以上に多くの水分が体内から失われるため、熱中症や脱水症状、運動パフォーマンスの低下によるケガなどを防ぐためにも、水分補給をしっかり行うことが大切です。
では、実際にどれくらいの量をどのようなタイミングで摂取したら良いのでしょうか。運動時に行う水分補給のポイントを詳しく見ていきましょう。

運動を始める前

運動を始める30分前までに500ml程度の水分補給を済ませましょう。

運動中

喉が渇いたと感じたときには、すでに脱水が始まっています。運動中の水分補給は、喉が渇く前、20〜30分ごとに200ml程度を飲むのが理想的です。定期的に給水するよう心掛けうようにしましょう。

運動後

運動前に体重を計ったおき、運動後には「その運動によって減った体重分」の量を目安に水分を摂取しましょう。

どのような水分を取ると良いのか

運動時の適切な水分補給は、熱中症や脱水症状を防ぐだけでなく、運動パフォーマンスを維持して、運動後の疲労回復を早める効果があるとされています。反対に誤った方法で水分補給を行うと、かえって体に負担をかけてしまうこともあるため、摂取するタイミングや量を意識するだけでなく、どのような水分を摂取すると良いのかも理解しておくことが大切です。

では、実際に運動時にはどのような水分を摂取するのが理想的なのでしょうか。運動時には体内の水分や塩分(ナトリウム)が汗となって排出されます。そのため、水分補給時には水分だけでなく塩分も一緒にとる必要があります。その際、糖分も併せて摂取することによって、腸管への吸収を促進してくれるため、より効率的に失った水分を補うことができます。

また、運動時の脱水を防いで運動パフォーマンスを維持するためには、体内に長時間水分を保持する「グリセリンローディング」と呼ばれる水分補給を行うこともおすすめです。グリセリンを水に溶かしたグリセリン水「+α WATER」などを摂取することで、市販のイオン飲料や経口補水液よりも効果的に水分を維持することができます。

運動に集中しているとついつい水分補給を怠りがちですが、自分が思っている以上の水分が失われている可能性があります。上記の内容を参考にして、タイミング良く効率的に水分補給を行いましょう。

水分補給の効果とは?体内における水の役割に迫る

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私たちの体の大部分は水分でできていますが、普段忙しく働いている方のなかには、水分補給を後回しにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。水分は私たちが生きていく上で欠かせない大切なもので、不足すると健康にも悪い影響を及ぼしてしまいます。というわけで今回は、体内における水の役割を紹介しながら、水分補給の効果をしっかりと勉強していきましょう。

水分の役割

人の体は水分、タンパク質、炭水化物などで構成されていますが、その中でも最も多いのが水分です。年齢や性別によってもその量は異なり、成人男性では実に体の約60%を水分が占めています。
では、私たちの体の大部分を占める水分は、体内でどのような役割を担っているのでしょうか。水分補給をすることによってどのような効果があるのか詳しく見ていきましょう。

酸素と栄養素を運ぶ役割

私たちの体内にある水分は、全体の約3分の2が細胞の内側にある「細胞内液」に、残りの約3分の1が細胞の外側にある「細胞外液」に存在していて、私たちが生きて行く上で不可欠な栄養素や排出すべき老廃物は、この細胞内液と細胞外液を行き来しています。そして、細胞外液である血液は、酸素や栄養素、ホルモンなどを体の隅々まで運ぶという生命維持に欠かせない重要な働きを担っているのです。

体温調節をする役割

体内の水分は体温調節をするという大切な役割も。例えば、汗となって皮膚の表面に排出された水分は、蒸発する際の気化熱によって皮膚表面の温度を下げています。体温調節は生命維持に欠かせない重要な機能で、運動時や暑い時、発熱時などに汗をかくのは、体温の上昇を防ぐためです。

老廃物を外に出す役割

体内の水分は血液循環によって体中を周り、その途中で腎臓を通過することで老廃物が濾過されています。腎臓には、血中の老廃物を取り除き、水分と共に尿として体外へ排出させる働きがあります。

必要な水分の量

私たちの体にとって水はなくてはならないもので、体内の水分が5%失われると脱水症状や熱中症などの症状が現れ、20%失われると命の危険にさらされます。体内の水分は汗をかいた時だけ失われるというわけではなく、普通に生活をしているだけでも排尿や排便、呼吸などによって1日あたり2.5リットルの水分が失われています。

体のなかで作られる水分は1日あたり0.3リットル、食事から摂取する水分は1日1リットル程度ですので、残りの1.2リットルはこまめに水を飲むなどの水分補給によって摂取する必要があるわけです。

では、実際に水分補給をする場合、どのようなタイミングで行うのが良いのでしょうか。詳しく見て行きましょう。

喉が乾く前

喉が渇いた時にはすでに体内から2%程度の水分が失われています。脱水状態が始まると、人はのどの乾きを感じにくくなってしまうため、症状がひどくなってしまうことも。特にマラソンやウォーキングなど長時間の運動をする場合には、喉の乾きを感じる前にこまめな水分補給を行いましょう。

入浴前後

入浴時には汗によって大量の水分が体内から失われます。入浴後はもちろん、お風呂に入る前にあらかじめ水分補給をしておくのがおすすめです。

起床時

自分では気がつかなくても、私たちは睡眠中にも呼吸や汗によって水分を消費しています。睡眠中に失った水分をしっかりと取り戻すためにも、起床時には水分補給をしましょう。

飲酒時

アルコールを飲んでいると、お腹がたぷついて体内に水分がたくさんあるように思いがちですが、実際には、飲酒をするとアルコールの利尿作用によって、飲んだ以上に排出されてしまいます。アルコールを飲んだ際には、利尿作用のないミネラルウォーターなどを飲むようにしましょう。

運動時は特に水分補給をこまめに行おう!

私たちの体は普通に生活をしているだけでも水分を失っていますが、運動時には汗などによってより多くの水分が体外に排出されてしまいます。そのため、運動をするときにはいつも以上にこまめな水分補給を意識しなくてはいけません。

ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、喉が渇いてからでは遅すぎるということです。喉の乾きを感じるということは体内の水分のうちすでに2%が失われた状態になります。そのまま水分補給をせずに運動を続けてしまうと、意識がぼんやりしたり、筋肉が痙攣し始めたりとさらに深刻な症状が現れることも。

では、実際に運動をするときにはどのタイミングで水分補給をしたら良いのでしょうか。

まず、運動を始める30分前に約500mlなど、ある程度まとまった量の水分を摂取しましょう。
運動中は20〜30分ごとに約200mlの水分を摂取します。運動時間が1時間以上になる場合には、薄めのスポーツドリンクなどもおすすめです。
そして運動前に体重を測っておき、運動をした後に減った体重分の水分を摂取するのも良いでしょう。

自分が日々どのくらいの水分を摂取しているのかは、意識しなければなかなか分からないものです。体内の水分というのは暑い日だけでなく、気温の低い冬場であっても失われていきますので、上記の内容を参考にしたうえで日頃からこまめに水分補給することを心がけましょう。

使い捨てカイロの効果的な貼る場所

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寒い朝、家を出る前に体を冷やさないようにと、使い捨てカイロを貼ることがありますよね。しかし、ただ背中とか、腰とか、なんとなく貼っていませんか?体を温めるツボの場所以外にも、体にいいと言われている風邪のひき始めにいいツボ、腰痛にいいツボなど貼るポイントの場所があるのです。
一枚のカイロを効果的に使って、自分の弱いところに効くツボと共に体を温めてみてはいかがでしょうか?

カイロの効果的な貼り方の意味

寒い冬によく見かける風景で、ポケットにカイロを入れて、寒いと思った時に両手にカイロをにぎっていたり、足が冷える場合には、貼るカイロを靴の底に入れていたりするのを見かけますが、温まっているようでなかなか体は温まってきません。手足が冷えるのは、内臓が冷えている合図なのです。体が寒いと感じると、脳は大事な体の中の内蔵を温めるために血液が内臓に送ります。しかし指先や足先を温めても内蔵は冷えたままなので、結果手足も冷えるのです。内蔵が温まってはじめて手足も暖かくなります。
例えばお風呂の水が温められると循環して、温かいお湯が冷たい方に流れていくことで、お風呂のお湯が全体に温まる原理と同じで、内蔵が温まり、温まった血液が体を循環することで、指先や足先が暖かくなってくるのです。

風邪のひき始めにいい場所

ゾクゾクしてきて「風邪かな?」と思ったらまず「風門」というツボを温めましょう。
風門という名の通り、風が侵入する門と考えられています。風邪をひきはじめに効果的です。風門を温めることにより、寒さに弱くなった免疫機能を回復させ、カイロの熱で血行を良くし、温かい血液を全身に流すことができるのです。
さらに風門がある肩甲骨から首の付け根までにかけて温めることで、動脈の血管が温まり、自律神経を整えることもできます。また、肩こりにも効果があります。
風門→首を曲げた時に出っ張るところから指2本下の左右4センチくらいのところです

腰痛が和らぐ場所

腰痛にいいツボは「腎兪」というツボです。
腎をつかさどるツボである腎兪は足腰や様々な臓器の諸症状を改善するツボとしてよく使用されるツボなのです。内臓機能を高めてくれるツボでもあります。この部分にカイロを貼れば、ツボを中心に腰全体を温めることができます。合わせて少し大きめなカイロを使って、その少し下の仙骨の部分にも温めることで、下半身への血行が促進され下半身の冷えにも効果的だと言われています。
腎兪→背中のウエストのくびれたところの中心から指2本分外側あたりです。

カイロの効果的な使い方はたくさんあるので、上記のようないろいろな効果のある場所に貼ってみて試してみるのも
いいと思います。しかしカイロで温める際には低温やけどには十分注意しましょう。合わせて直に温めるのは止めましょう。
特に寝る時にカイロを貼っていると気付かないうちに低温やけどを起こしてしまうケースが多いので注意が必要です。さらに、頭部、心臓の上、脇の下には貼らないように注意してください。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。

乾燥からくる冬の頭皮トラブルの解消方法

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一年の中で一番抜け毛が気になる季節が、秋から冬にかけてです。
その理由は、紫外線や、汗など、頭皮にとって過酷な夏の頭皮の疲労と、冬の乾燥によるトラブルなどです。
毎日のシャンプーの仕方やほんの少しのケアで抜け毛を予防し、元気な髪を育てることができます。

ゴシゴシシャンプーをやめて正しいシャンプーの仕方を

「ゴシゴシ」「ガシガシ」
なんとなくしっかり洗っている感じがすると思いますが、これがかなり間違っています。
この順番でシャンプーをしてみましょう。

シャンプーに入る前に

1・首をゆっくり横に倒したり前に倒したりしながら、軽くストレッチ(頭皮に血行を良くするためにも、簡単なストレッチをしたほうがいいです)
2・あまり熱すぎないお湯(38度〜40度まで)で、全体をよく流す(70〜80%の汚れはこの予洗いで取れると言われているので、しっかり流す)

シャンプーの仕方

1・シャンプー剤を手に取ったら、全体に軽く泡を行き渡らせる(ここは力入れないように)ここからが大事!指の動かし方は、「モミモミ」で。
2・両耳を両手で覆うようにして、まずは耳の周りから頭頂部に向かって、指を動かす
3・耳の周りが終わったら、頭の後ろの方をまた中心に向かって指を動かす
4・おでこの上の方をゆっくりマッサージするように動かす
5・頭頂部に指を大きく置き、前後に動かすようにする
6・頭全体をゆったりマッサージして流す

マッサージが語源であるシャンプーだからこそ、汚れを落とすイメージから優しくマッサージするイメージを持つことが大切です。
ご自身の頭を触ってみてください。
頭のてっぺんに行くほど、頭は硬くなっていることが多いです。育毛の大事なことは、まずは血行です。硬い=血行が少し悪いと言えます。
頭の上にシャンプー剤のついた手を置いて、いきなりガシガシゴシゴシ洗い始めると言うことは、血行の悪い頭皮にいきなり刺激を与えるということです。
血行が良くない所に、ゴシゴシガシガシ行ったら、育毛どころか脱毛原因に。まずは頭につながる首をストレッチすることで、血行を促すことができます。そして、首からつながる耳の周りから、皮膚を動かすようにシャンプーすることで、更に頭の血行を促すことができるというわけです。

○頭皮を乾燥から防ぐために

冬の頭皮の乾燥トラブルは
◎フケ
◎かゆみ
が挙げられます。

フケに関してはタイプが2つあり、

・パラパラ細かいフケ(乾燥が原因)解消方法→

シャンプー剤の見直し

洗いすぎのために、より皮膚が乾燥してフケが出る場合があります。刺激が少ないシャンプーを選んで、皮脂の取り過ぎに気をつける。

ぬるめのお湯で洗う

熱いお湯は、皮脂を取りすぎる傾向があるので、ぬるめで洗う

・かたまりが大きいフケ(脂漏性湿疹など、皮膚炎の場合が多い)解消方法→

これに関しては、皮膚科などの専門医に行くことをお勧めします。40代以上の男性に多かったのですが、最近は女性の後頭部などにもある場合があります。

かゆみに関しては

・乾燥によるかゆみ(傷や湿疹など無い場合)解消方法→

シャンプー剤の見直しをして、皮脂を取りすぎ無いように気をつける

冬の乾燥は、頭皮の育毛環境にとっては非常に良くないので、シャンプーの仕方と、もしもトラブルが起きているのなら早めに解消して、健やかな頭皮環境を整えていきましょう。

この記事を書いたライター
近藤 澄代 美容師 / Best Performance サポーター
渋谷にある美容室TRUEとTRUEsouthの2店舗マネージャー。 テレビ、ライブ、広告、雑誌等でヘアメイクとしても活動。 オーガニックシャンプーやまつ毛美容液の開発プロデュースをして、髪の事、皮膚の事、メイクの事、研究しています。 メンダル心理カウンセラーの資格もあり、心についても勉強中です。