Archive for 5月, 2015

健康に良い飲み物! 健康志向のあなたに

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炭酸飲料や甘いジュースなどをたくさん飲むのは、健康にもダイエットにも良くない、というのは広く知られていることです。では、どのような飲み物が美容や健康に良いのでしょうか? ここでは、数あるドリンクの中から、サジージュース、紅茶、ココア、豆乳の4つをピックアップして紹介しましょう。

体に良い飲み物~サジージュース~

数あるジュースの中でも栄養価が高くおすすめなのが、サジージュースです。ユーラシア原産のサジーは、高山や砂漠、温度差の激しい地域でもたくましく育つ強い植物です。日本ではまだ認知度が低いですが、その栄養価の高さからスーパーフルーツとも言われています。サジーは小豆くらいの果実で、小さな実の中には200種類もの栄養素が含まれているそうです。
そんなサジーの果実を使ったサジージュースの効果の一つは、高い抗酸化作用です。抗酸化作用の高いフルーツはほかにもありますが、サジージュースは特に高いと言われています。
ビタミンやミネラルが豊富なサジーは、美肌効果を始め、エイジングケアにも効果が期待できるとされている飲み物です。また、アミノ酸を含んでいるために、疲労回復の働きがあるほか、プルーンの37.5倍もの鉄分を含み、貧血予防の効果も期待されています。

体に良い飲み物~紅茶系~

お茶の中でもたくさんの人が好んで飲む紅茶は、私たちの体に良い影響をもたらす飲み物です。紅茶には、カルシウムやカリウム、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンやミネラルが含まれており、美容効果が高いと言われています。紅茶に含まれるカフェインには、疲労回復やストレスの緩和といった作用もあり、また香りによるリラックス効果も期待できるでしょう。紅茶カテキンには、抗酸化作用のほか、脂肪を減少させる作用もあり、ダイエットにもおすすめです。紅茶の中でも代表的なのが、次の種類のものとなります。

アールグレイ……アールグレイとは産地の名前ではなく、主に渋みの少ない茶葉にベルガモットの香りをブレンドした紅茶。柑橘系の香りが特徴です。

ダージリン……インドが産地のダージリンは、マスカット・フレーバーとも言われる、香り高い紅茶です。

アッサム……産地は北東インド。濃厚でコクのある味わいが特徴です。ミルクティーとしての飲み方も好まれています。

体に良い飲み物~ココア~

疲れたときに飲むとホッとするココアは、甘くて飲みやすいため大人だけでなく子供の間でも人気があります。そのココアの原料は、カカオ豆です。粉末状のものを熱湯やミルクなどで溶かして飲むココアは、抗酸化作用の高いポリフェノールが含まれており、美肌や血管の老化予防を促してくれます。
そのほか、テオブロミンという成分によるリラックス効果、食物繊維の一つであるリグニンの作用で、便の出の改善効果も期待できると言われています。さらに、近年では冷え症の改善にも役立つことが証明されています。

体に良い飲み物~豆乳~

乳製品の中でも、美肌効果が高いことから女性の人気が高い豆乳。豆乳は、大豆を原料として作られており、水に浸して膨張させた大豆を細かく砕いてすりつぶし、火にかけてざるで濾して、オカラなどの繊維質を取り除くことで作られます。豆乳をより飲みやすくした調整豆乳もあり、こちらは、米油や糖類、食塩、乳酸カルシウム、乳化剤などを加えたものです。
大豆イソフラボンが豊富に含まれている豆乳は、美肌効果を始め、バストアップといった効果も期待できます。低カロリーな上にタンパク質が豊富で、ダイエットにもおすすめだと言われています。

このように、美肌や疲労回復、ストレス解消などを促してくれる飲み物にはさまざまなものがあります。無理な断食や過酷な運動などをするよりも、手軽に食事に取り入れられるのが嬉しいところでしょう。健康を意識している方は、こうした飲み物を日常生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?

プロテインを飲めば子供の身長が伸びるのは間違い!?

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20150525

子供の身長を伸ばすために、両親がプロテインを飲ませている……。そんな話を耳にすることがありますよね。某有名私立高校の野球部では「寝ている子供を夜中に起こしてプロテインを飲ませている」なんて驚きのお電話を頂いたこともありました。子供の身長を伸ばすにはプロテインが効くというのは、本当なのでしょうか? ここでは、プロテインの効果や、子どもが飲むことへの影響などを説明します。

プロテインの基礎知識

プロテインは、牛乳や卵、大豆などの食品を原料として作られるたんぱく質です。たんぱく質は人間の筋肉、内臓、皮膚、爪、毛といった重要な組織を作る材料となる栄養素。つまり、私たちの体に必要不可欠な栄養素です。
プロテインに含まれるたんぱく質は、基本的に消化吸収しやすく調整されているために胃腸への負担が少なく、効率的に栄養を取り込むことが可能だと言われています。そのため、損傷した筋肉の修復や、筋肉量の増加を目的として使うアスリートはもちろん、健康を気遣う人やダイエット中の女性にまで、プロテインは幅広く支持されています。
しかし、プロテインはあくまで普段の食事では補えないたんぱく質を補う“補助食品”です。たんぱく質を含む肉や魚を食べただけでは背が伸びないのと同じで、プロテインを飲んだからといって、身長が伸びるわけではありません。

動物性? 植物性? たんぱく質の違い

たんぱく質には、肉、魚、卵、牛乳などに含まれる「動物性たんぱく質」と、大豆、豆、野菜などに含まれる「植物性たんぱく質」があります。どちらも人間の体に必要なたんぱく質ですが、その性質には少し違いがあります。
「動物性たんぱく質」は、吸収が早く筋肉を作るのに働きやすいたんぱく質です。速筋(瞬発性に優れた筋肉)を付けたい人や、激しい運動をするアスリートに適しています。ただし、脂肪やコレステロールも含まれるので、運動せず大量に摂取すると肥満にも繋がります。プロテインで摂る場合は、牛乳を原材料とする「カゼインプロテイン」や「ホエイプロテイン」を選んでみてはいかがでしょうか。
「植物性たんぱく質」は、遅筋(持久力に優れた筋肉)の維持を目的とする人に適したたんぱく質です。筋肉自体は付きにくいですが、脂肪になりにくいのが特徴。コレステロールを含まず脂肪分も少ないので、成人病予防やダイエットへの効果が期待できます。
どちらにも共通して言えることは摂取したタンパク質を体内できちんと代謝するにはビタミンB6をはじめとするビタミンB群やミネラル類も必要だということです。タンパク質だけ多く摂取しても無駄になってしまいます。

子供の成長にプロテインは必要か?

前述のとおり、たんぱく質は人間の体のさまざまな組織を作る、大切な栄養素です。厚生労働省の報告書「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」によると、一般的な生活を送る成人の場合、1日の必要摂取量の目安は0.65g/kg 体重/日だと言われています。これを理想的な摂取量とした場合、成長期である1~17歳の小児はさらに多くなり、必要摂取量の目安は0.67g/kg 体重/日と言われているのです。
例えば、体重が49㎏の12歳男子の場合、理想的なたんぱく質摂取量は57gほど。もし、これだけの量を肉や魚などの食事から摂ろうとすれば、脂肪や糖といった余計な栄養分も一緒に摂ることになってしまいます。成長期の子供に十分なたんぱく質を、1日3食の食事だけで賄うのは大変なことなのかもしれません。
しかし基本は一日三度の食事で補うことなので食事を作る際には、どう調理すれば余分な脂肪や糖を減らせるか愛情込めて工夫してあげましょう!

プロテインを飲む時に注意すること

プロテインはただのたんぱく質であるため、薬のような副作用の心配はありません。しかし、飲みすぎると体に悪影響を及ぼすこともあります。その1つが「肥満」です。タンパク質を過剰摂取すると、吸収されずに残ったタンパク質が脂肪に変化。それが体内にため込まれ、太ってしまいます。
また、余分なたんぱく質は肝臓で分解された後、腎臓で濾過され尿として体外に排出されます。つまり、たんぱく質の摂りすぎは、肝臓や腎臓にも負担をかけるのです。
プロテインはあくまで“補助食品”のひとつ。定められた摂取量を上回ることのないよう活用しましょう。

「体を大きくするにはプロテインが役立つ」。それは間違いではありませんが、ただプロテインを飲むだけでは、子供の体は成長しないのです。プロテイン重視の考え方は、肥満をはじめさまざまなリスクを招きかねません。バランスの良い食事と適度な運動、そして心身の健康があって、初めてプロテインはその効果を最大限に発揮するのです。ただプロテインを摂取するのではなく、栄養バランスの良い食事を摂り、気持ちの良い汗をかく運動をするようにしましょう。

ダイエット後の体型を維持するためにはどうすればいいの?

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せっかくダイエットに成功したのに、油断していたら体重がダイエット前、またはそれ以上に増えていた……という経験はありませんか? ダイエッター泣かせのこの現象は、「リバウンド」と呼ばれています。では、リバウンドを防ぎ、体型維持をするためには、どのような方法があるのでしょうか?

リバウンドのしくみ

日本人のダイエット経験者の中でも、多くの人が体験するというリバウンド。これは、食事制限ダイエットを行い、体重が減りにくい「停滞期」にダイエットを止めた人によく起こる現象です。
食事制限によって摂取カロリーが少ない状態が続くと、私たちの体にある生命維持機能「ホメオスタシス」が働き、エネルギー消費量(代謝量)を減少させて体を維持しようとします。そのため、私たちの体は体重が減らない状態=停滞期に突入します。ここでダイエットを中断し、食事量をダイエット前に戻しても、ホメオスタシスの機能はしばらく継続したまま。エネルギー消費量が減少した状態で摂取カロリーだけが増えるため、消費されないカロリーが余分な脂肪となって、体に蓄積されることになります。これがリバウンドの仕組みです。

食生活を見直してリバウンドを防ごう

前段の通り、リバウンドの原因は食事制限にありました。つまり、リバウンドを防ぐためには、無理のない食生活を送ることが大切なのです。
ポイントは、必要最低限な摂取カロリーの目安である、「基礎代謝量」を上回る食事をとること。一般的に、これを下回るとリバウンドしやすいと言われています。基礎代謝量の計算式は以下の通りです。インターネットなどでは、年齢、身長、体重を入れると自動的に計算してくれるツールもあるので、ぜひ活用してみましょう。ちなみに、国立健康・栄養研究所が使用している推定式は以下の通りです。

・男性
基礎代謝量
={(0.1238+(0.0481×体重kg)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-0.5473×1)}×1000/4.186

・女性
基礎代謝量
={(0.1238+(0.0481×体重kg)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-0.5473×2)}×1000/4.186

筋力を鍛えてリバウンドを防ごう

食事制限ダイエットによって、生命維持機能「ホメオスタシス」が働くと、私たちの体は消費エネルギーを減らすために、筋肉を減少させる傾向があるようです。基礎代謝のエネルギー消費量が多いと言われている筋肉を減らすと、エネルギーの節約になるからです。しかし、筋肉が減ってしまえば当然代謝が悪くなり、体は脂肪を溜めやすくなります。
そこでおすすめしたいのが、週に1~2回の筋力トレーニングです。自分の体重を使って行うスクワット、腕立て伏せ、上体起こし(腹筋)や、ダンベルを使う運動であれば、自宅でも簡単に行うことができます。筋肉が1kg増えれば、1日の基礎代謝が約13kcalアップすると言われています。まず筋力を鍛え、太りにくい体を作ることから始めてみましょう。

無理をなくしてリバウンドにさよなら!

ダイエッターの中には、ダイエットによるストレスから過食に走り、リバウンドしてしまう人もいます。好きな食べ物を控え、無理な食事抜きをしてスリムなボディになったけれど、心は悲鳴をあげている……これでは本当の美しさを手に入れることはできませんね。
また、1日に何度も体重計に乗り、体重の増減を細かくチェックしている人も多いでしょう。しかし、人間の体重は些細なことで増減します。筋力トレーニングをすれば、筋肉がついて体重が増えることもあるでしょう。体重は1日1回、毎日同じ時間に測ればOK! 大切なのは重さではなく、引き締まった体だということを意識しましょう。

ダイエット後の体型維持は、スリムな自分でいるための難題です。さまざまな方法を試しながら、自分に合ったやり方を見つけて取り入れていきましょう。

子供のスマホ利用について! 影響、危険性はあるの?

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スマートフォン(通称スマホ)は、行きたい場所へ案内してくれたり、知りたいことをすぐに調べられたり、見たい動画をすぐに観ることができたりと、多様な場面で役立つ便利なものです。現在では、大人だけでなく子供のスマホ利用も増えており、友だち同士でコミュニケーションを取る手段としても広く利用されています。ただし、使い過ぎるとさまざまな悪影響が出ることも知っておかなければなりません。スマホを利用することで子供に与える影響には、具体的にどういったものがあるのでしょうか? 下記で詳しく見ていきましょう。

脳や言葉にはどのような悪影響がある?

東北大学の川島隆太教授が行った調査で、子供の学力を統計した際、スマホを使う時間が長い子供は、きちんと勉強をしていても、家であまり勉強をしない子供よりも成績が下るという傾向が見られました。原因は、単純にスマホを使う時間が長くなったことにより、勉強時間が減っているせいだと考えられていましたが、意外な原因が明らかになりました。
ゲームをしたりテレビを見たりしている時間に、脳の司令塔と呼ばれる前頭前野が安静時以上に血液が下がり、機能が低下している状態になります。その後すぐに勉強をしても、脳は麻痺状態となっているために勉強したことも理解できず、思考能力も低下することで勉強効率が悪くなると言われています。

睡眠にも大きな影響を与えるスマホ

スマホやタブレットを寝室に持ち込んでいる子供は、そうでない子供に比べて睡眠時間が短いと言われています。その主な原因は、以下の2点です。

・寝る前にLEDディスプレイから発せられるブルーライトを浴びることによって脳が覚醒してしまい、眠りを妨げる
・夜中にメールが届くことで、その音で目が覚めてしまう

夜に充分な睡眠を取れないと、体や脳の成長にとって重要な成長ホルモンの分泌が妨げられてしまいます。また、寝不足によって学校での授業に集中できず、成績に影響が出てしまうことも。子供が寝るときは、できるだけスマホを寝室に持ち込ませないようにしてあげましょう。

スマホが眼に与える影響とは?

文部科学省の調査「平成25年度学校保健統計調査」によると、裸視力1.0未満の児童が平成20年から25年の間に、小学生の中で29.87%から30.52%まで増えていることがわかりました。その原因の一つがスマホではないかと考えられています。スマホによって画面近くばかりを見てしまう習慣が付き、これにより目が疲れやすくなります。また、画面の一点を集中して長時間見ることで筋肉が強張って硬くなり、眼精疲労に繋がる恐れもあるようです。

使い過ぎるとスマホ依存症になる?

スマホばかりを利用していると、何を観るのも、調べるのも全てスマホに頼るようになってしまうことがあります。自分の傍らにスマホがないと落ち着かず、暇さえあればいじってしまうという、スマホ依存症になる危険性が高まるかもしれません。
また、スクリーンばかりを見ていると、家族や友だちとのコミュニケーションが不足しがちになります。その結果、社会に出ても人と上手くコミュニケーションを取ることができず、会社に馴染めない、精神的に辛くなる子供もいるのです。

子供がスマホをいじる習慣がついてしまうのは、その親がスマホ依存になっていることも少なくありません。親子間でのコミュニケーションとして、今日学校であったことや、普段子供が抱えている悩みを聞いてあげたりすることは、子供の成長において非常に重要なこと。まずは親がスマホを控え、子供と対話をするように心掛けましょう。

現在では、当たり前のように私たちの生活に根付いているスマホですが、子供のうちから手放せずにいることで、さまざまな悪影響を及ぼすことがあります。親は、子供の健やかな成長のためにも、正しい使い方を指導してあげましょう。

コーヒー(カフェイン)が子供の成長に与える影響とは!?

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「子供にコーヒーを飲ませてはいけない」と聞いたことのある人は多いはず。これは、コーヒーに含まれるカフェインが、子供の体に悪影響を及ぼすためだと言われています。では、実際にコーヒーが子供に与える影響にはどんなものがあるのでしょうか? 巷で耳にするさまざまな噂と共に探っていきましょう。

なぜ子供にコーヒーを与えてはいけないの?

一般的に、コーヒーに含まれるカフェインは子供の成長に良くないと言われています。カフェインの効果は、脳の交感神経を刺激して興奮状態にさせることです。興奮状態になると、人は心拍数が速くなったり、眠れなくなったりしやすくなります。
この効果は大人にも同じことが言えますが、体が未成熟な子供はカフェインの影響がより強く出てしまいます。つまり、コーヒーを飲んだ子供は強い興奮状態に陥り、夜になってもぐっすりと眠ることができません。そのため、夜の深い眠りによって分泌される“成長ホルモン”が分泌しづらくなり、成長が妨げられると考えられているのです。

子供がコーヒーを飲めるのは何歳から?

子供の体には個人差があるため、はっきり「○歳になれば必ずコーヒーが飲める」とは言えません。これまで、内閣府の食品安全委員会では、食品から摂取したカフェインが私たちの体に与える影響に関して、評価などを行っていませんでした。
しかし、カフェインを子供や妊婦が過剰に摂取することへの影響を危惧する声が出てきたことから、食品安全委員会は、国際機関や主要国のリスク評価機関が出している評価などを集めて公表をしました。
海外では、カナダやオーストラリアなどの国際機関が、食品に含まれるカフェインを摂取する目安量を出しています。中でも12歳以下の子供に関して、カナダ保健省が目安量を公表した上で、過剰摂取することへの注意喚起を行っています。具体的な目安量は、下記の通りです。

・4~6歳の子供:1日45mg

・7~9歳の子供:1日62.5mg

・10~12歳の子供:1日85mg

ただし、子供によって体重や体の作りが異なりますし、この数値はあくまでも目安のひとつ。子供の体質なども考慮して、無理なくコーヒータイムを楽しみましょう。

コーヒーとNGの組み合わせはコレ!

コーヒーを飲むときに気を付けたいのが、同時に摂取する食べ物です。コーヒーにはポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が含まれています。これは同じくポリフェノールの一種であるタンニンに似た成分で、渋みをもっています。このクロロゲン酸は、鉄分を含む食べ物と一緒に摂取すると、その鉄分を吸着してしまい、体内への吸収を阻害してしまうと言われています。
そのため、鉄分を多く含むプルーン、ひじき、レバー、ほうれん草などと一緒にコーヒーを飲むことは避けたほうが良いでしょう。また同じように、薬やサプリメントとコーヒーを一緒に飲むと、体内からカフェインの排泄が遅れてしまうことがあるようです。
せっかく栄養を摂ってもムダになってしまってはもったいないですよね。コーヒーを飲むときは、食べ物との組み合わせも気を付けるようにしましょう。

コーヒーは便秘や喘息に効く!?

巷では、「便秘や喘息がコーヒーによって改善する」という説と、「逆に悪化する」という説があります。皆さんは、どちらが真実だと思いますか?
まずは、便秘から検証してみましょう。コーヒーには利尿作用があると言われ、飲むと体内の水分が減って腸内の便が固くなることが、便秘の一因とされているようです。ところが一方では、カフェインが腸の収縮を活発化させるため、便秘解消が期待できるとも考えられています。便秘を誘発する成分と解消する成分。両方を備えるコーヒーは、摂取量や飲む人の体質によって、異なる効果を発揮するのかもしれません。
次に喘息の検証です。昔、コーヒーは喘息の予防薬として使われていたと言われています。これは、コーヒーに含まれるカフェインに気管支を広げる働きがあるためだとされています。しかし、現在ではカフェインよりも強力な「テオフィリン」が喘息の治療薬として使われるようになり、カフェインはお役御免となったのです。
カフェインは喘息予防に少なからず効果が期待できると言えます。ですが、すでに治療薬のテオフィリンを服用している人がコーヒーを飲むと、テオフィリン+カフェインによる強い作用が嘔吐や下痢、さらにはけいれんを招くことも……。テオフィリンとカフェインの同時摂取には、くれぐれも注意しましょう。

飲む年齢や食べ合わせ、個人の体質や体調によって、毒にも薬にもなるコーヒー。子供と一緒に楽しむときは、その影響を十分に考慮することが大切ですね。