Archive for 6月, 2015

息切れについて理解を深める! 息切れの4つの要因

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ちょっと動いただけなのに息切れがする、といった症状は、年齢とともに増えるものです。しかし、息切れは老化ばかりが原因ではありません。もしかしたら、危険な病気のサインかもしれないのです。息切れの原因が何かを知り、手遅れにならないうちに対応をしましょう。

貧血が原因で息切れ?

貧血とは、体内の赤血球が減少している状態のことです。赤血球の中にあるヘモグロビンは、酸素を体のさまざまな組織に運ぶ役割を持っているため、これが減少すると体全体が酸欠になり、呼吸困難といった息切れを起こすことがあるのです。
貧血は慢性的なものもありますが、胃潰瘍といった出血を伴う症状に掛かった場合に起こるケースもあります。まずは、その原因を詳しく調べるようにしましょう。

慢性気管支炎・肺気腫(COPD)によるもの

慢性気管支炎とは、空気の通り道である気道が狭くなって障害を起こし、痰や咳といった症状が出るもの。肺気腫は、酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞に、トラブルが生じて起こる症状。この、慢性気管支炎と肺気腫の2つを合わせて「COPD」と呼びますが、これが息切れの原因になることもあります。
そもそも、COPDの大きな原因はタバコだと言われています。喫煙を止めないと症状が悪化し、息切れで苦しい思いをすることもあるため、悪化する前に治療を始めましょう。
なお、この疾患は、受動喫煙で発症することもあり、周りにタバコを吸う人が多い場合は注意が必要になるケースもあるようです。

過換気症候群によるもの

過換気症候群とは、不安や不満、緊張などの精神的ストレスが持続することで、起こる症状です。脳内の呼吸中枢が刺激されて呼吸数が増え、血液中の二酸化炭素が減り、息が苦くなります。さらに、手足や唇のしびれ、動悸、めまい、頻脈(脈が速くなること)、空気を吸い込むことができない、といったさまざまな症状を引き起こします。激しい過呼吸と無呼吸を繰り返し、意識を失ったり、日々発作に苦しんだりすることも見られるようです。

心不全によるもの

心臓の疾患が原因で、息切れを起こすことも少なくありません。例えば心不全の場合、肺の中に大量の液体が溜まった肺水腫という状態になりますが、それが原因で呼吸困難になり、息切れや息苦しさなどを引き起こすことがあるのです。症状が悪化すると、横になったときに息切れがして起き上がると楽になる、という起座呼吸の疾患になることも。咳や痰などが出たら危険な状態ですので、注意しましょう。
また、狭心症や心筋梗塞は急性心不全の原因の一つです。肺がうっ血することで、呼吸困難になり息切れを起こします。そのほか、拡張型心筋症、肥大型心筋症、心臓弁膜症など、さまざまな心疾患によって息切れが起こることがあります。

このように、息切れの原因は、身体的、精神的なさまざまな要因で起こります。頻繁に起こるようであれば、早めに医療機関に行って診察を受けましょう。悪化する前に治療をすることが重要です。

子供のダイエット方法!子供の肥満対策をしよう

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近年、肥満に悩む子供が増加しています。成長期に過剰に体重が増えることは、心身にさまざまな影響を及ぼすため、親がしっかりと予防する必要があります。ここでは、子供の肥満対策についてご紹介します。

子供の肥満における悪影響とは?

子供の肥満は健康に大きく関わると言えます。肥満が進行すると、生活習慣病のリスクが高まる恐れがあり、高血圧、糖尿病などの子供には無縁と思われがちな病気を発症する危険性を秘めているのです。
また、身体が成長途中にあることから、増えすぎた体重を支えきれずに骨折や関節障害を起こすこともあります。そのほかにも、運動能力の低下や学校でのいじめなど、心身を形成する上でさまざまな影響があると言えるでしょう。

子供の肥満の原因について

子供の肥満の原因は、生活習慣の乱れ、運動不足、栄養の偏りなどがあげられます。
消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなってしまうと、当然ながら太ります。間食としてお菓子を多く食べる、カロリーの多い食事をとり続ける、喉が渇いたときに水ではなくジュースを飲んでしまうといった食生活は、肥満の原因となってしまいます。
また、早食いも肥満の原因の一つと考えられています。古くから、「食事のときはゆっくりと噛んで食べること」と言われているように、咀嚼することで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防止する効果が期待できるため、肥満防止につながるとされています。
しかし、同じように生活をしていても、太る子供と太らない子供がいます。これは、親からの遺伝や体質が影響していると考えられています。親自身が肥満傾向にある場合には、子供の食生活により気遣ってあげる必要があるでしょう。

子供の肥満を予防するには?

子供の肥満を予防するためには、生活習慣を見直すことが何より大切です。毎日の食事でカロリーを調整することはもちろん、運動習慣を身に付けさせること、睡眠時間をしっかりと確保することなど、日常生活におけるちょっとした気配りが肥満予防につながります。また、家族みんなが一緒に食事をとることも、肥満を防ぐ一つの方法だとされています。中には、両親に構ってもらえない寂しさから過食に走る子供もおり、両親と一緒に過ごす時間の大切が浮き彫りとなっています。
もちろん、運動を促すことも大切です。子供に「外で遊んできなさい」と声をかけるのではなく、親も一緒に公園に出かけてキャッチボールをするなど、親子の触れ合いのなかで自然と身体を動かすようにすると、運動不足を抵抗なく解消できるでしょう。

子供のダイエット方法についてご紹介

もしも、すでに子供が肥満体形なのであれば、早急にダイエットを始めることをおすすめします。
子供の健康的なダイエット方法は、大人とあまり変わらず、食生活の見直しや運動を中心に行います。特に食事は親がコントロールしやすい部分ですので、栄養バランスの取れた料理を作るように心がけましょう。
食べる時間も重要です。寝る直前の食事は肥満の原因とされています。睡眠中は胃腸の動きが鈍くなるため、食後すぐ寝てしまうと体内の食べ物がうまく消化できないのです。夕飯から睡眠までは3時間程度空けると良いでしょう。
また、早食いを防止するために、話をしながら食事をするというのも予防策の一つ。学校であったことを聞いてみたり、悩みの相談に乗ってあげたりすることで、コミュニケーションを図りながらダイエットをサポートすることができます。

一度肥満になってしまうと、標準体重に戻すまでには時間が必要になります。子供の生活をしっかりと管理し、早い段階から肥満予防に努めましょう。