
「年齢のせいですね」
「軟骨がすり減っていますね」
関節の痛みで、このように言われた経験はありませんか?
確かに軟骨は関節にとって大切な存在です。しかし実は、痛みの原因はそれだけでは説明できないケースも多くあります。
軟骨は痛みを感じにくい
というのも、軟骨にはほとんど神経がありません。
つまり、すり減っていること自体が、そのまま痛みとして感じられているとは限らないのです。
では、どこに痛みの原因があるのでしょうか。
カギは「支える組織」
そこで注目したいのが、関節を支えている「靭帯」や「腱」といった周辺組織です。
関節は骨と骨が接しているだけではなく、靭帯によって正しい位置に保たれ、安定した動きが可能になっています。
テントに例えると分かりやすい
イメージとしてはテントの構造に似ています。
骨がポールだとすれば、靭帯はそれを支えるロープのような存在です。
このロープが緩んだり弱くなったりすると、ポールは不安定になり、一部に負担が集中します。
関節でも同じことが起こり、結果として炎症や痛みにつながっていくのです。
見落とされがちな原因
靭帯や腱は、日常の動作やスポーツ、加齢などによって少しずつダメージを受けやすい部位です。
しかも、この“支える力”の低下は自覚しにくく、気づいたときには関節の違和感や痛みとして現れます。
関節痛は「複合的」に起きる
多くの方が「軟骨=原因」と考えがちですが、実際には、
■ 靭帯
■ 筋肉
■ 関節内の炎症
これらが複雑に関わり合っています。
だからこそ関節のケアは、「補う」だけでなく「支える力を整える」という視点が重要になります。
新しいケアの考え方
では、どうすればいいのでしょうか。
重要なのは、関節の“支える力”に目を向けることです。
そこで私たちが着目したのが、腱や靭帯のコンディションです。
これからの関節ケアとは
関節のケアは、これまでのように「すり減ったものを補う」という考え方だけではなく、
「支える力を整える」こと
これが重要なポイントになります。
なかなか改善しない関節の違和感や不安がある方は、ぜひ一度この視点から見直してみてはいかがでしょうか。