さらに詳しい男性型脱毛の要因が
ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる、男性ホルモン・テストステロンと5αリダクターゼ(還元酵素)が結合してできた悪玉脱毛ホルモンが大いに影響しています。
- 男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、還元酵素「5αリダクターゼ」によって、悪玉脱毛ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変換されます。
- DHTが毛乳頭にある受容体と結合し、髪の成長を抑制します。
- DHTの影響で髪の毛の成長周期が短くなり、毛が十分に成長する前に抜けてしまいます。
どんな服用薬があるの?
■フィナステリド
フィナステリドは、5αリダクターゼの働きを阻害する薬です。フィナステリドはAGAの原因であるジヒドロテストステロンの産生を抑制するため、服用することでAGAの進行を抑えることができます。継続して内服すると発毛を感じる方もいます。AGAの進行度合いや年齢によって効果を実感するまでの期間は異なります。
■ミノキシジル
ミノキシジルは、もともと血圧降下薬として開発された薬です。副作用として多毛の症状がみられたことから、AGA治療薬として転用されました。効果を実感するためには6カ月~1年間ほどの投与が望ましく、途中で投与を中止すると数カ月で効果は失われます。国内外問わず、ミノキシジルはフィナステリドやデュタステリドと併用して治療に使われることが少なくありません。なお、薬局で販売されるミノキシジルは、外用薬のみ認可されています。
メソテラピーってなに?
メソセラピーとは、手術ではなく注射やレーザーなどで、頭の治療部位に直接有効成分を注射器などで注入する治療のことをいいます。メソセラピー治療は今多くの治療に行われています。痛みを伴うため、痛みを軽減する方法もいくつかでてきています。
グリーンピール・ヘアグロウ
グリーンピール・ヘアグロウと言って、100%オーガニックハーブを使い、頭皮に塗布していく方法です。オーガニックでありますが、薬草の成分の中にある服用薬と同等成分があります。ターンオーバーを正常化にしていくことで、健やかな髪を成長させていきます。
髪問題は男性にとって本当に深刻なことが多く、ネット上で一生懸命情報を集めている方もすくなくありません。
自分に合っていない方法や商品を選んで、かえってフケが増えたり、頭皮の発赤原因になってしまうこともありますので気を付けてください。
それぞれにメリット、デメリットが
気になるデメリットとしては、
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- 服用薬が合わない場合→副作用が起こることがある
- メソテラピー→痛みが伴う・施術料金が高額
- オーガニック→まだ新しいため情報が少ない
といったところです。
自分に合ったものをすぐに自分で決めるのではなく、各専門家に実際に相談してみる事がおすすめです。
薄毛はもう治らないという常識から、治る可能性があるという今の現状を踏まえて、専門家に相談しながら試してみてください。
- 近藤 澄代 ヘアー&メイク:美容師 / メンタルケア心理カウンセラー / Best Performance サポーター
- 数多くの有名アーティスト・タレントのヘア&メイクを担当。髪の事、皮膚の事、メイクの事を常に研究し、オリジナルのオーガニックシャンプーやコンディショナー、化粧水、頭皮美容液、まつ毛美容液などの開発プロデュースもてがけている。2022年奥渋のパワースポットと呼ばれるHair Salon SumikaをOPEN
https://sumikahairmake.com/