仕事で疲れた一日の終わりは、暖かいお風呂に入って「はぁ〜〜〜」っと、湯船でゆっくり癒したい!と思いますよね。
そのお風呂、どのように入っていますか?
「熱〜〜いお湯に浸かるのが好き」
「本を読んだり、ドラマを見たりしながらゆっくり長く浸かりたい」
という方や
「湯船には浸からず、シャワーだけすませます」
という方もいらっしゃると思います。
でもちょっと待った!
これらのお風呂の入り方は、実は肌の乾燥トラブルの元なんです。
最近は、女性だけでなく男性や子供にまで乾燥肌等の肌トラブルを抱えている方が凄く多いです。
これらの原因の一つは洗い過ぎという肌の状態を作ってしまっていることです。
肌には元々、自分の肌を守る肌バリアーが存在します。
それは皮脂膜というものです。
皮脂膜とは、肌にある皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗が混ざり合ったもので、天然の肌クリームと言われています。
この天然の肌クリームの皮脂膜があるおかげで、肌は外部刺激から守られています。
これが自然に備わっている大事な肌バリアーです。
しかし、お風呂の入り方によってはこの天然の肌クリームを取りすぎてしまうことがあります。
取りすぎてしまうと乾燥から肌を守ることができず、かゆみや痛みとなって肌トラブルを起こしてしまいます。
また、このかゆみを放っておくことで、どんどん酷い肌トラブルにつながってしまうことがあるので注意が必要です。
酷い肌トラブルを未然に防ぐためには、乾燥し始めた「今の季節に何をするか?」とても大切です。
天然の肌クリームを取り過ぎない入浴法
- 熱いお風呂は避ける
- 長湯は避ける
- シャワーだけで済ませる場合は、長い時間は避ける
この3点は、肌の守る皮脂膜だけでなく、肌の保湿成分を取り過ぎてしまわないためです。
- 体を洗うときは、ゴシゴシ洗わない
- タオルで拭くときも、ゴシゴシ拭かない
この2点は、肌の刺激を抑えるためです。
さらにお風呂から出て汗が出ている時は、
- 一気に冷ますためにエアコンに当たったり、風に当たったりしない。
じわっと出てきた汗と皮脂をタオルで抑える程度にすることで、これが肌バリアーとなって肌を守ってくれるものになります。
どうしても「疲れを取りたいからゆっくりお風呂に浸かりたい。」という方には、是非使っていただきたいものあります。
それは「ホホバオイル」です。
ホホバオイルは、植物性のオイルの中で唯一、皮脂膜に似た成分なのです。
お風呂上りなどにホホバオイルを塗ることで乾燥から肌を守ることができます。
5分以上お風呂に浸かった時は、タオルで軽く体を拭いたら、すぐにホホバオイルを体全体に優しく伸ばすように塗るのがおすすめです。
特に肌トラブルにお悩みの方は、今からお風呂の入り方を見直してみてはいかがでしょうか?
- 近藤 澄代 ヘアー&メイク:美容師 / メンタルケア心理カウンセラー / Best Performance サポーター
- 多くの有名アーティスト・タレントのヘア&メイクを担当。髪の事、皮膚の事、メイクの事を常に研究し、オリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー、化粧水、頭皮美容液、まつ毛美容液、開発プロデュースもてがけている。YouTubeチャンネル「50のみかた」では、40代・50代の皆さんに役立つおしゃれ情報を発信中!是非ご覧ください。